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曇り空のフネブネめぐり…5

(『曇り空のフネブネめぐり…4』のつづき)

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転回して北上を始め、さて海保船艇を見て回るかと思ったら、右舷側に櫓を重ねた構造の操舵室を持つ強烈な押船を発見、すっかり意識が持ってゆかれることに。トランサムには「海秀丸 大阪」の文字が。海秀丸、いい名前ですねえ。

船首楼に高々とそびえる三段の操舵室! いや~、こういうのに弱いんですよ。二段目、室外機の置かれた空所に、膝をかかえて座り込んでみたい衝動にかられました。

255022.jpgごらんのとおり、突堤にもやったサビサビのプッシャーバージ(船名撮り忘れ)に接舷していました。船尾にスパッドが見えることから、浚渫船でしょうか。

「海秀丸」、サイドビューも素敵ですね。平甲板でなく、船首楼つきなのが全体のボリュームを豊かに見せていて、実に頼もしい、たくましい感じ。


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転回してさらに接近。トップ操舵室の右舷ウィング、室外機で塞がれてしまっているのが微笑ましいですね。トップの屋根から、船首甲板に梯子のようなものが降りているのも、今までの押船では見なかった独特な感じがします。いや、嬉しい出会いでした!

255024.jpg「海秀丸」と別れて、東京海上保安部・青海船艇基地の桟橋群を遠望。3本の桟橋があり、手前には運河上でもよく出会う、監視取締艇が何隻かもやっており、その向こうには巡視艇がいました。

実は、「海秀丸」に生気を吸い取られたのか、何枚も撮った写真のほとんどがブレかボケという惨状でして‥‥(涙)。何とか見られるものは次の一枚のみというていたらくでした。

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CL183「ゆりかぜ」。右側に甲板室だけ見せている艇は「ゆめかぜ」で、珍しくグレーの船体でした。桟橋上には、複合艇が上架されているのが見えますね。船首に母艇のハルナンバーが記入されていないので、装載艇ではないようです。海上保安部の備品扱いかしら?
撮影地点のMapion地図

(令和2年9月21日撮影)

(『曇り空のフネブネめぐり…6』につづく)

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タグ : 曳船浚渫船巡視艇東京港