水路をゆく・第二運河 令和4年10~12月のご案内

【ご案内】
■「水路をゆく・第二運河」にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。
■当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
■コメントが減少したため、コメント欄は三年前より閉じさせていただきました。悪しからずご了承ください。
■なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
■ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
■画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
■本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
■記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
■お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
■【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。
■当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、平成20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、平成21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
■なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。
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【タイトル画像ほかの更新履歴】
■【12月31日】お陰様を持ちまして、本年も大過なく水路徘徊と水辺探訪を楽しむことができました。ブログをご覧くださった皆様、ウェブ上をはじめ各メディアでお世話になった皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。コロナ禍は終息が見えず引き続き緊張感が漂う年末ですが、よいお年を迎えられますよう祈念いたしております。なお年明けより更新を再開させていただきます
■【12月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港、国際クルーズターミナルに来航した護衛艦「もがみ」です。令和4年11月13日撮影。
■【11月3日更新】タイトルバック画像を更新しました。中川、上平井水門です。令和4年10月23日撮影。
■【10月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。多摩川から見た羽田第一水門です。令和4年9月25日撮影。
■【12月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港、国際クルーズターミナルに来航した護衛艦「もがみ」です。令和4年11月13日撮影。
■【11月3日更新】タイトルバック画像を更新しました。中川、上平井水門です。令和4年10月23日撮影。
■【10月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。多摩川から見た羽田第一水門です。令和4年9月25日撮影。
都市計画運河橋梁に触れる
(『11月13日の水路風景』のつづき)
●曙北運河を北上、左へ折れ汐見運河へ入ろうとしていたときのこと。越中島線の都市計画運河橋梁の、桁が目の高さくらいになっているのに気づき、ふと行き足を止めました。
この日は日中の潮位が高かったので、余裕で触れられるレベル。よし、ちょっと触っていこうと、妙な気を起こして舵を切ったのでした。

●桁下に頭を突っ込んだ状態でゴースターン、フロントグラスの線に合わせるようにして停止。風も流れも穏やかなので、ピタリと止まってくれました。
桁に触れると、手袋越しのざらりとした感触と、人差し指に陽光で温まったぬくもりが同時に伝わってきて、古豪鋼橋との文字通り「ふれあい」に、満足満足。

●せっかく鼻先で拝めるのだからと、これ以上ない間近からディテールを記録しておこうと考え、すぐ右手に見えたアングル材の継手を一枚。
塗膜が風化してはがれ、生じた錆が表面を流れて、褐色のまだら模様をつくっていくさまが、長い時間の経過を想わせ凄まじくもあり、また愛おしくもあり。

●桁裏をのぞくと、リベットの頭が弾けたような格好で、塗料が剥離しているのに目を奪われました。表面を流れた雨水がリベットの先に集まり、乾くのに時間がかかったせいでしょう。
腔腸動物の群落をのような桁裏の様子、こちらも過ごしてきた星霜が思われて、しみじみと見入ったものでした。
【撮影地点のMapion地図】
●おまけ。桟橋に着けて艇の清掃をしていたら、久しぶりのクラゲ君ご来訪。ミズクラゲですか、傘をしきりにひらひらさせて、なかなか活発で元気そう。
表層の流れが桟橋と並行していたので、可愛らしい姿をしばらく堪能することができました。過去にも何度か紹介していますが、クラゲが桟橋に来ると、妙に嬉しくなってしまう性癖の持ち主です‥‥。
(令和4年11月13日撮影)
(この項おわり)

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この日は日中の潮位が高かったので、余裕で触れられるレベル。よし、ちょっと触っていこうと、妙な気を起こして舵を切ったのでした。

●桁下に頭を突っ込んだ状態でゴースターン、フロントグラスの線に合わせるようにして停止。風も流れも穏やかなので、ピタリと止まってくれました。
桁に触れると、手袋越しのざらりとした感触と、人差し指に陽光で温まったぬくもりが同時に伝わってきて、古豪鋼橋との文字通り「ふれあい」に、満足満足。

●せっかく鼻先で拝めるのだからと、これ以上ない間近からディテールを記録しておこうと考え、すぐ右手に見えたアングル材の継手を一枚。
塗膜が風化してはがれ、生じた錆が表面を流れて、褐色のまだら模様をつくっていくさまが、長い時間の経過を想わせ凄まじくもあり、また愛おしくもあり。

●桁裏をのぞくと、リベットの頭が弾けたような格好で、塗料が剥離しているのに目を奪われました。表面を流れた雨水がリベットの先に集まり、乾くのに時間がかかったせいでしょう。
腔腸動物の群落をのような桁裏の様子、こちらも過ごしてきた星霜が思われて、しみじみと見入ったものでした。
【撮影地点のMapion地図】

表層の流れが桟橋と並行していたので、可愛らしい姿をしばらく堪能することができました。過去にも何度か紹介していますが、クラゲが桟橋に来ると、妙に嬉しくなってしまう性癖の持ち主です‥‥。
(令和4年11月13日撮影)
(この項おわり)

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11月13日の水路風景
(『11月13日のフネブネ』のつづき)
●道々目にしたもののスナップをまとめます。出港前の静かな水面をゆるゆる泳ぐオオバン君のシルエット。
朝の赤味がかった淡い光の中、鏡のような水面に航跡を描いて、ただ一羽音もなくすーっと移動してゆくさま‥‥群れをなして川面をざわめかせるのとは、また違った風情がありました。

●砂町運河と曙運河・曙北運河との十字流上空を、長い高架で縦断する京葉線潮見~新木場間。おなじみの風景ではありますが、光線によってはハッとする表情を見せてくれることも。
東側の高架側面が朝日を受けてほんのり染まり、朝靄が彼方の曲線トラスをかすませて‥‥早起きしてよかったと思える一瞬です。

●第一航路で、右舷標識の4番ブイをかすめて南下したときの一枚。港内をうろついていると、ブイに惹かれてわざわざ近づくことも少なくないのですが、その形や鮮やかな塗色とともに、哀愁をまとっているのがブイの魅力かも、と思えるようになりました。
広大な水面に点々と設置されて、ゆらゆらと揺れつつ同輩と離れ孤立して航路を守る姿は、凛とした清々しさを覚えると同時に、どこかもの悲しい雰囲気も感じられて、つい吸い寄せられてしまうのでした。

●朝靄のヴェールをまとった青海コンテナ埠頭のクレーン群。これも早起きならではの光景ですが、早朝に出るときは横浜方面なら湾奥の直行航路を取るなど、東京港西側のこの時間帯に意外と縁が薄いため、ひとつひとつに素朴な感動がありました。
●コンテナ埠頭の真裏に当たる、お台場外貿ライナー埠頭でのスナップ。1800mの全長を有する埠頭に並ぶ上屋は、1号から9号まで番号が振られていますが、そのうちの6号上屋を目にして「おっ(笑)」となったもの。
「都営6号」だけでも目を引かれるのに、イチョウの葉のマークが描かれたとあっては、たたみかけられたも同然。もちろん、地下鉄を思い出したのでした。
(令和4年11月13日撮影)
(『都市計画運河橋梁に触れる』につづく)

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朝の赤味がかった淡い光の中、鏡のような水面に航跡を描いて、ただ一羽音もなくすーっと移動してゆくさま‥‥群れをなして川面をざわめかせるのとは、また違った風情がありました。

●砂町運河と曙運河・曙北運河との十字流上空を、長い高架で縦断する京葉線潮見~新木場間。おなじみの風景ではありますが、光線によってはハッとする表情を見せてくれることも。
東側の高架側面が朝日を受けてほんのり染まり、朝靄が彼方の曲線トラスをかすませて‥‥早起きしてよかったと思える一瞬です。

●第一航路で、右舷標識の4番ブイをかすめて南下したときの一枚。港内をうろついていると、ブイに惹かれてわざわざ近づくことも少なくないのですが、その形や鮮やかな塗色とともに、哀愁をまとっているのがブイの魅力かも、と思えるようになりました。
広大な水面に点々と設置されて、ゆらゆらと揺れつつ同輩と離れ孤立して航路を守る姿は、凛とした清々しさを覚えると同時に、どこかもの悲しい雰囲気も感じられて、つい吸い寄せられてしまうのでした。

●朝靄のヴェールをまとった青海コンテナ埠頭のクレーン群。これも早起きならではの光景ですが、早朝に出るときは横浜方面なら湾奥の直行航路を取るなど、東京港西側のこの時間帯に意外と縁が薄いため、ひとつひとつに素朴な感動がありました。

「都営6号」だけでも目を引かれるのに、イチョウの葉のマークが描かれたとあっては、たたみかけられたも同然。もちろん、地下鉄を思い出したのでした。
(令和4年11月13日撮影)
(『都市計画運河橋梁に触れる』につづく)

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11月13日のフネブネ
(『11月13日の有明南運河』のつづき)

●11月13日に出会った、フネブネの姿をまとめます。上は10号地西岸壁、VAバースにもやう近海郵船のRoRo船、「しゅり」を正面間近から仰いだところ。
逆光に浮かび上がる量感たっぷりの高い乾舷、非対称の船橋周りが印象的。15,816総tの迫力が堪能できる角度でした。

●墨田川造船辰巳、艤装中の「たかつき」の進捗記録。8月11日、9月11日と見てきましたが、機銃座、電光掲示板も取り付けられ竣工も間近のよう。あとは細部の仕上げレベルといったところでしょうか。

●墨田川造船本社では、建屋内に伏せた状態で組立中の、新たな船体が登場。右側、10月23日にはまだ船体のみだった巡視艇に、甲板室が立ち上がっていました。
すでにトランサムへ抜き文字の船名が取り付けられていましたが、「✕✕かぜ」なのは何とかわかったものの、判読には至らず‥‥。ともあれ連続建造の賑わい、嬉しいものです。

●前回進水直前と思われた「きくかぜ」が進水、「しゃちかぜ」と並んでの艤装に入っていました。同型艇が続々生み出されてゆくのって、ホントにいいですなあ‥‥。

●毎度のごとく、木村造船所はどうかしらとのぞいてみると‥‥オッ、と思わず声が出ました。消防艇が2隻仲良く塗装中で、その鮮やかな塗色に目を奪われたからです。
左の「はるみ」はすでに船名に白く色が差され、ジンクも新しいものが取り付けられていますね。「きよす」は塗装が終わっていないのか、まだマスキングされたまま。どちらもウォータージェットのノズルを取り外しているので、普段はゴツいトランサム周りがすっきりした感じに。上架時ならではの表情が見られて、興味深いですね。
(令和4年11月13日撮影)
(『11月13日の水路風景』につづく)

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●11月13日に出会った、フネブネの姿をまとめます。上は10号地西岸壁、VAバースにもやう近海郵船のRoRo船、「しゅり」を正面間近から仰いだところ。
逆光に浮かび上がる量感たっぷりの高い乾舷、非対称の船橋周りが印象的。15,816総tの迫力が堪能できる角度でした。

●墨田川造船辰巳、艤装中の「たかつき」の進捗記録。8月11日、9月11日と見てきましたが、機銃座、電光掲示板も取り付けられ竣工も間近のよう。あとは細部の仕上げレベルといったところでしょうか。

●墨田川造船本社では、建屋内に伏せた状態で組立中の、新たな船体が登場。右側、10月23日にはまだ船体のみだった巡視艇に、甲板室が立ち上がっていました。
すでにトランサムへ抜き文字の船名が取り付けられていましたが、「✕✕かぜ」なのは何とかわかったものの、判読には至らず‥‥。ともあれ連続建造の賑わい、嬉しいものです。

●前回進水直前と思われた「きくかぜ」が進水、「しゃちかぜ」と並んでの艤装に入っていました。同型艇が続々生み出されてゆくのって、ホントにいいですなあ‥‥。

●毎度のごとく、木村造船所はどうかしらとのぞいてみると‥‥オッ、と思わず声が出ました。消防艇が2隻仲良く塗装中で、その鮮やかな塗色に目を奪われたからです。
左の「はるみ」はすでに船名に白く色が差され、ジンクも新しいものが取り付けられていますね。「きよす」は塗装が終わっていないのか、まだマスキングされたまま。どちらもウォータージェットのノズルを取り外しているので、普段はゴツいトランサム周りがすっきりした感じに。上架時ならではの表情が見られて、興味深いですね。
(令和4年11月13日撮影)
(『11月13日の水路風景』につづく)

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