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8月15日の水路風景…3

(『8月15日の水路風景…2』のつづき)

254026.jpg澪筋から多摩川本流に出て左へ、微速のまま北岸寄りに下航します。水際は護岸工事の準備なのか、びっしりと土嚢が積まれて、陽光を反射していました。

東へ行くほど、階段状に高さを低めてあるこの建物は、「羽田イノベーションシティ」という複合施設で、7月3日すでに一部を先行開業しているそう。階段状の形は、航空法による高さ制限のためみたいですね。
(参考:『羽田空港跡地第1ゾーン整備方針』大田区)

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正面に目を向けると、逆光の中橋のシルエットが、川面のさざ波の向こうに浮かんでいました。前回の1径間から5径間へ、進捗のスピードを実感させる遠景。

しかし、相変わらず浅瀬と澪筋の境界を示す澪標が少なく、つい右側に寄ってしまいがちで、魚探の感を頼りながらのそろそろ歩きにならざるを得ないのは少々つらいところ。かつてのように、澪標ずらりとはいかなくなった事情があるのでしょう。

254028.jpg下るにつれて、ようやく右写真のような赤・白・赤の旗を掲げた、竹竿の澪標を見つけてホッとしたものの、間隔が広くちょっと頼りなげではありました。

まだ新しい感じだったので、最近刺して回ったものと思われますが、以前の密度を知る身からすると、何とも寂しい気持ちになったものです。ともあれ、澪標があるのはありがたいことで、設置した方に感謝しつつ下航したものでした。

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羽田空港船着場の真横まで来て、一息つきました。ここまでくれば定期便のある水域ゆえ、十分な水深がありますし、橋脚や足場のあるおかげで、浅瀬との位置関係もつかみやすいからです。

気持ちに余裕ができたところで、クレーンの載った桁を一枚。かつて平らかだった沿岸に、次々と新しいビルが建ち、こうして長大橋が架けられてゆくさまを見るにつけ、かつての荒漠たる雰囲気は一掃されたなあ、という感を強くします。

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左奥に目を転じると、橋詰の交差点となる取り付け道路がほぼ完成しており、かたわらには人道の階段も併設されていました。竣工すればお散歩がてら、雄大な河口風景を誰でも眺めることができるようになるのですね。飛行機の撮影スポットとしてもよい場所になるかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日の水路風景…4』につづく)

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タグ : 多摩川