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8月1日の旧中川…1

(『新装扇橋閘門通り初め…5』のつづき)

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風は微かで、前進している分、止まっているより若干ましとはいえ、おつむがうだることに変わりはなし。帽子のツバの先まで汗を沁みとおらせながら、ひたすら艇を歩かせます。

越中島線のトラスをくぐって少し進んだころ、ブゥォーンとディーゼルらしい爆音が背後から聞こえてきました。もしや! と振り返ったら、うおお、レール運搬列車のお通りだ!

残念ながら機関車は逃しましたが、タタン、タタンと渡ってゆく長物車たちをとらえることに成功。一番乗りを狙いながら、心ならずも二番手となり傷心の船頭を慰めてくれるため、川の神様が遣わしたに違いない‥‥。暑熱のせいか、そんな心持ちになりました。

237062.jpg小名木川も東端近く、旧中川との丁字流を望む位置まで到達。警戒船の横断幕を掲げたプレジャータイプの艇が、旗を振っていました。

おお、あれはニッサン・サンキャット7.7‥‥市販小型艇としては珍しいカタマランですね。30年ほど前ですか、発表当初ボートショーで見て、大いにあこがれたものです。

近づいて艇名を読んだら 「第七でんでん丸」! 何と、新砂水門の現場でお世話になっている艇たちと同様、でんでん丸船隊の一隻でしたか。

237063.jpg前回も触れたとおり、旧中川の北端区間を再訪ということで、左へ舵を切りました。

まだ塗装の肌も黒々とつややかな、中川大橋の向こうに見えるのは、これまた最近になって面目を一新した都営新宿線・東大島駅。側壁の窓が大きくなって、川面への眺望がぐっと向上したようです。外見も清々しい感じでいいですね。

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旧中川で最も風格のある鋼橋、江東新橋には足場が架かって、どうやら補修工事中のようでした。隅田川の橋もそうですが、オリンピックに向けてなのかどうか、最近は橋の大規模な補修が多いですね。

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ここでいつもなら、左へ折れて北十間川へ入るところですが、今回はそのまま北上。屈曲区間の水際には、柵列と葦の茂みが交互に配され、トリさんたちが潜むのには格好の環境です。

暑熱ますます厳しく、少々判断力が鈍ってきたような気が‥‥。舵を一つ当てるにしても、頭を振り立てて構えなければなりません。スロットルをしぼり、ここは慎重にまいりましょう。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の旧中川…2』につづく)

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タグ : 小名木川 旧中川 江東内部河川 水位低下化河川