羽田の進入灯で憩う…1

涼をとるためにスッ飛ばしながら、中防北側の第二航路を西航。道々出会ったフネブネは後でまとめて紹介し、まずは港内風景からまいりましょう。

この船舶信号所か管制塔を思わせる建物、東洋信号通信社の東京出張所。入港する船舶に情報を提供するポートラジオ局なんだそうです。

●城南島の角を回ると、ご存じ羽田空港B滑走路の進入灯トラスが、猛暑ならではの靄の中に長大な姿を横たえているのが見えてきました。昨年末にも紹介しましたが、桁下をくぐったことがないのに気づき、もうちょっとスキンシップ(?)を図ってみようかしらと、行き足を落としてゆるゆる接近。

●原速で南下しながら、軸線方向に広がる空港風景をスナップ。色とりどりの機体がいくつも入り乱れて楽しい眺め。コロナ禍の初期には、減便・運休が相次いで無聊をかこった飛行機が、空港にずらりと並ぶさまが報道されましたが、ここにいる機体たちもそうなのでしょうか。

●港内も南端近くとあってさざ波は入ってくるものの、靄がかかるほど風は穏やかとあって、実にのどかな雰囲気。ときおり遠く聞こえるタービン音がある以外は、自艇にぶつかる水音のみ、この暑さがなければ、たゆたいながらボーッとしていたいくらいです。
静けさを破るように、頭上低くキーンという音が近づいてきました。グリーンの尾翼が美しい、ソラシドエアの機体を仰いで、迫力に一瞬暑さを忘れる思い。進入灯もいいですが、も少し飛行機を眺めていたくなってきました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年8月15日撮影)
(『羽田の進入灯で憩う…2』につづく)

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タグ : 東京港
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