FC2ブログ

水路をゆく・第二運河 令和元年7月~9月のご案内

31_0011.jpg

【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
コメントが減少したため、コメント欄は昨年より閉じさせていただきました。悪しからずご了承ください。
なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。

当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【更新履歴】
【元年8月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。耐震補強工事成り、ゲート設備が更新された扇橋閘門です。元年8月1日撮影。
【元年7月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧源森川、枕橋とスカイツリーです。平成31年4月28日撮影。

新装扇橋閘門通り初め…5

(『新装扇橋閘門通り初め…4』のつづき)

237056.jpg

237057.jpgハシゴを引っ掛けていたボートフックを外し、護岸を一突きして出閘です。この、排水が終わってホッとしたのと、閘室を出るときの後ろ髪を引かれるような気持ちが、ないまぜになった感じを味わうのも久しぶり。暑さでうだっていることもひととき忘れられ、機嫌の悪かろうはずなし。

扉体からの滴がポツポツいう音を聞きながら、後扉室をくぐって東側へ出ました。後扉室は3月31日、ロケハンの道々でほぼ完成した姿を見ていますが、スキンプレート側を目にするのはもちろんこの日が初めて。

237058.jpg
従来のままだった閘室と違い、ゲートの外側は護岸も更新されていたのは、前扉室と同様です。

左側、高層マンションと思われるビルの建設が続いていますね。「閘門ビュー」のお部屋が一気に増えるわけで、ある種うらやましく思う反面、騒音などのクレームにも気を遣わなければならなくなりそう。いい方へ解釈すれば、閘門の存在を知る人が増え、周知と理解につながるチャンス、と見てよいのかもしれません。

237059.jpg

237060.jpgカヤックの皆さんに「お先に失礼します」と挨拶して追い越し、閘門を離れたところで振り返り一枚。今日は帰りも、扇橋閘門を通って出よう‥‥。

そのまま小名木川を直進、しばらく訪ねていなかった、旧中川の北端部を目指すことにしました。微速でも前進していれば、風が当り涼が取れるのはありがたいところ。焦げそうな陽射しに辟易しながらも、水位低下化河川を楽しんでゆくことにしました。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(次項につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水位低下化河川

新装扇橋閘門通り初め…4

(『新装扇橋閘門通り初め…3』のつづき)

237051.jpg一つ忘れもの。後扉室が開く前、目の前の前扉室ゲートにゴイサギ君が飛来。扉体の上からいかにもうろんげな表情で、じっとこちらを見つめていました。

しばらく船影を見なかった水面が、突然賑やかになったので、きっと不審に思ったのでしょうね。もしかしたら「オレの縄張りに変なのが入ってきたせいで、おちおち魚も捕れやしない」と、ぼやいていたかもしれません。

237052.jpg閘室内から見上げた操作室棟。各階に回廊を備えた3階建てで、3階と前扉室の巻上機室を直接結ぶ階段が設けられているのが目新しい点です。

先代のタイル張りのような装飾はなく、全面コンクリート生地で質素な感じですが、エッジの立ったデザインは新ゲートとお揃いで、悪くありません(偉そうに)。



237053.jpg
前扉室を閉める旨放送があって、洗浄水の水煙を立てながら扉体が降りてゆきます。

しかし、巻上機室の回廊、張り出した幅が結構ありますよね。回廊の通路幅に余裕を持たせたということは、操作室棟から直接行き来できる階段があることを考えると、開放日の見学コースにも盛り込んでもらえるのかしら。ぜひゲート上から、通航風景を眺めてみたいものですね。

237054.jpg
さて、この日の閘程ですが、朔の大潮ということもあり、11:11の最大干潮時、A.P.+0.03mに向かって急速に引いているところ。よって閘程はおよそ1.6mと、少々物足りない結果になりました。

おなじみ「もんぴ君」の水位尺、せっかくのゆるキャラ(?)が、色褪せと汚れで見る影もありません。そろそろ取り替えてあげてほしいところですね‥‥。

237055.jpg
後扉室ゲートが開きはじめました。カヤックの皆さんが固まって待ち構える向こうに、陽光を反射して輝く東側の水面。

私と我が艇にとって平成29年4月20日以来、実に2年3ヶ月余ぶりの通航が果たされようとしていると思うと、大げさですが感慨深いものがありました。

(元年8月1日撮影)

(『新装扇橋閘門通り初め…5』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川

新装扇橋閘門通り初め…3

(『新装扇橋閘門通り初め…2』のつづき)
水位低下化水域の停泊は、原則禁じられているはず。だとすると工事などの業務船かしら? 無代で利用させていただく身分とはいえ、楽しみに待っていたやつがれとしては、さすがに疑問を覚えたのであります。ちょうど護岸上に出てきていた職員さんに、艇を近づけこの件について質問してみました。

職員さんによると、砂町のカヤッククラブの皆さんが後扉室前で待っており、「そっちを先に通した方が早いので」上航を先にしたとのこと。‥‥う~ん、なるほど。カヤックなら水位低下化河川に複数の艇庫があり、「向こう側」からの一番乗りが可能ですものね。いや、盲点でしたわ‥‥。

237046.jpg注排水の操作を一回分無駄にしているのが「?」だったので、どうも納得がいきませんでしたが、何分こちらは遊びブネです。「お待たせして申しわけない」と職員さんもしきりに恐縮されており、致し方なしと思うほかありません。

というわけで、一番乗りの夢が潰え、ちょっと凹んだ状態で開扉を迎えることとなったのであります‥‥。


237047.jpg

237048.jpg扉体がしずくをしたたらせて上がった瞬間、閘室内にいたカヤックの皆さんから、歓声が上がりました。20隻はいたでしょうか。

こちら側のカヤックの方々と、親しげに言葉を交わしながら出閘してくる皆さん、感動のランデヴーといった風情です。とすると、こちら側のフリートも地元の方ということでしょうか。では閘門とはおなじみなのでしょうね、先ほど注水の際は偉そうなことをいって、大変失礼しました。

237049.jpg
では気をとりなおして、久しぶりの通閘を楽しむとしましょう。瀟洒なガラス張りの巻上機室を仰いで、工事竣工後初の入閘を果たすのは、やはり気分がよいもの。

気づいた点としては、以前とくらべて扉体からの水が切れるのが、少し早くなったように思えたこと。スキンプレートの形状や、洗浄水のノズルなどに、何か改良があったのでしょうか。

237050.jpg
閘室に入り接岸してから、前扉室を見て。ようやく順光で眺めたゲートは、巻上機室のガラスも、塗装された堰柱の真新しい肌も陽射しに輝いて、どこか誇らしげです。

閘室内は従来のまま変化がなかったので、カヤックの皆さんからは、「なあんだ、前のままだ」「変わってないね」などの声がありました。我が艇にとってはほどよいゴムフェンダーの間隔や、つかまりやすいハシゴが変わらずあるのは、かえってありがたいくらいでしたが。

(元年8月1日撮影)

(『新装扇橋閘門通り初め…4』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川

新装扇橋閘門通り初め…2

(『新装扇橋閘門通り初め…1』のつづき)

237041.jpg新扇橋の下で陽射しを避けながらの待ち時間。長い間楽しみにしていた扇橋閘門の再開と、一番乗りを控えて気は張っていたものの、何分この暑熱で、留まっているだけでツライのが正直なところ。

帽子はすでに汗でぐっしょり濡れ、くじけそうになる気持ちを、「もうすぐ通れるんだ!」との一点で奮い立たせての漂泊であります。ここで橋詰近くに、耐震工事の説明板を見つけ、気を紛らわせようと読み下す船頭。あっ、下の擬人化した挿絵、他の水門でもありましたよね。

237042.jpg
30分ほど経ったとき、後ろから間近に人声がしたので、霞む頭をはげましつつ振り返ると、数隻の真っ赤なカヤックが近づいてくるところでした。突然現れた風だったので、小名木川を真っ直ぐ東上してきたのでなく、大横川を経由してきたのでしょう。

いつもなら、ここで挨拶をし言葉を交わすなどするところですが、「後進をかけるとき、巻き込まないように気をつけないと‥‥」と、一つ注意事項を頭に刻み込んだだけで、まったく声をかける気にならなかったのが不思議なところです。今思うと、よほど暑さが堪えて思考が減退していたとしか、考えようがありません。

237043.jpg運転開始時刻の8:45を過ぎました。放送があって注水が始まるとか、扉体が上がるなどのアクションはなく、ハテ、と思って扉体に接近。

先ほどから、点検や記録を撮影するため、職員さんが何人か出入りしていましたが、ここで後扉室の管理橋に、二人の職員さんが姿を現わしました。何か不都合でもあったのかな?

237044.jpg
さらに待っていると、いきなりズォーッと水音がして注水開始! おお、あと少しで入閘できるぞと、スロットルをゴースターンに入れながらテンション上昇。

このとき振り返ってびっくりさせられたのは、カヤックの皆さんがいつの間にか、自艇の後ろすぐ近くに固まっていたこと! 朦朧としていたとはいえ、気づかなかった私もうかつでしたが、間合いは十分取っていただきたいものです。ここで初めて、「後進します、注水中で吸い込まれますから、離れた方がいいですよ」と声をかけさせてもらいました。

237045.jpg
バイパスに吸い込まれる流れが緩まって、さあ、いよいよ扉体が開くぞ‥‥とワクワクして待っていたものの、ゲートは沈黙したまま。おかしいな、と首をかしげていたら、しばらくしてカヤックの皆さんから「おっ、上がった」「上がったね」との声が。

えっ? えっ?
後扉室のゲートが上がっている!?

何で、何で? せっかく注水したのをわざわざ排水したの?
こっこれは、一番乗りの夢は露と消えるのか? 霞がかかったおつむに、不安が強く湧き上がったのでありました。

(元年8月1日撮影)

(『新装扇橋閘門通り初め…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川