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3月6日の水路風景…2

(『3月6日の水路風景…1』のつづき)

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すみませんこらえ性がないので、鉄鋼埠頭の謎の橋を先に垂れ流します。
写真は興味津々で近づいて、ほぼ正横から見たところ。ちなみにGoogleマップの機能「距離を測定」を使って、背後の建屋と比較して、見たかぎりでのおおむねの長さを測ってみたら、100mほどでした。

一見した最初の印象は、「跳開橋みたいだな」ということ。桁のスタイルが、以前「川崎の枝運河めぐり…2」で訪ねた、新大扇橋に似ていたからです。

左手の橋詰らしいところに設けられた、円筒形の部分が何か支点の機械を収めたケーシングに思えたのですね。右手、桁の細くなった方の突端が、カンチレバー式に相手の桁だか橋台へ乗っかる造りになっているのも、跳開橋ぽさを感じさせたのでしょう。

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‥‥で、"橋詰"の左側に回り込んで観察したら、円筒形のコレは梁でがっちりと剛結されていました。残念(笑)。箱桁の下端に支承が見えなかったので、この円筒が橋脚というか、重さを支える造りのようですね。

川の上空を通る首都高でもよく見られるように、この橋を架ける場所は、桁の真下に橋脚を持ってこれないのでしょう。

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右端のアップ。こちらの側面にも、何か梁を接続するための四角いフランジがありますね。先ほど触れたように、端部は下面が切り欠かれ、遠目には相手に乗っかるような構造に見えたのですが、そうではないかもしれません。

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"橋詰"の断面をアップで。点検用のマンホールらしい開口がいくつか見られ、桁のサイズが実感できる角度。路面の幅はどうでしょう、4車線ほどは取れるでしょうか?

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埠頭の西岸に回って眺めたところ。何か手掛かりがあればとずいぶん探しましたが、写真左手に見える詰所にも、橋の名前を示すような横断幕のたぐいは見られず、検索してもやり方が悪いのかヒットなし。橋の正体については、今のところお手上げ状態です。

まあ、ここまで造ったということは、台船とクレーン船で一気に架設できる場所だということですから、臨海部のどこかだと想像はつくものの‥‥。ご存じの方、ご教示賜れれば幸いです。
撮影地点のMapion地図

(令和4年3月6日撮影)

(『3月6日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 東京港