FC2ブログ

加賀須野橋…4

(『加賀須野橋…3』のつづき)

239092.jpg一つ積み忘れ。下流側、通航船向けの二色信号と、橋脚前に設けられた防護杭。信号はずいぶん小さく見えますね。防護杭はFRPか何かで被覆された分厚いフェンダーで覆われていて、各橋脚の上下流に1本づつ備えられています。

大屈曲の頂点付近にあり、本船からすれば舵取りの難しい場所ではあるように思えました。まして径間が今の半分だった、先代橋のころにおいておや!

239093.jpg
加賀須野橋の上から、上流側を望んだところ。手前には航路を示すブイが見えますね。

橋は国道11号加賀須野大橋、その向こうは高速道路、徳島自動車道の橋。次の共栄橋も含めて、本船が通れるよう桁下高を高く取ってあり、一般道であっても河畔から河畔へ渡るような、生活道路ではないことがわかります。いわゆる“普通の橋”は、約4㎞上流へ遡った鯛浜橋までありません。そういった意味でも、加賀須野橋は貴重な存在なのですね。

239094.jpg遮断機に併設されていた、縦型の電光掲示板も一枚。信号が赤になり、遮断機が下りておそらく音響の警報も鳴り、この掲示板に表示が出てと、橋の運転中は賑やかなことでしょう。

しかし、勝鬨橋のような跳開橋と違って、桁が水平に上がる昇開橋は、橋上で待っている人の視界がさえぎられず、通航船を目と鼻の先で眺められるんですよねえ‥‥。その迫力と非日常感、いかばかりのものでしょう! 次回はぜひ、時間を取って通航シーンを見に訪れたいものです。

239091.jpg
ホンモノのGoogleマップで加賀須野橋を表示

最後にささいなことではありますが、一つ気になったことを。Googleマップで加賀須野橋を表示すると、ご覧のように旧加賀須野橋のあった場所に、何やら痕跡のようなものが。実際にこうは見えないことは、現地で確認してきましたし、撤去前の先代橋を、後で消したにしてはおかしいですよね。

もしかして、ストリートビューで降りてみたら、撤去中の先代橋が見られるのかしら? と期待して見てみたら‥‥。残念、旧取付道路よりの視界に写っていたのは、撤去工事の台船くらい。あとはちゃんと更新されて、最近の画像になっていました。ともあれ、旧加賀須野橋の残留思念が、ウェブ上に現われたような気がして、ここに記録しておくことにしました。

239095.jpg
国内最大の昇開橋として改架竣工し、これも国内では珍しい、河口を隔てること6㎞余の本船航路を擁して、日々昇開を繰り返す加賀須野橋。運転頻度と存在感もさることながら、橋として、航路として必要とされているのが現地に立ってなるほどと納得でき、興味深くかつ楽しい訪問でした。

(元年9月14日撮影)

(『鍋川閘門…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 今切川 加賀須野橋 徳島市