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岡崎渡船…1

(『徳島へ行って来ました』のつづき)

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最初の目的地は、撫養航路の一部であり、鳴門市の臨海部を南北に伸びる撫養川の北端、小鳴門海峡を望む風光明媚なところ、岡崎。ここから対岸の大毛島・土佐泊を結ぶ、岡崎渡船に乗ってみようとやってきたのです。撫養航路の船に乗れないことが決まった以上、少しでもご当地の船を体験しておきたいという気持ちも正直ありました。

小鳴門海峡にはこの岡崎渡船のほか、黒崎、島田と計3つの渡船があるのだそう。陸閘を備えた防潮堤の向こうに、渡船の船橋が顔を出しているのが見えました。

239007.jpg入口の左には、陸閘を閉じたときのために階段が設けてあったので、天端に上って渡船と初顔合わせ。バウランプを備えた、可愛らしい感じの船がスロープにバウづけしていました。

渡船」(鳴門市HP)に詳細がありますが、正式な航路名は「市道岡崎渡船場線」といい、運賃は無料です。その名のとおり市道の一部として機能している、地元の方のための足なのです。

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渡船「さざなみ」を左舷から一枚。晴天のおかげで、白と青の船体色がよく映え、背後の緑濃い山並みともよくマッチしています。揚陸艇のようなバウランプを持つ渡船は、軽車輌も載せられる機能性もあって、各地で活躍しているのでしょうが、私はこれが初体験。

先ほどのサイトから要目を拾うと、6.6総t、6kt、174psで主機ディーゼル、平成7年進水とのこと。幅があるせいか、ちょっと寸詰まったようなところに可愛らしさを覚え、いっぺんで好きになってしまいました。

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239010.jpg船尾は丸みを帯びて、優しい感じのする書体で「さざなみ 鳴門」と船名と船籍港が。甲板上をまたいだ船橋から後ろはオーニングが張られ、ここがいわば旅客スペースなのでしょう。

船首水線近くは、ゴムのフェンダーでも貼ってあるのかしらと思ったら、数本のリブが走っているのみで鋼板のまま。引き波が寄せて揺れるたび、スロープとぶつかりゴォン、ゴォンと梵鐘のような音がして、それがまた、何とものどかに思えたものでした。
撮影地点のMapion地図

(元年9月14日撮影)

(『岡崎渡船…2』につづく)

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タグ : 岡崎渡船 撫養川 小鳴門海峡 鳴門市

徳島へ行って来ました

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ホンモノのGoogleマップで徳島・鳴門を表示

9月14・15日は、徳島の水門・閘門や水路を訪ねてきました。

四国三郎の異名を持つ大河、吉野川が生み出した徳島市・鳴門市に渡る広大な沖積低地には、支派川や旧河道の名残りである水路群が、蛇行しつつ縦横に走っています。それだけでも惹かれるのに、複数の閘門が息づいているとなれば、興味のわかぬはずはありません。

239002.jpg加えて、本流のみを使った東西方向だけでなく、旧河道や澪筋、内海をたどって、徳島城下から鳴門に至る南北方の舟航を実現していた点も、大いに興味をそそられるものがありました。

本流をタテの放射線に例えるなら、ヨコのいわば環状線の機能を持つ舟航路を擁した地域は希少で、宮城、東京、新潟のそれが思い当るくらい。水運趣味的にてんこ盛りの魅力が詰まった地域といえるわけです。

さらに、その“環状線”に当たる舟航路を「撫養航路」と称して、いにしえの舟運をしのぼうとNPO法人「新町川を守る会」の手で運航している船があると知り、こりゃもう、是が非でも訪ねたいと思ったのはいうまでもありません。

しかし、徳島ゆきの計画を立てるたび、なぜか呪われたように外せない用事ができたり、悪天候に見舞われたりと、潰えること数度。これも初めての川でよく感じる「呼ばれていない」なのか? と、わが身の不運を嘆いたものです。今回、最初の計画から実に10年を経て、ようやく念願がかなったのでした。

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さて、日にちも決まってどうやら訪問のめども立ったので、撫養航路の乗船予約をしておこうと、「新町川を守る会」に電話したところ、電話に出られた方がまず「う~ん‥‥」と困惑の声。何か、雲行きが怪しくなってきた感じが‥‥。

その方は言葉を続けて、「9月14、15日は日中の潮位が低く、鍋川閘門付近の水深が足りず通れない。運航は難しい
いやもう、ガックリ来たことはいうまでもありません。「呼ばれていない」というか、10年に渡り訪問を潰えさせてきたナニカの“呪い”は、ここに至っても効力を失っていなかったのであります。

‥‥まあ、今回は悪天候であろうが、何があっても決行し、“呪い”を跳ねのける腹ではあったので、撫養航路はまたの機会の楽しみにとっておくこととし、まずは閘門や水路風景を現地に立って堪能すべく、機上の人となったのでありました。

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朝一番の便で、9時前に徳島空港へ降り立つことができました。前日の予報では、14日の徳島は曇りといま一つだったものの、ふたを開けてみるとご覧のとおり、カラリとした気持ちのよい快晴。“呪い”を跳ねのけた気がして、大いに意気上がったのでした。

239005.jpg空港を出てすぐ徳島市内には向かわず、見たいものがいくつかあったのでまずは北へ。

ご当地名産の蓮根畑や芋畑を眺めながら、国道28号線・撫養橋で新池川を渡って撫養町を北上。好天に恵まれて、あまたある内水や水門風景もひときわ輝いて見えることでしょう、期待に胸もふくらみます。
撮影地点のMapion地図

(元年9月14・15日撮影)

(『岡崎渡船…1』につづく)

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タグ : 徳島市 新町川 閘門