fc2ブログ

整備成った旧源森川…2

(『整備成った旧源森川…1』のつづき)

266046.jpg

266047.jpg枕橋を振り返って。河道内に前進させて造られるテラスの常で、橋の両端が隠されてしまうのは仕方がないのですが、側面の装飾を間近に愛でられるスポットと見れば、また楽しからずやであります。

美しくリニューアルされた高架橋とテラスを前に、定番の角度でスカイツリーを一枚。あの古色蒼然とした高架、樹木が繁茂した河畔も好きでしたが、まさかこんなに垢抜け、明るく変身するとは思ってもいませんでしたから、やはり嬉しいものです。

266048.jpg
高架の鋼桁、RC橋脚とも、美しく補修・再塗装されて新品と見まがうばかり。下に並ぶお店は、外壁に使う色数や面積が指定されているのか、どれも派手過ぎず落ち着いた感じです。

よく見ると、鋼桁や橋脚の側面に、何か書いてありますね。アップにしてみましょう。

266049.jpg
鋼桁側面には「隅田高架橋 8/10」 「SINCE 1930」 、橋脚には左から「RP10 業平橋」「RP11 業平橋」とありますね。前回、工事中だったころに入ったときは、まだ書かれていなかったと思います。

桁も橋脚も、いわばナンバリングしてあるわけですね。字のサイズが少し小さいように思えますが、このくらいが見た目にもうるさくなくて、かえって良いのかもしれません。書体は出力そのままな感じで、個人的にはもう一工夫あってもよかったように思えるのですが。

266050.jpgお久しぶりです「源森川」…2」でも触れた堀込みタイプの乗降施設、完成状態を拝見。

ここだけ化粧板を施されず、護岸から少し出っ張った形に造ってあること、本流ではない波静かな支派川筋に設けられたことも併せて考えると、本物の簡易船着場より、使い勝手がはるかによさそうですね!
撮影地点のMapion地図

(令和3年5月15日撮影)

(『整備成った旧源森川…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 源森川 北十間川 江東内部河川

整備成った旧源森川…1

(『供用された常磐橋』のつづき)

266041.jpg隅田川を浅草まで遡上してみたところ、テラス護岸工事で長らく通航止めだった旧源森川、進入禁止の横断幕が取り去られていました。ついに開放されたようですね! 常磐橋につづいての供用開始に出会え、相好も崩れるというもの。

まだ工事半ばだった平成31年4月に、今考えてみるとたまたま開いていたときに出くわして入って以来ですから、嬉しくなりました。

266042.jpg

266043.jpg水門越しに見る、蔦の絡んだ枕橋もお久しゅうござんす。ここから眺めると一見、前回からさほどの変化はないように思えますが‥‥。

入ってから左側へ目をやると、護岸に自然石風の化粧板が貼られ、橋上からの景観に配慮した感じが。この様子だと、奥の区間もきれいに整備されていることだろうと、続けて微速前進。


266044.jpg
枕橋をくぐると‥‥おお。左側、北岸は先ほど同様に化粧板が貼られ、右側の南岸も無装飾ながら、新たに護岸が築かれこざっぱり。かつての放置感濃厚な、昔の雰囲気を残した船溜の袋小路だった時期(『「源森川」で吸われる…1』参照)を知る者からすれば、変化の大きさに目をみはるばかりです。

266045.jpg
背後の高架線も橋脚、鋼桁を含めてすっかり改修されて、竣工年を感じさせない美しさに。高架下にはお店が並び、テラスも高欄の塗色や植栽、ガス灯風の街灯までバランスよく配され、瀟洒で落ち着いた雰囲気の散策路に変身していました。

ご存じのように、源森川北岸のこの区間は東京ミズマチとして、先般開通した人道橋、すみだリバーウォークと併せて再開発されたエリア。スカイツリー周辺の北十間川に続いて、墨田区が力を入れる河畔開発の本気度が伝わってくるような景観であります。
撮影地点のMapion地図

(令和3年5月15日撮影)

(『整備成った旧源森川…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 北十間川 源森川 江東内部河川 源森川水門

供用された常磐橋

(『5月15日のフネブネ…5』のつづき)

266036.jpg5月15日は、供用された常磐橋を初めて訪ねた日でもありました。橋自体の工事が終わった後も、長らくフェンスがされていてじれったく思えたものですが、これで名実ともに復元が竣工したことになりますね。

常盤橋下からのぞいてみると‥‥おお、渡っている人がいますね! 橋上に一般の人を見たのは、実に震災前以来。10年を経て美しくよみがえった常磐橋を前に、感慨深いものがありました。

266037.jpg

266038.jpg下流側から全景をスナップ。石材の表面ばかりでなく、袖高欄も少しすすけた感じになって、日に日に明治の橋らしい風格を取り戻しつつあるような(笑)。橋の上を歩く人がこちらを指さすのも、10年ぶりとあって妙に新鮮な感じが。

例の展示スペースらしい橋詰テラスも、人がいるところを見たかったのですが、残念ながら無人。低い場所なので、目立たないのかもしれません。

266039.jpg

266040.jpg上流側からも一枚。眺めていたのはほんの短い間でしたが、渡っている人たちの多くが立ち止まって写真を撮っており、関心の高さがうかがえました。
周囲は再開発も著しく、大きく景観の変わりつつある地域とあって、復元とはいえ100年以上を不変の姿でここに在る常磐橋、日本銀行と並んでますます重みを増すことでしょうね。

右は区の施設で配布されている、「広報千代田」4月20日号。ご覧のとおり常磐橋特集で、復元に携わったご担当へのインタビュー、工事中の貴重な写真、イラストルポなど読み応えのある4ページ。
PDFでも配信されていますが、印刷もなかなかきれいなので、お勤め先の近くに区役所や出張所がある方は、紙版を入手されることをお勧めします。

(令和3年5月15日撮影)

(『整備成った旧源森川…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 日本橋川 高架下水路 常磐橋

5月15日のフネブネ…5

(『「ひりゆう」入港!…2』のつづき)

266031.jpg微速で移動しながらほぼ一周できたので、名残惜しく「ひりゆう」とお別れすることにしました。

何分官船、しかもどちらに向かうかわからないこともあって、いち木っ端ブネがいらぬ迷惑をかけてはことと、終始このくらいの距離を取って周りをうろついておりました。それでも動かずにいてくれたので、十分堪能できたものです。


266032.jpg
さて、土曜日とあれば、躍動する荷役設備や業務船たちの、生き生きとした姿を期待してしまうのはいつものこと。おなじみ宇部さんのアンローダーは、と通りがかりに注目すると、期待にたがわず、ちょうどグラブが独航艀「第一豊和丸」のホールドへ入ってゆくところでした。

となりに接舷した「第二豊和丸」とくらべてみると、喫水の差が歴然。水揚げした骨材のかさが実感できようというものです。

266033.jpg
墨田川造船本社前、5月4日に紹介した自社製らしき作業艇「skyblue」ですが、前回はトランサム周りをよく見ていなかったので、ズームでたぐって撮ってみました。台船の昇降口やラックが手前にあり、のぞき見るような感じではありますが。

一段下がったモータウェルはかなり広く取られ、トランサムの喫水線下には当て板状のものが見られと、船外機艇であることは間違いないようです。パイプで組まれた鳥居形のものは、頑丈そうなことから手すりでなく、曳索を保持するための枠ではないでしょうか。

266034.jpg
建屋の前まで来ると、嬉しいことにシャッターが開いており、中の様子を見ることができました。おお、2隻が建造中ですね! 船体を天地逆に伏せたような状態で、外板を張っている最中のようです。どんな艇ができてくるのか、楽しみですね!

266035.jpgフネブネめぐりのシメは、これも毎度おなじみ古賀オールさんで。いつ拝見しても美しく整備された、クレーン群とバージたちが素敵です。

こちらも荷役シーンを期待したものの、残念ながら作業は終わっていたようです。まあ、最近は荷役だけでなく、曳航中の姿まで拝ませてもらったばかりですから、ぜいたくは申せますまい。

(令和3年5月15日撮影)

(『供用された常磐橋』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 東京港 東雲運河 東雲北運河 曙北運河 消防船 独航艀

「ひりゆう」入港!…2

(『「ひりゆう」入港!…1』のつづき)

266026.jpg
ほぼ正横からのスナップ。ファンネル兼放水塔が1本に重なり、トランサムも目に入らなくなると、妙に甲板室がかさ高で低舷側な、どこか昔の河用砲艦を思わせる姿に。

266027.jpg
そのまま船首が見える角度まで回り込んで。船橋下の構造物は角に小さいRがありのっぺりとしているせいか、この角度から見ると昔の冷蔵庫のような印象。

266028.jpg電光掲示板は調子がよくないのか、ほんの一瞬、断片的に文字が出ただけで終わりました。

発見してからここまで、実質12分ほど。行き足は全くついておらず、漂泊状態が続いています。ちなみに、晴海埠頭の通航信号所は「F」(自由入出港)を現示していて、入港に制限がかかっているわけではありませんでした。

266029.jpg
むう、やはりカタマランの股ぐら(笑)を見ると、くぐりたくなってしまうなあ‥‥。船尾はちょっとキツそうだったけれど、船首側なら頭突っ込むくらいできそう、などと妄想がむくむく。

しかし、丸みを帯びてお鉢の開いた船首形状、対照的に細くしぼられた喫水線周りと、ここもまた独特な雰囲気。唯一無二の消防船が放つ魅力を、細部まで堪能させていただいたのでした。

266030.jpg「ひりゆう」とお別れする少し前、有明西運河の方から「ボゥッ」という感じで短声の汽笛が鳴って、大きな音に驚かされました。前回触れたように、海保バースに測量船の姿はなく、奥の一隻(気象庁の『啓風丸』?)のみ。

鳴らしたとすれば、あの船しかいないような。何かのテストか、単に間違えたのか‥‥特に動きはなかったので、何かの警告ではないようでした。

(令和3年5月15日撮影)

(『5月15日のフネブネ…5』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 消防船 東京港