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水路をゆく・第二運河 令和2年7~9月のご案内

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【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

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当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、平成20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、平成21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【タイトル画像ほかの更新履歴】
【8月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、尾竹橋を上流側から見て。令和2年6月7日撮影。
【7月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。竪川、新竪川橋から西を見たところ。令和2年6月7日撮影。

ようやく会えた! 巡視船「みかづき」

(『7月12日の運河風景…2』のつづき)

253011.jpg曙運河を南下し辰巳埠頭に出て、墨田川造船の浮きドックと艤装桟橋のある一角を訪ねてみました。3月と4月に、船台上でトランサムを目にしたものの、いまだ全容を拝んだことがない「みかづき」がいれば、という期待があったのです。

埠頭の東角をかわって、さてどうかしら、と首を伸ばしてみると‥‥一隻もやっていますね! 「みかづき」だといいんですが!

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トランサムの船名はまだ塗りつぶされていましたが、間違いなく「みかづき」です! いや~、何度もロストしてようやっと、という感があったので、嬉しかったですねえ。

Wikipedia「しもじ型巡視船」によると、200総t、全長43m、兵装は20㎜多銃身機銃×1。速力は最近の例にならい、どうも未公表のようですね。「みかづき」は、このクラス最新の10番船になるそうです。

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正横からサイドビューを一枚。船体は塗装済みでしたが、上部構造物はマストとクレーンをのぞいて生地のまま。足場も取れていない、艤装真っ最中の状態です。

巡視船『みかづき』進水」(世界の艦船)によると、4月7日に進水していたとありますが、4月29日は本社を、6月7日は辰巳を訪ねたのに、見ることができずハテ? と首をかしげたものでした。

入れ替わりのタイミングが合っただけなのか、特殊な艤装などでどこか別の造船所にしばらく出張っていたのか‥‥。いずれにせよ、今回は竣工までえらく時間がかかるんだなあ、と思ったことではありました。

253014.jpg左舷前方から。ぐっと反った滑走船タイプのラインが、力強さを醸し出してよい角度です。船首甲板上、円筒の上に載った一つ目は、射撃指揮装置の光学センサーでしょうか。

逆光に入ると空が白くなり、シャープさに欠けるのは夏なので致し方ないものの、生地のままの船橋がキラキラして、新造船らしい初々しい魅力が感じられたものでした。

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ようやく会えたんだしと、ちょっと欲を出して岸壁に寄せ、正面から狙ってみました。サイドビューは軽快な感じがしますが、真正面から眺めるとだいぶ違って、排水量相応の重厚な印象が。

竣工後は、父島の小笠原海上保安署に配備されるとのこと。南海の護りにおもむく頼もしい増勢、ご安航をお祈りしております。
撮影地点のMapion地図

(令和2年7月12日撮影)

(『7月12日の運河風景…3』につづく)

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タグ : 巡視船 東京港 墨田川造船

7月12日の運河風景…2

(『7月12日の運河風景…1』のつづき)

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253007.jpgさらにずいずいと“壁”さんに迫って。大きな窓がない分ツライチ感が強調されて、水際ギリギリから立ち上がっているのも、質量過剰な雰囲気が横溢してよいもの。ここに、ついこの間まで水路があったんですからねえ。

ふと見上げると、屋上をスーッと移動していく大型トラックが。当たり前ではありますが、建物の堅牢さと荷扱量の膨大さが想像できて、妙な感動がありました。

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左に視点を変えれば、はるか向こうに何ていうんでしょう、トラックがフロア間を上下するための、螺旋状の道路が。まあ、しみじみ巨大な建物で、肉薄(?)してみるものであります。手前の護岸は手を入れていないのか、雑草が生い茂っていました。

253009.jpg帰路は西岸に寄せて、プレハブみっちりを間近に観察しつつ南下。ここで待機を命じられたら、朝な夕なにマリーナの出船入船を眺められるわけか‥‥と、また不謹慎な妄想を。

建物自身は新しいので、さっぱりと小ぎれいですが、これからの季節はどうでしょう。建物の素材と周りの環境を考えると、夏は少々厳しそうですね。

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砂町運河に戻り西行に入ったところで、海上保安庁の複合艇に行逢しました。海保船艇の建造所である墨田川造船があるせいか、過去にも何度か出くわしています。

カメラを向けたせいもあるのでしょうが、乗り組みさんが全員でこちらをガン見(笑)してきて、眼光の鋭さに震え上がる不審船長(うそ)。いや、よほど怪しいフネに見えたのでしょうね!

(令和2年7月12日撮影)

(『ようやく会えた! 巡視船「みかづき」』につづく)

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タグ : 砂町北運河 砂町運河

7月12日の運河風景…1

253001.jpg諸々手塞がりだったのですが、あまり長期休航すると、昨年のようにフジツボさんの社交場を提供する羽目になりかねませんから、7月12日、近場の様子見もかねてお散歩してきました。

人のいない繋留艇のトランサムは、がーさんたちにとって格好の休憩所。掃除が大変だから、あんまり粗相をしちゃダメだよ‥‥。

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まず向かったのは、砂町北運河。運河北端部を埋め立てて建てられた巨大物流拠点、昨年末見たようにすでに竣工しているのでしょうが、完成後近づいたことがなかったので、間近で眺めてみたくなったのです。

おなじみプッシャーバージのガット船「第三十七共栄丸」の質量を右頬に感じながら、微速で運河の奥へと北上。

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枝運河の分流点より手前で、左手、かつて石川島造船化工機のあった更地に、小さなアパートくらいのプレハブ2階建てが、みっちりと敷地一杯に並んでいるのを発見。一瞬、異様の感に打たれて見入った後、ははあ、とピンときたわけです。

検索してみると、「五輪施設を新型コロナ患者の待機施設へ、どんな建築工事が必要?」(日経XTECH)がヒット。文中に「改修するのは、東京五輪・パラリンピックの警備に当たる警察官などの待機所だ。警視庁が江戸川区臨海町、江東区新砂、江東区潮見、大田区城南島の4カ所にプレハブ群を建設中」とありました。各地から五輪警備にはせ参じるお巡りさんのための宿舎を、コロナ患者が留め置かれる施設に転用したというわけですね。

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さて、正面に向き直ってみると、佐川グローバルロジスティクスの巨大物流センターが。改めて“壁”感がもの凄い‥‥。

以前と同じようなことをいって恐縮ですが、北~北西風をばっちり防いでくれそうで、秋、冬の艇の取り回しが楽になりそう。東京湾マリーナの繋留艇がうらやましいくらいです。

253004.jpg“壁”に近づく道々で、つい目を奪われてしまう、かつての船台。スロープも扉船もそのまま、プレハブがドックサイドまで詰まっているのが見えます。

造船所の跡地で、旧船台やマリーナの出船入船を望めるという、フネ好き垂涎の立地‥‥。何週間も留め置かれ、病に苦しむなら、せめて趣味が楽しめるココがいいな‥‥などと、不謹慎なことを妄想してしまいました。
撮影地点のMapion地図

(令和2年7月12日撮影)

(『7月12日の運河風景…2』につづく)

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タグ : 砂町北運河 水辺の鳥たち

6月7日の西側河川…3

(『6月7日の西側河川…2』のつづき)

252121.jpg平久水門の裏側に接して架けられた、石浜橋をくぐって江東内部河川・西側河川の領域を脱出。

横断幕のとおり、内部河川は全域が水上バイク禁止なのですが、こちら側に幕を張ってもあんまり意味がないような‥‥。せめて通航艇の乗り組みさんだけでも啓発して、雰囲気を醸成しておこうということでしょうか。


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汐浜運河との十字流に出れば、正面におなじみ白妙橋の艶姿が。こちらからだとテラスの張り出しもなく、橋詰の植生も少ないので、優美な全容が心ゆくまで楽しめるというもの。

震災復興橋より少し後の世代になりますが、曲線のたおやかさとともに、戦前の古豪橋らしい重厚さも感じられて、いつ見てもよいものです。

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そのまま平久運河を直進すると、汐見運河との十字流に面した白鷺橋、フェンスで通航止めになっていました。一見したところ、改架工事でしょうか。フェンスは上下流ともに張られ、橋上にはクレーン車2台が見られました。

252124.jpg左折して東へ向かう前に、この十字流のヌシたる第一石油販売に目を向けてみると、小さな変化が。営業日・営業時間を記した看板、土曜の項に横線が引いてあって、消してありますね。

利用艇の減少によるものか、コロナ禍対応の短縮営業かはわかりませんが、一抹の寂しさが。都内でも貴重な「運河のスタンド」の生き残り、ご盛業をお祈りしております‥‥。

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そしてシメはやはり、イグアナ先生へのご挨拶で。コロナなどどこ吹く風のあたりを払う威容、まことに頼もしい四肢を踏みしめたそのお姿‥‥。

私が時間と懐に余裕があったら、それこそアマ何とかさんより、イグアナ先生の御姿を刷ったお札を疫病退散のご本尊として広宣流布したいくらいなのですが(もはや宗教)。

(令和2年6月7日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 平久川 平久運河 汐見運河 江東内部河川 第一石油販売 イグアナクレーン