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9月20日のフネブネ…2

(『9月20日のフネブネ…1』のつづき)

272016.jpg毎度恒例、エンジンと船体の健康維持のため、東雲運河でしばしのデッドフル航行。おお、48.8km/h‥‥26.3kt。

この日は望の大潮の前日で、水位差が大きかったことも手伝い、そこそこの成績でありました。乗るたびに、帰港したら水線下の見える部分だけはブラシでこそげているので、少しは抵抗が減っているかもしれません。

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さて、東雲運河を出て面舵、晴海埠頭を望むところまで来てみると‥‥。
誰 も い な い 。

イヤ、選手村を護る“晴海の堅陣”、巡視船みっちりの威容の印象が強烈だっただけに、やはり、やはり喪失感がずしりと来ますね。まず今後一生拝めないであろう、世紀のイベントが終わった実感が、しみじみと胸に染み入ったものでありました‥‥。

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臨港消防署の可愛らしい小艇2隻、「しぶき」と「はるみ」が桟橋に仲良くもやう姿をスナップ。紅の船体色も鮮やか、いつもきれいに整備されていますよね。

「すみだ」の引退を知った後だけに、臨港署の桟橋とフネブネを眺めていても、どことなく寂しい感じが。同じクラスの新艇は就役するのでしょうか?

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神田川から日本橋川が分かれる分流点、小石川橋通架道橋の下流から見た、エスエスNANO2。おなじみZen船長の操縦です。7月22日9月12日と、最近は出かけるたびに船長にお会いしている気が。ご縁がありますね! 絶好の水路日和とあって、お客さんも楽しそうです。

この後、私は左へ舵を切り、神田川奥部へ向かったのですが、船長はちゃんと気づいて下さり、手を振って別れました。

272020.jpgフネブネのトリは、木村造船所の上架艇でしめるとしましょう。建屋の左側、露天の船台に引き上げられていたのは、警備艇「たかお」。

喫水線下に剥離の跡が見られることから、付着した貝類をはつって高圧洗浄を終えたところで、これから再塗装に入るのでしょう。2軸あるペラはすでに磨かれたのか、真鍮色に輝いていますね。


(令和3年9月20日撮影)

(『9月20日の神田川奥部…1』につづく)

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タグ : 春海運河朝潮運河日本橋川東雲北運河消防艇警備艇