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水路をゆく・第二運河 令和4年1~3月のご案内

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【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
コメントが減少したため、コメント欄は三年前より閉じさせていただきました。悪しからずご了承ください。
なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。

当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、平成20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、平成21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【タイトル画像ほかの更新履歴】
【3月15日】BS-TBS「噂の!東京マガジン」3月20日(日)13:00よりの放送分で、「川さんぽ(湾岸エリア編)」のご案内役として、自艇とともに出演させていただきます。
【3月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。辰巳運河、辰巳桜橋を仰いで。令和4年2月6日撮影。
【2月7日】BS-TBS「噂の!東京マガジン」2月13日(日)13:00よりの放送分で、「川さんぽ」のご案内役として出演させていただきます。
【2月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。日本橋から見下ろしたコンベア清掃船「建河清第1号」の通航シーン。令和4年1月21日撮影。
【1月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。羽田沖で昇る朝日をバックに操業する底引き網漁船です。令和3年12月12日撮影。
【1月1日】新年あけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

3月6日の水路風景…12

(『3月6日の水路風景…11』のつづき)

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汐浜運河の東端を直角に曲がり、曙北運河を南下。都市計画運河橋梁の手前に架かるRC桁橋を、ちょうどJRバスが通過するところでした。

表面の質感からして、この橋も結構古そうですね。小さくてよく見えませんが、桁側面の凹部には「けたに注意」の看板が貼られています。

277057.jpg中途半端な角度ですが、都市計画運河橋梁の橋脚、いつ見ても不思議な形だなあと思っての一枚。

あと、桁側面の真ん中に「2」と書かれているのは、径間に番号を振ったもので、写真でも左手の上路式桁に「1」と書かれているのが見えますね。下路式桁の両端に短い上路式桁のある、3径間というわけです。


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277059.jpg橋をくぐったところで、たまには左斜め後ろからのイグアナ先生をと一枚。詰所と電柱があるので、全容を拝むのは難がある角度ですが。

そして久しぶりにズームでたぐったこれ。10年前の4月、「2月18日の運河風景…2」で紹介した旧イグアナクレーンのそれは、方向表示だけでしたが、現イグアナ氏はさらに定格荷重も明記されたという、好事家垂涎(?)の情報公開。

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そして鉄板の眺め。左手奥に黄色い運転台のキヤさんたちを従えて、うららかな陽射しを浴びつつも悠揚迫らぬ風情。やはりイグアナ先生には、美しい青空と穏やかな水面がよく似合います。
撮影地点のMapion地図

(令和4年3月6日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 曙北運河都市計画運河橋梁イグアナクレーン

3月6日の水路風景…11

(『3月6日の水路風景…10』のつづき)

277051.jpgすり抜け終了後のスナップ。余裕がなかったのでいま一つですが、脱出、転舵の後一瞬振り返っての一枚。

微速とはいえ急に大舵角を取ると、船外機艇ゆえスターンが横滑りして護岸にぶつけかねないので、少し右に当てて護岸との距離を作ってから、グイッといった感じに。


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平久水門にも、先ほど平久橋で見たものと同様の横断幕が掲げてありました。

‥‥しかし、見通しの悪い変則2径間の水門の向こうが、えらく狭められた状態だとは、この文言だけではとても想像ができないでしょう。せめて、航路幅員くらい明記してあげたらいいのではないでしょうか。

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汐浜運河に出て、南岸にある河津桜並木、都営塩浜三丁目アパート前にぐっと寄せ、しばし鑑賞。時期が少々早すぎたとはいえ、せっかく桜の様子を見に出たのですから、ちょっとでもお花見気分にひたりたいですよね。

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同じく汐浜運河、深川八中前の船溜で、通り過ぎざま愛でた2隻。どちらも顔なじみで、好きな船たちです。

上は「第13栄進丸」、いいタイミングでオオバン君とのツーショットに。操舵室前のエンジンケーシング、ぐっと上を向いたさまが犬の鼻先のようで、愛嬌のあるカタチをしていますよね。

277055.jpg通船(?)「伊沢丸58号」もオオバン君とツーショット‥‥と思ったら、あらら、飛び立ってしまいましたね。

この船を目にするたび、バウに極端に寄った甲板室に惹かれるものが。こんな狭隘なのに、引き違い窓が備えてある律義な感じ、泣かせるじゃないですか。狭いところが好きで入ってみたいのもあって、吸い寄せられるのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(令和4年3月6日撮影)

(『3月6日の水路風景…12』につづく)

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タグ : 平久川汐浜運河平久水門通船江東内部河川

BS-TBS 「噂の! 東京マガジン」、「川さんぽ」2回目

277050_1.jpg3月20日日曜日放送の「噂の! 東京マガジン」、「川さんぽ」コーナーに引き続きお声がかかりました。ありがたいかぎりであります。

今回は前回と異なり、自艇に風見しんごさんとスタッフをお乗せしてのご案内ということで、運航責任の緊張感から大したスナップはありませんが、お目汚しまで。
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タグ : BS-TBS噂の!東京マガジン砂町運河汐見運河曳船

3月6日の水路風景…10

(『3月6日の水路風景…9』のつづき)

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チョイ、チョイと当てるように舵を切り、大舵角を取り過ぎて姿勢を崩さないようにしながら、"スキ間"に向けて慎重に軸線を合わせ進入体勢に。

平久川は、基礎護岸の上にテラスが乗っかっている構造なので、水面下の張り出しはないとわかってはいても、岸ギリギリまで寄せるのはやはり気持ちのよくないもの。自転車など、不法投棄された大物の沈置物がある可能性は少なくないからです。

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突入。
いやー、左右とも余裕のないことったら。こりゃタマランですなあ‥‥。ここ平久川で、幾度か台船と護岸の間でのすり抜けを体験しましたが、鋼矢板はまた別の次元の圧迫感があって、緊張感が高まります。

この時点では前しか見ていないので、帰宅後に気づいたのですが、右手にいるクレーンの側面、軍用機みたいな日の丸がペイント(ステッカー?)されていてオォッと注目。オーナーさんかオペレーターさんかは知りませんが、趣味が感じられていいですね。

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277049.jpg特に緊迫したのが、この入口。鋼矢板が数枚、内側に向け直角に折れた形で打ち込んであり、間口が狭まっているのですから。

空隙はそれぞれ、4~50cmといったところでしょうか。接触したら最後、艇が振り回されて反対舷も傷つけるのは確実。台船ならゴースターンで行き足を殺し、タイヤフェンダーにしがみついて‥‥という手も思い付きますが、鋼矢板だとそれも難しいですからね。

277050.jpg出口にも間口を狭めた箇所があり、さらにこのまま直進すると、平久水門の狭い径間を通るしかないという、次々と究極の選択(?)を迫られるありさま。

狭い方の径間でも、間口が艇の幅よりあれば通ってもいいのですが、見通しの点で不安が。ここはいつもどおり、広い方の径間を通ろうと、鋼矢板区間をスターンが抜けたところで大きく転舵。クランク状の航跡を描きながら、緊迫のすり抜けを無事終えたのでした。
撮影地点のMapion地図

(令和4年3月6日撮影)

(『3月6日の水路風景…11』につづく)

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タグ : 平久川江東内部河川