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2月6日のフネブネ…1

(『2月6日の水路風景…2』のつづき)

276046.jpg2月6日の道々で出会ったフネブネを以下にまとめます。例によっておなじみの顔ぶれもありますが、観察日記的な記録ということで。

妙見島にもやう独行艀といえば、油槽船「第三新興丸」。検索してみると、ご当地に本社工場を置く食用油メーカー、月島食品工業に傭船されているようなので、積荷は原料油なのでしょうね。

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タグ : 旧江戸川砂町運河妙見島水上バス独航艀巡視艇清掃船監視取締艇

2月6日の水路風景…2

(『2月6日の水路風景…1』のつづき)

276041.jpg豊洲沖を回って、春海運河へ入りました。晴海客船ターミナルを正横に見たところで徐航。2月20日をもって閉鎖、用途廃止されたことはご存じのとおりです。

廃止前に一般公開が予定されていましたが、コロナ感染拡大にともない中止となり、寂しいお別れとなってしまいました。フネブネとの出会いはもとより、折に触れて訪れた思い出の多い場所だけに、最後に一度くらい訪ねておきたかった‥‥と少し後悔。

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276043.jpg春海運河といえば、人道橋化工事が始まった旧港湾局専用線・晴海橋梁の進捗が気になるところ。通りがてら記録しておこうと、何枚かスナップ。

晴海側のPC桁区間の工事が着手されたのは昨年7月に目にしましたが、周りが鋼矢板で完全に囲まれて、クレーン台船もかたわらにもやっています。橋脚の補強工事を進めているのでしょう。


276044.jpg目を転じて豊洲側を見ると、こちらは以前のまま。橋上も作業用通路などに使われた様子もないようです。

今回の工事は晴海側のみのようです(PDF『旧晴海鉄道橋耐震補強工事』参照)ので、完了次第豊洲側が着工される順序でしょう。



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レールも枕木も、平成元年に廃止された当時のまま残る、ローゼ桁を見上げて。

鉄道橋を人道化したことでは先輩格の、横浜の汽車道のように線路を取り去って、新たな路面を造るのでしょうか。このレールと枕木を見上げたら、少々もったいないような気もしてきました。

例えば、グレーチングやパンチングメタルで路面を造り、レールと枕木はそのまま、足下に透かして見られるような構造にしておけば、かつてをしのぶ意味でもいいのでは‥‥と妄想したことではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和4年2月6日撮影)

(『2月6日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 春海運河

2月6日の水路風景…1

(『2月6日の行徳可動堰…2』のつづき)

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いったん燃料補給に戻り、再度出航。いくつか見ておきたいものがあって、近場の物件をルーチン的に愛でつつの徘徊。古賀オールの第一・第二工場ヤードクレーンの美しさよ。構造物の美を堪能したいなら、冬の好天下に限りますなあ。

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276038.jpg流れでイグアナ先生にもご挨拶。周辺は大型マンションが立ち並んでいますが、あの中の最上階に居を構えると、イグアナ先生の働きぶりが毎日眺められるのか‥‥と妄想。

キヤさん登場以来、動車化が進み機関車は急速に淘汰されているようですが、この日はディーゼル機が手前にいたのでスナップ。機関車も珍物として扱わなければならない時代になりましたか。


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気になっていたものの一つが、東雲水門の旧セクターゲート径間、操作室や管理棟の撤去の進捗状況。

建物はすでに取り壊しがほとんど終わったようで、水門設備も含めて撤去しているのか、もと径間の向こうに重機の姿が見え、杭打機も。テラスの一部になるのかなあ‥‥。
撮影地点のMapion地図

276040.jpg東雲運河に入ったので、恒例のデッドフルで艇のコンディション測定を。思い切りスロットルを押し込んで飛ばしてみると‥‥。

干潮の流速も手伝ってか、48.5km/h、約26.2kt出ました。一昨年12月以来、およそ1年2カ月上架していないので、まずまずの成績といってよいでしょう。


(令和4年2月6日撮影)

(『2月6日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 曙北運河汐見運河東雲運河古賀オールイグアナクレーン東雲水門

2月6日の行徳可動堰…2

(『2月6日の行徳可動堰…1』のつづき)

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南側に気を取られていたら、たちまち吹き寄せられてバウが北を向いたままリーウェイ、あっという間もなく扉体ギリギリ、堰柱の一つが目前にそびえる位置に。

うおおっ、と一人で騒ぎながら左一杯でゴースターン。後退しながらカメラは構え続け、あてずっぽうにシャッターを切り続けます。

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276033.jpg旧海軍巡洋艦の艦橋を思わせる、堰柱と久々の邂逅、その迫力ある風貌が変わらず在ることを目の当たりにできたのは嬉しいものでしたが、直前に迫る橋や新設された管理用通路に阻まれて、せっかくの個性ある意匠がスポイルされてしまっているのは、やはり寂しいものが‥‥。

もっとも悪いことばかりではなく、橋の自転車道を兼ねた歩道は下流側で、堰柱の"顔"を間近に眺めるには、うってつけの造りであること。一度訪ねてみたいです。

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行徳可動堰を後にしながら、改めてがっつり(!)"目隠し"された様子を振り返って一枚。堅牢で幅員のある新しい行徳橋の竣工は、もちろん喜ばしいことですが‥‥。

個人的な趣味の目線で見ると、堰の改修時に挙がっていた閘門の新設計画が成らず、旧放水路との航路化が実現しなかったのが、今さらながら惜しまれます。

276035.jpgこの日は江戸川本流を遡上したりせず、行徳可動堰を訪ねた後は、すぐに再び閘門を通って下航しました。実は燃料がかつがつで、寄り道をする余裕がなかったのです。

逆光の中、扉体からしたたる雫がキラキラする後扉室を傘をさしてくぐり、帰路へ。ゲートの左手では、安全帽姿の職員さんが径間をのぞき込んで、点検の最中でした。お疲れさまです。

(令和4年2月6日撮影)

(『2月6日の水路風景…1』につづく)

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タグ : 江戸川旧江戸川行徳可動堰江戸川閘門閘門

2月6日の行徳可動堰…1

(『2月6日の旧江戸川…5』のつづき)

276026.jpg分流点から面舵一杯で江戸川本流に入り、行徳可動堰と正対しました。逆光の中に黒く沈む、新しい行徳橋と可動堰。

近寄ってつぶさに見るのは、堰の改修が成った平成26年8月以来、実に8年ぶりですから、そりゃ橋の一つも竣工しようというもの。背中に強い風を受けて、押されるように接近です。

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276028.jpg‥‥まあ、手前に新橋ができる計画はずいぶん前に知っていたので、こうなることは予想していましたが、天地のある桁なのも手伝い、特徴ある堰柱はマスクをされた格好で、完全な目隠し状態。

堰柱を共用していた、旧行徳橋はどうしたろう‥‥右手、南側を見たら、高欄や路面ごと2径間だけ残されて、前後は撤去されている桁が見えました。撤去工事が進んでいるようですね。

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追い風が強いので、流されて扉体にぶつからないよう注意しなければなりませんが、これは橋の向こうまで進まないと、堰柱を拝むことは叶いません。

エンジンをニュートラルにして、風のみで流されながら進入。ぶつかりそうになったら、ゴースターン一杯で飛びすさればよしと腹を決め、8年ぶりの堰柱とご対面。以前見た計画図どおり、橋から堰柱側面へ管理用通路が渡されています。

改修時、堰柱下部前端に設けられたスリット、橋脚が接続されるとか、新橋に関係あるものと思っていたら、違ったようですね。

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ギラギラと目を射る冬の低い陽光で、雪目になりそうなのをこらえながら正面に目をやると‥‥。水位差が少なく意外と近い下流側水面の広がりとともに、高欄や路面を撤去され、桁のみになった旧行徳橋の姿が。

美しい冬の贅、抜けるような空と澄んだ水面をバックに眺める、寂寥感あふれる廃橋風景。遅ればせながら、お疲れさまでしたといってあげたいです。
撮影地点のMapion地図

(令和4年2月6日撮影)

(『2月6日の行徳可動堰…2』につづく)

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タグ : 江戸川行徳可動堰