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令和2年度川走り納め…9

(『令和2年度川走り納め…8』のつづき)

260076.jpg旧江戸川に出ました。暗く撮れてしまいましたが、左手にはおなじみ、三共油化の桟橋にもやう独航艀が。船名は「三栄丸」。

中川の独航艀船隊を見た後だと、操舵室や船尾の甲板室の高さが目につきます。中川にくらべ、橋の桁下高に余裕のあるのが実感できますよね。


260077.jpg妙見島の北端に近づいたあたり、新川東水門に目をやって、「ええっ!」と声を上げてしまいました。堤防の高さまで打ち込まれた鋼管矢板に、新川東口がぐるりと取り囲まれてしまっている!

水門の設備更新だけなら、ここまで手厚いやり方はしないように思えたので、いよいよ水門の全面撤去かしらと、勘ぐっても無理のないことでしょう。

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矢板の高さがこれだけあって、錆色の面積も広大なので、近づくと結構なインパクト。扉体をすっかり下した水門の姿も珍しいですが、何か悪いことをして捕まったようでもあり、ちょっと哀れな感じも。

検索してみたところ、「新川東水門・樋門導水設備を設置」(建通新聞)一昨年7月23日付の記事がヒットしました。引用すると、
東京都建設局江東治水事務所は、新川東水門・樋門の耐震補強工事に伴う導水設備工事を進める。財務局が8月中旬に技術実績評価型総合評価方式による希望制指名競争入札を公告する予定。

なるほど、水門の向こうにある導水樋門(『新川畔をお散歩…8』参照)周りまで含む、耐震補強と導水施設の工事をするわけですか。水門とともにあった船溜風景も、大きく変化しそうですね。

260079.jpgさらに下って妙見島東水路に至り、二度びっくりさせられるとは。妙見島の老舗マリーナ、ニューポート江戸川が何と、コンクリート堤防の向こうになり、クラブハウスやヤードに並んだ艇たちが、見えなくなっていました。

まあ、堤防の向こうにヤードがある川のマリーナというのも、決して珍しいものではありませんが‥‥。見えるのがこのクレーンと桟橋のみというのも、以前を知っているとなお、結構な衝撃であります。

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少し陽が差してきて、クレーンを照らしました。トラスでないスケルトンの構造はなかなかスマートで、水門同様の威容を感じさせるものが。

しかし、これで妙見島は堤防で完全に囲繞され、現代の輪中といってよい状態になりましたね。ますます、「和製フォート・ドラム」の異名にふさわしい外観になった気が(笑)。ここまで手厚くするのは、何より東京周辺では珍しい、人の住む川中島ということもあるでしょう。また水門で守られていない河川は、堤防を完全にするこの手しかない、ということを実感させられたことではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和2年12月29日撮影)

(『令和2年度川走り納め…10』につづく)

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タグ : 旧江戸川新川東水門妙見島独航艀