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9月21日の水路風景…2

(『9月21日の水路風景…1』のつづき)

255051.jpgお次はもうほとんどルーティン(?)になってしまった、常磐橋復元工事の進捗を観察する件であります。

屈曲を過ぎて、一本下流の常盤橋をくぐる手前でふと、「この先常磐橋工事中」の看板が、右肩下がりになってしまったのに気づかされました。もう長い間この看板を見ていますが、いつもキチンと水平に架けられていたので、ちょっと意外ではありました。

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前回、9月21日の状態とくらべると、袖高欄、高欄ともに養生が取り去られ、橋上がクリアになってきましたね。

側面に掲げられていた、通航の可否や航路を示す看板もなくなり、竣工がいよいよ近づいたという感じがします。この日も作業は続行しており、安全帽姿の皆さんが忙しそうに立ち働いていました。

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さて、くぐってみようとスロットルを投入、大好きな水切りを眺めながら左径間に進入すると‥‥う~ん、石材表面の色、ずいぶん渋くなりましたよね?

曇りのせいで、色味が暗く見えるのかしら‥‥いや、それにしても、組み上げた当初の白っぽい感じは脱して、本来の色合いに近づいてきたことは間違いないでしょう。

255054.jpg写真がブレていて恐縮ですが、今回驚いたのがこれです。アーチ内側の頂部に、何か黒い箱のようなものが取り付けられている‥‥何だろう?

近づいてみると、照明の灯器でした。なるほど、アーチの曲面を白熱色の球でほんのり照らし、夜に眺めると、アーチが水面に倒立像を映して浮かび上がる、といった趣向なのですね。

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きれいに洗浄し、復元した石材に穴をあけて‥‥、といった抵抗感がなくはないのですが、常磐橋が美しくライトアップされる姿も楽しみではあり、注目されることはもちろん悪いことではありません。

しかし、穴をあけたのに抵抗感がといっておきながら何ですが、周りにガードフレームを取り付けた方がいいような気もします。ただでさえ桁下(?)高が低いところへ、別付けの突起が増えたわけですから、ぶつけて壊してしまう艇が出ないとも限りません。心配しすぎでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(令和2年9月21日撮影)

(『9月21日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 日本橋川常磐橋高架下水路