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しばらくお休みをいただきます‥‥その3

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いつも私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
前回は昨年12月でしたか‥‥。お休みをいただくご挨拶も早や3回目となると、どうもありがたみ(?)も薄れてきていけません。ともあれ、またまた少々間を空けなければならない雲行きになってまいりましたので、更新頻度がダダ下がりの後で恐縮ですが、遅まきながらご挨拶に上がった次第です。

桜の時期も過ぎてひと月近く経ちますが、夏を思わせる暑い日が続くと思ったら、今日のようにぐっと冷え込むときもあるなど、気温差がある季節。寒暖の激しさが、加齢のせいかだいぶコタエるようになってきました。どうか皆様も、お身体にお気をつけてお過ごしください。それではまたお目にかかりましょう、失礼いたします。

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タグ : 東京港

4月1日のお花見…5

(『4月1日のお花見…4』のつづき)

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お花見の道々に拾った川景色のまとめです。

日本橋付近で目を引くものといえば、首都高地下化事業の一環で工事が進む、江戸橋ランプの高架。すでに桁は撤去され、橋脚が寂しく孤立していました。

日本橋野村ビルも撤去されて、開けた風景にクレーンが林立するさまを背景にした橋脚‥‥寂寥感とともに、変わりゆく日本橋界隈を象徴しているようでした。

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下流側から日本橋を望んだところ。ランプの高架がなくなり、河畔の建物も撤去されたのでずいぶんと明るくなりましたが、トンネル新設を伴う"世紀の大工事"だけに、向こう十数年ですか、長きに渡ってわさわさと落ち着かない雰囲気が続きますね。

297023.jpg鎌倉橋~神田橋間の南岸、台船や曳船がもやって、護岸上は何やら工事をしているようです。正横にきたとき見てみると、、おや、護岸を切断し凹形に掘り込んで、鋼矢板が打ち込まれていますね。

船着場でも作るのかな、と思ったら、人道橋の工事だったことが判明。「大手町川端緑道の閉鎖範囲を変更します」(マイ広報紙)に、「人道橋等整備工事を行っています」とありました。新しい橋が架かるとは! どんな橋になるのか、楽しみです。

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塗り替え工事中の後楽橋は、ご覧のとおりすっぽりと養生されて、しばし鋼アーチの構造美はお預けの状態に。足場で天地の寸法が増すと、径間の短さが強調され、ここが狭窄部であり、分水路が必要なことを改めて実感。

検索すると、昨年8月に触れた後楽橋補修補強工事概要」に加えて、「お茶の水橋及び後楽橋の補修補強工事に係る変更について」(いずれもPDF)がヒット。「橋の床版構造が竣工図と異なっていたこと」という下りが気になります。

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水道橋を間近に控えたあたりで、水面に大理石模様を描いた花筏が!

直線に近い河道とはいえ、河水は単純に流れ下っているのでなく、岸沿いの反流や河底の形からくる淀みがあり、表情があることを感じさせる一幕。花筏は美しいだけでなく、普段は目にできない水の挙動を見せてくれる、貴重な立役者なのでした。
撮影地点のMapion地図

(令和5年4月1日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 日本橋川神田川高架下水路

4月1日のお花見…4

(『4月1日のお花見…3』のつづき)

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297017.jpg平久川との変則十字流に出ると、三方をボリュームたっぷりの桜に囲まれて、ゴージャスな気分になれることこの上なし。

正面に建つデイナイスホテル東京、満開の時季に最上階から眺めたら素敵だろうなあ‥‥と毎回同じことを思ってもう幾星霜。枝の下くぐりファイナルを決めてから、右折して平久川を下ります。


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平久橋東詰の一群、わずか数本の規模ながら、満開ぶりはなかなか見事なもの。場所によって少しづつ開花のタイミングがずれているので、ついさっき見た場所で葉桜率が高くても、ほんのお隣では最盛期というパターンはよくあり、またトクした気分になれるものですね。

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297020.jpgお花見のシメは、汐浜運河東端近くのスカパー前と、曙北運河はレールセンター東の桜並木で。どちらもまさに満開ドンピシャ、はらはらと桜小雪舞うさまも風流で、大いに満足できました。

何より今回嬉しかったのは、さくらまつりが復活し、お花見水路の王道たる大横川に賑わいが戻ってきたこと。船影の濃さこそ、街場の川ならではの華にほかならないからです。
撮影地点のMapion地図

(令和5年4月1日撮影)

(『4月1日のお花見…5』につづく)

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タグ : 大横川平久川汐浜運河曙北運河江東内部河川

4月1日のお花見…3

(『4月1日のお花見…2』のつづき)

297011.jpg散り始めの訪問とて、川面にはまんべんなく花弁が浮かび、花筏まであと一歩といった風情がよきもの。

しずしずと漕ぎゆく艪舟の姿もそうですが、橋に飾り付けられた横断幕や幟が、水路とその周辺の空気をうきうきとしたものに盛り上げていて、さくらまつりが戻ってきたことを実感ししみじみ。コロナ禍のみならず、震災時の自粛と、静まり返った春の川を2度体験してきただけに、賑わいが蘇った嬉しさはひとしおです。

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いや~‥‥。

黒船橋をくぐれば、高密度桜並木の濃厚さと枝の低さが醸す、都内最高品質(!)の水路のお花見が目の高さで。毎年のことながら、嬉しくて頬がゆるみまくり。

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いや~‥‥‥‥。

場所によってはだいぶ散っていて、葉の色も目立つほどの木が見られたものの、こちらはまだ十分鑑賞に堪えるボリューム。ようがんす、ようがんすよ。

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いや~‥‥‥‥‥‥‥‥。

(しつこい)。艪をひらめかせる和船たち、河畔に連なる提灯や紅白の飾り付け、懐かしい(といっては語弊がありそうですが)大横川のお花見風景が戻ってきた喜びとともに、この圧倒的な桜の物量を噛みしめたいです。お天気に恵まれて、本当によかった。

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東富橋の手前では、はらはらと川面に散ってゆく花弁の様子がまた素敵でした。桜吹雪まで至らないささやかなものですから、桜小雪ともいうべきでしょうか。降り注ぐ陽光を受けて音もなく散りゆくさま、実に詩的な美しい光景で、ため息が出るような一瞬でした。


(令和5年4月1日撮影)

(『4月1日のお花見…4』につづく)

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タグ : 大横川江東内部河川

4月1日のお花見…2

(『4月1日のお花見…1』のつづき)

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297007.jpg神田川に入り下航、水道橋下流のお茶の水分水路のケーソンが、法面から露出するあたりの桜を見上げて。枝ぶりはささやかですが、神田川可航部沿岸では数少ない桜並木です。

そして水面に目をやれば、もう花筏といってよい結構な密度でたゆたい、花びらがところどころで模様を描いていました。ほとんどは江戸川橋上流から来たものですが、間もなく川面をピンクに染めるような、濃厚な花筏の時期になりますね。

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そして定番、大横川です。大島川水門をくぐり、越中島を右手にした緩い屈曲での咲きっぷり、少々葉の緑も見られながら、例年どおりの見事さ。今年も上天気に恵まれたお花見ができて、本当によござんした‥‥。

297009.jpgS字屈曲を過ぎ、越中島橋越しにのぞき込む黒船橋船着場の賑わい。「お江戸深川さくらまつり」が4年ぶりに復活したおかげで、大横川の季節の風物詩たる、艪舟の姿が戻ってきました!

ここからはいうまでもなく、和船最優先区間。動力船は邪魔にならぬよう最微速、デッドスローで参りましょう。と、行逢する動力船が出現。あれは‥‥。


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ザ・ゲートホテル両国の持ち船「HULIC」ですね。一昨年、隅田川で出会ったことがあります。

橋の直下で影になったためわかったのですが、白昼に両舷灯を点灯しているのが変わっていますね。スターンのオープンデッキには、一杯きこしめしたゴキゲンな外人さんが何人か。遠来のお客様も楽しそうで何よりでした。
撮影地点のMapion地図

(令和5年4月1日撮影)

(『4月1日のお花見…3』につづく)

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タグ : 神田川大横川