水路をゆく・第二運河 令和2年4~6月のご案内

【ご案内】
■「水路をゆく・第二運河」にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。
■当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
■コメントが減少したため、コメント欄は一昨年より閉じさせていただきました。悪しからずご了承ください。
■なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
■ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
■画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
■本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
■記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
■お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
■【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。
■当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、平成20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、平成21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
■なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。
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【タイトル画像ほかの更新履歴】
■【6月12日】本日深夜0:20より、テレビ朝日系列で放送のタモリ倶楽部総集編「ボートから護衛艦まで!キャプテンタモリ 大航海史」にて、9年前に出演した「最低橋」の回(『茂森橋の晴れ舞台!』参照)がダイジェスト放映されるとのこと。
■【6月4日更新】タイトルバック画像を更新しました。神田川、浅草橋の船宿街を下流側から見て。令和2年4月4日撮影。
■【5月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、厩橋です。令和2年4月29日撮影。
■【4月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。レインボーブリッジ東詰高架下から台場を望んで。令和2年2月9日撮影。
■【6月4日更新】タイトルバック画像を更新しました。神田川、浅草橋の船宿街を下流側から見て。令和2年4月4日撮影。
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■【4月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。レインボーブリッジ東詰高架下から台場を望んで。令和2年2月9日撮影。
6月7日の岩淵水門
(『6月7日の旧岩淵水門』のつづき)

●転回して下流側へ向き直り、現岩淵水門とご対面。話には聞いていましたが、これまたずいぶんとマダラな‥‥。第3径間(右側)の扉体のみ塗り替え済み、第2径間は従来のまま下塗りが露出した痛々しい状態、第1径間は少々色褪せて、と三者三様。
●歓声が聞こえてきたので、ふと水門右手の堤防に目を向けて一枚。美しい新緑の法面が目に快く、天端の堤防道は自転車に乗る人や、散策する人たちで賑わっていました。
狭い街場で育ったこともあり、子供時代、こういう広々とした「土手のある生活」に憧れていた面もあって、人の行き交う堤防を眺めていると、何かウキウキするような、楽しい気分にさせられるのでした。

●中央、第2径間をくぐりながらぐっと仰いでみたところ。2本の堰柱は耐震補強で、鋼板による巻き立てがなされたのは以前も拝見しましたが、引き締まった、より頼もしい感じがしますよね。
それだけに、丸窓を側面に配した、特徴あるデザインの巻上機室の壁面、老いが目立つようになってしまいました。ここは堰柱とバランスを取って、エポキシ塗装でもしてあげたいところです。

●‥‥そんなことを考えながら、くぐって振り返ったところ‥‥えっ、巻上機室に補修の痕が! やはり相当くたびれてるんですねえ(実は、前回訪問時すでにこうなっていたのですが、今回ようやく気づいた!)。予算なのか、他の理由があるのかは知りませんが、いっぺんに補修工事をするのは難しいのでしょうか。

●少し距離を取って下流側から。首都を貫流する都大路・大川、その流頭部を護るかなめの水門だけに、機能のみならず、体裁にも気を配ってやっていただきたいものです。
何分豪雨の後とあって、河水は泥色に濁り、浮流物も少なくありません。予定している石神井川への進入、この分では大丈夫かしらと、若干不安になりましたが、まずは衝突してステムを傷つけないよう、慎重に下航してゆきましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の隅田川…1』につづく)

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●転回して下流側へ向き直り、現岩淵水門とご対面。話には聞いていましたが、これまたずいぶんとマダラな‥‥。第3径間(右側)の扉体のみ塗り替え済み、第2径間は従来のまま下塗りが露出した痛々しい状態、第1径間は少々色褪せて、と三者三様。

狭い街場で育ったこともあり、子供時代、こういう広々とした「土手のある生活」に憧れていた面もあって、人の行き交う堤防を眺めていると、何かウキウキするような、楽しい気分にさせられるのでした。

●中央、第2径間をくぐりながらぐっと仰いでみたところ。2本の堰柱は耐震補強で、鋼板による巻き立てがなされたのは以前も拝見しましたが、引き締まった、より頼もしい感じがしますよね。
それだけに、丸窓を側面に配した、特徴あるデザインの巻上機室の壁面、老いが目立つようになってしまいました。ここは堰柱とバランスを取って、エポキシ塗装でもしてあげたいところです。

●‥‥そんなことを考えながら、くぐって振り返ったところ‥‥えっ、巻上機室に補修の痕が! やはり相当くたびれてるんですねえ(実は、前回訪問時すでにこうなっていたのですが、今回ようやく気づいた!)。予算なのか、他の理由があるのかは知りませんが、いっぺんに補修工事をするのは難しいのでしょうか。

●少し距離を取って下流側から。首都を貫流する都大路・大川、その流頭部を護るかなめの水門だけに、機能のみならず、体裁にも気を配ってやっていただきたいものです。
何分豪雨の後とあって、河水は泥色に濁り、浮流物も少なくありません。予定している石神井川への進入、この分では大丈夫かしらと、若干不安になりましたが、まずは衝突してステムを傷つけないよう、慎重に下航してゆきましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の隅田川…1』につづく)

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6月7日の旧岩淵水門
(『6月7日の荒川、ほんの少し』のつづき)
●岩淵に到着、荒川・隅田川の分流点から少し上流へ上がり、転回して旧岩淵水門に久しぶりのご挨拶。
緊急事態宣言解除から間がないとあって、水際には多くの人が見られ、結構な賑わい。水門に寄せようと岸に近づくと、バーベキューでもしているのかいい匂いが。穏やかな好天も手伝って、久しぶりの開放感を楽しまれたことでしょう。

●しかし、こうも水際に人出があると、あまり水門に近づくのもはばかられそう。というわけで、ソーシャルディスタンス(でもなんでもない)を取っての逢瀬となりました。光線もいま一つなので、扉体の継ぎ手などディテールもつぶれ気味でしたが、鮮やかな赤の扉体は健在です。

●裏側に回ってみようと、分流点へ。旧岩淵水門の管理橋で渡る“島”は、水際が石組の法面で降りやすいとあって、まあたくさんの釣り人さんが。意外と沖まで投じられている釣り糸を巻き込まないように、慎重にまいりましょう。
ご存知のとおり、現岩淵水門を造った際、現地保存された旧水門に負担がかからないよう、堤防の一部を切断して、新たな分流点・通船路としたのです。
魚探の感へ目を落とすと、切断箇所に入って間もなく、水深がぐっと上がって、再びゆるやかに下がってゆくのを見ることができました。かつてここに堤防があったことを、感じさせる河底地形(?)であります。

●裏側‥‥いや、下流側といった方がいいかしら。こちらは扉体が隠れるので、絵的には地味になりますが、扉体の構造やコンクリートの継ぎ目など、ディテールはくっきり。戦前の大形水門らしい風格が堪能できます。
現岩淵水門も、耐震補強や塗り替えなど工事があったと聞いています。そちらの変化も記録しつつ、隅田川を流頭部から下ってゆきましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の岩淵水門』につづく)

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緊急事態宣言解除から間がないとあって、水際には多くの人が見られ、結構な賑わい。水門に寄せようと岸に近づくと、バーベキューでもしているのかいい匂いが。穏やかな好天も手伝って、久しぶりの開放感を楽しまれたことでしょう。

●しかし、こうも水際に人出があると、あまり水門に近づくのもはばかられそう。というわけで、ソーシャルディスタンス(でもなんでもない)を取っての逢瀬となりました。光線もいま一つなので、扉体の継ぎ手などディテールもつぶれ気味でしたが、鮮やかな赤の扉体は健在です。


ご存知のとおり、現岩淵水門を造った際、現地保存された旧水門に負担がかからないよう、堤防の一部を切断して、新たな分流点・通船路としたのです。
魚探の感へ目を落とすと、切断箇所に入って間もなく、水深がぐっと上がって、再びゆるやかに下がってゆくのを見ることができました。かつてここに堤防があったことを、感じさせる河底地形(?)であります。

●裏側‥‥いや、下流側といった方がいいかしら。こちらは扉体が隠れるので、絵的には地味になりますが、扉体の構造やコンクリートの継ぎ目など、ディテールはくっきり。戦前の大形水門らしい風格が堪能できます。
現岩淵水門も、耐震補強や塗り替えなど工事があったと聞いています。そちらの変化も記録しつつ、隅田川を流頭部から下ってゆきましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の岩淵水門』につづく)

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6月7日の荒川、ほんの少し
(『6月7日の綾瀬川…2』のつづき)
●通るたびに同じような視点で仰いでしまうのが、この堀切ジャンクション。宙に描かれる大三角、何度見ても爽快な眺めであります。
この後、すでに触れた綾瀬水門の早瀬でスリルを楽しんで、荒川に戻ったわけです。以下なじみの川景色から、少しだけスナップを選んでみました。

●綾瀬水門を出て遡上を再開し間もなく、東武伊勢崎線を筆頭に、5本のトラスが密集するここも楽しいところ。
以前も紹介した、橋脚の断面図つきの「接触注意」標識、橋に掲げられた船舶向けメッセージの中でも、秀逸な部類に属するのではないでしょうか。まあ、標識が設けられたということは、それほど事故が多い証しでもありますが‥‥。
●荒川下流部でも華のある橋、五色桜大橋の手前には江北橋‥‥あら、あそこだけちょっとバグったような、解像度の低く見えるところが‥‥(笑)。
橋が養生でドット絵に見えるのは、今まで何度か経験しましたが、バックがさらに大きい橋だとより面白い見え方に感じますね。下路式鋼橋の楽しみの一つ(?)として、ジャンル化していいくらいに思えます。

●少し遠かったのですが、河中のロボット三等兵、西新井水位観測所も一枚。ちょっと不思議なのは、大きな増水に何度も遭ったであろうにもかかわらず、螺旋階段の手すりなどに、ゆがみなど損傷の跡が見られないこと。まめに管理されているのでしょうか。

●周りの風景も一緒に撮りたくて、芝川水門を少し遠目に下流側から。大干潮時とあって、岸辺の浅瀬が大きく露出し、もやわれた船が泥の上に座り込んでいるのも風情がありますね。
水門の背後、新芝川排水機場は外壁の更新工事なのか、レンガ色だった壁面がはぎとられて、コンクリートの生地が露出していました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の旧岩淵水門』につづく)

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この後、すでに触れた綾瀬水門の早瀬でスリルを楽しんで、荒川に戻ったわけです。以下なじみの川景色から、少しだけスナップを選んでみました。

●綾瀬水門を出て遡上を再開し間もなく、東武伊勢崎線を筆頭に、5本のトラスが密集するここも楽しいところ。
以前も紹介した、橋脚の断面図つきの「接触注意」標識、橋に掲げられた船舶向けメッセージの中でも、秀逸な部類に属するのではないでしょうか。まあ、標識が設けられたということは、それほど事故が多い証しでもありますが‥‥。

橋が養生でドット絵に見えるのは、今まで何度か経験しましたが、バックがさらに大きい橋だとより面白い見え方に感じますね。下路式鋼橋の楽しみの一つ(?)として、ジャンル化していいくらいに思えます。

●少し遠かったのですが、河中のロボット三等兵、西新井水位観測所も一枚。ちょっと不思議なのは、大きな増水に何度も遭ったであろうにもかかわらず、螺旋階段の手すりなどに、ゆがみなど損傷の跡が見られないこと。まめに管理されているのでしょうか。

●周りの風景も一緒に撮りたくて、芝川水門を少し遠目に下流側から。大干潮時とあって、岸辺の浅瀬が大きく露出し、もやわれた船が泥の上に座り込んでいるのも風情がありますね。
水門の背後、新芝川排水機場は外壁の更新工事なのか、レンガ色だった壁面がはぎとられて、コンクリートの生地が露出していました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の旧岩淵水門』につづく)

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6月7日の綾瀬川…2
(『6月7日の綾瀬川…1』のつづき)
●京成押上線・荒川橋梁の前後にも、護岸工事の台船群がもやっていました。
流路左側にオレンジ色のブイが点々と打たれているのは、台船たちからアンカーロープが伸びていることを示しているのでしょう。恐らく控えのもやいで、ロープ自体は河底に沈んでいると思われますが、アンカーの状態がわかりません。行き足をゆるめて、慎重にまいりましょう。

●私好みの通船「はやぶさ2号」。古典的通船スタイル、シンプルかつ堅牢そうな働き者の姿に惹かれます。船首甲板上、クリートやビットでなく、角材の繋船杭というのがまたそそりますよね。

●ここで一つ、思わず二度見した珍物件を‥‥。右のいびつな物体、目に入った最初は「FRP製のイルカ人形でも沈んでいて、そのくねった尾っぽが水面上に飛び出しているのかなあ?」と、思わずあさっての方向へ妄想してしまったほど、どこか生きものっぽい、ちょっと気味悪く感じられるカタチでした。
正横にきてからよっくよく眺めたところ、ストックアンカーの2本ある爪の1本が、大潮の翌日という大干潮で水位が低くなったことにより、にょっきり顔を出しただけだったことが判明! まさに、幽霊の正体見たり、というオソマツでした。
●おなじみの定番物件ながら、その個性ゆえ毎回目を向けてしまうこちら、堀切避難橋。
水平感覚を狂わせるような架橋法もさることながら、八角に抜いたような天の構造も素敵。おまけにバックは強烈な造形で水門好きの心をとらえて止まない、堀切菖蒲水門ときているのですから、何度見ても飽きさせないものがあります。

●その堀切菖蒲水門にもご機嫌伺い。お変わりなくご同慶の至りでありますが、わずかな変化といえば、左の巻上機室下端から蔦がからんできていること。これは早めに刈り取っておかないと、夏のうちに蔦で覆われ、オバケ屋敷みたいになってしまうかも‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の荒川、ほんの少し』につづく)

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流路左側にオレンジ色のブイが点々と打たれているのは、台船たちからアンカーロープが伸びていることを示しているのでしょう。恐らく控えのもやいで、ロープ自体は河底に沈んでいると思われますが、アンカーの状態がわかりません。行き足をゆるめて、慎重にまいりましょう。

●私好みの通船「はやぶさ2号」。古典的通船スタイル、シンプルかつ堅牢そうな働き者の姿に惹かれます。船首甲板上、クリートやビットでなく、角材の繋船杭というのがまたそそりますよね。

●ここで一つ、思わず二度見した珍物件を‥‥。右のいびつな物体、目に入った最初は「FRP製のイルカ人形でも沈んでいて、そのくねった尾っぽが水面上に飛び出しているのかなあ?」と、思わずあさっての方向へ妄想してしまったほど、どこか生きものっぽい、ちょっと気味悪く感じられるカタチでした。
正横にきてからよっくよく眺めたところ、ストックアンカーの2本ある爪の1本が、大潮の翌日という大干潮で水位が低くなったことにより、にょっきり顔を出しただけだったことが判明! まさに、幽霊の正体見たり、というオソマツでした。

水平感覚を狂わせるような架橋法もさることながら、八角に抜いたような天の構造も素敵。おまけにバックは強烈な造形で水門好きの心をとらえて止まない、堀切菖蒲水門ときているのですから、何度見ても飽きさせないものがあります。

●その堀切菖蒲水門にもご機嫌伺い。お変わりなくご同慶の至りでありますが、わずかな変化といえば、左の巻上機室下端から蔦がからんできていること。これは早めに刈り取っておかないと、夏のうちに蔦で覆われ、オバケ屋敷みたいになってしまうかも‥‥。
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(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の荒川、ほんの少し』につづく)

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