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変わりゆく多摩川河口…3

(『変わりゆく多摩川河口…2』のつづき)

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台船を正横に見て。下回りのあるクレーン車を載せ、クレーン船として働いているようですね。船名は「東洋200号」、船橋には東洋船舶工業(株)の横断幕がありました。

261032.jpg手前には曳船が一隻もやっていました。甲板室の前に備えた、黄色く塗られたパイプ製のガードが目立っています。

船名を見て驚きました。「第五十令和丸」、令和になってからまだ2年たらず、その間に50隻も僚船が造られたの? まあ、通しナンバーであるとはかぎりませんが、令和を冠した船名を実見するのは初めてということも手伝い、印象深いネーミングではありました。

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「東洋200号」を船尾側から。順光だと紅白のスパッドやクレーンのオレンジが映えて、なかなか美しいものですね。

このクラスの台船が、架設たけなわのときは多数出入りしたのですから、川崎寄りも十分な水深が確保されていると見てよいでしょう。もっとも浚渫した場所は工事終了にともない埋め戻されて、浅瀬に復元されてしまうそうですが‥‥。

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261035.jpg上は川崎側、南詰の様子を遠望。送り出し架設も終わって、以前よりすっきりした表情になりましたね。

前回同様、やはり全容が望める位置まで下りたいものと、下流側へ距離を撮ってから向き直り一枚。前回より桁が伸びたせいもあって、だいぶ遠ざかったものの、橋詰部分がフレームの外になってしまいました。竣工すれば合計10,000tに及ぶという桁の重量、相応の威容を好天のもと眺められて、嬉しいひとときでした。


(令和3年2月7日撮影)

(『変わりゆく多摩川河口…4』につづく)

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タグ : 多摩川台船曳船