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開田橋閘門を訪ねて…8

(『開田橋閘門を訪ねて…7』のつづき)

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後扉室ゲートが静々と開いて、二度の通航も終わりが近づきました。開田橋閘門とも、名残惜しくもお別れです。

普段、ローラーゲートの閘門ばかり通航しているので、水しぶきを上げて開く扉体や大きな閘程、水垂れに備えて身構えるなど、ダイナミックな動きとちょっとした緊張感がつきものなのですが、スイングゲート閘門はそれと正反対の魅力がありますね! 音もなく、激しい動きもなく、あくまで穏やか。静謐こそこの種のゲートの身上ということが、改めて実感できました。

243042.jpg社長にお願いして、もう一回水門ゲートの斜接部に近づいてもらい、まじまじと観察。この角度から見たかぎりでは、水密材はぴったり接しているようですが‥‥。

横利根閘門は、木製の水密材で断面ほぼ一杯に接するようなタイプでしたが、これは手前の平たく幅広のと、奥の太いのと、2条に分けているのでしょうか?


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吉崎屋マリーナに帰着。閘門好き冥利に尽きる楽しく貴重な体験ができたのも、不躾なお願いにもかかわらず社長が快くお引き受け下さり、自ら舵を取って艇を出してくださったおかげ。本当にありがとうございました!

さて、今度は陸上からの検分とまいりましょう。ウェブ上にも資料となるものが少ないので、何か諸元がわかるような発見があると嬉しいのですが。

243044.jpg水上にあるときから気になっていた、開田橋東詰、閘門と隣接した場所にある瓦屋根の建物。変電設備とか、水閘門の関連施設くさいとにらんでいたのですが、どうでしょうか。

ガラスブロックの明り取りがあったりして、大きさからも公衆便所のような雰囲気ではありますが、正面は頑丈そうな鉄扉。むむ、いよいよ怪しいゾ!


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ビンゴ!銘板がありました!左の銘板は水門ゲート、右は閘門ゲートと、二つ揃って掲げられており、思わずニンマリ。

水門は実に、径間18m。扉体の天地は2.5mなので、水深は2mほどといったところ。そして肝心な開閉方式が、「内外水位差による自動開閉及び油圧シリンダによる補助開閉式」! やはり、扉体をフリーにしてあるんですね!

閘門の方を拾ってみると、径間3.5mと、文句なしの極小閘門です。他にゲート設備の記載はないので、推測したとおり注排水のバイパスはなし。設置はどちらも平成16年9月、メーカーは高田機工とのこと。イヤ~、知りたかったことがいっぺんに解明できて、もう小躍りしたくなったことではありました。
撮影地点のMapion地図

(元年11月23日撮影)

(『開田橋閘門を訪ねて…9』につづく)

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タグ : 北潟湖 開田橋閘門 閘門