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改架中の高速大師橋…1

(『国葬儀の警備船艇』のつづき)

287021.jpgこの日の最終目的地は、多摩川下流でした。現在改架工事中の、首都高1号羽田線・高速大師橋を見ておきたくなったからです。

海老取川澪筋を出て、上流側へ舵を切りゆっくり遡上。入れ替わりに、PWCのフリートが爆音を響かせ、続々と澪筋へ進入。好天だったこともも手伝い、どの水路でもPWCの姿が見られ、賑やかではありました。

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下流側から全容を愛でつつ接近。そう、今年3月に鉄鋼埠頭で目撃した建造中の桁(『3月6日の水路風景…2』参照)が、新しい高速大師橋のかたわれだったというわけです。SNSほかで、台船で桁を輸送している光景を拝見して、ようやく架橋地点がここだと気づかされたお粗末でした。

287023.jpg川崎側を見ると、ぷつんと途切れたようになっていますが、まだ未架設の径間があるわけではなく、桁はすべて揃っているはず。下で述べるような工法を採っているためです。

高速大師橋更新」(首都高速道路株式会社)によると、改架される桁の延長は約300m、河上区間の3分の2ほど。令和7年の竣工を目指しているそうです。


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桁の下をのぞくと、びっしりと打ち込まれた鋼管が上流側へ伸びていて、その上に鋼桁が架設されているのがわかります。オフィシャルサイトの「事業概要」で図説されていますが、これは桁を流路方向へずらすためのいわばレールで、既設橋を上流側へ外したところへ、組立中の新設橋をはめ込む工法なのだそうです。

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3月に見たときも気になっていた、円筒形の張り出し部分をアップで。当時はあれこれ想像していたここ、やはり橋脚の基部だったのですね。桁の真下に橋脚のない、浮いたような独特のデザインが印象的です。
撮影地点のMapion地図

(令和4年9月25日撮影)

(『改架中の高速大師橋…2』につづく)

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タグ : 多摩川高速大師橋