FC2ブログ

水路をゆく・第二運河 平成31年4月~令和元年6月のご案内

31_0007.jpg

【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
コメントが減少したため、コメント欄は昨年より閉じさせていただきました。悪しからずご了承ください。
なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。

当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【更新履歴】
【元年6月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。水郷十六島、仲江間です。元年5月5日撮影。
【5月9日】BSフジにて5月18日(土) 19:00~20:55に放送される、「次課・長州の力旅スペシャル」に出演させていただきます。
【令和元年5月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。京浜運河、都水道局の京浜運河水道橋を見上げて。平成31年4月13日撮影。
【4月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。更新工事中の扇橋閘門前扉室、足場が取り去られて、ゲートや操作室棟が姿を現わしたところ。31年3月31日撮影。

5月5日の仲江間…5

(『5月5日の仲江間…4』のつづき)

235021.jpgころあいと見たのか、船頭さんが「もういい?」と声をかけてきたので、「ありがとうございました。結構です。」と返したところ、棹を突いて舟を回しにかかりました。

ほんの限られたアングルでしたが、閘門ファンとしては間近で実見してこその想いがあり、しかも水上からは10年ぶりとあって、訪ねてよかったとしみじみ。


235022.jpg
船首に立ったまま人道橋をくぐったところ、偶然銘板を発見! 棹を突いてゆっくり歩かせていればこそ、また閘門を通航していたら、そっちに意識が向いて気づかなかったでしょうから、これはラッキーといっていいでしょう。

無骨な無銘橋とはいえ、集落には欠かせない生活道路。竣工は1984(昭和59)年3月、佐原市によるもの。施工は永井建設株式会社、製作は川鉄鉄構工業株式会社とありました。橋自体は実用一点張りなものですが、銘板はなかなか立派ですね。

235023.jpg帰路はふたたび、巨大魚が派手に水音をたてて跳ねるたびに歓声を上げ、青空の下消失点まで伸びゆく、仲江間ならではの水路風景に陶然となり‥‥と、水郷情緒(?)をしゃぶりつくすひととき。

ちょっと気になったのは、往復とも、右へ左へと何かを避けるように舵を切ることがたびたびあり、ズッ、ズッと底を擦るような軽いショックもあったこと。以前通ったときもこうだったかなあ‥‥。

235024.jpg
船頭さんに「以前通ったときより、浅くなった気がするんですけど‥‥」とたずねてみると、小さくうなずいて一言。

舟が通らなくなったからねえ‥‥。

235025.jpg
考えてみれば、ここは広大な田圃からの落し水を受けて、与田浦へ流す排水路。可航状態を維持するには、堆積する泥土をさらうなど、絶えざる整備が必要なのはいうまでもありません。

排水のための水深は維持されるでしょうから、舟航路として荒廃してきたということは、可航水深までさらうことが難しくなってきた、ということでしょうか。かつては観光協会主催で、佐原~仲江間~十二橋駅船着場のチャーター便があり、我々も利用させてもらいましたが、さらに浅くなったら、今後はどうなるのでしょう。少々心配な現状ではありました‥‥。

(元年5月5日撮影)

(『5月5日の仲江間…6』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 仲江間 水郷

5月5日の仲江間…4

(『5月5日の仲江間…3』のつづき)

235016.jpg

235017.jpg仲江間閘門を囲んで息づく、微高地集落へ進入。少しはらみだして傾いた右のお宅の塀、ゲート前の無骨な人道橋と、変わらぬ風景を眺めながら奥へ。

人道橋の下、テンダーが一杯もやってありましたが、棹やら廃材やらが山積みになり、おまけに水線付近から草まで生えて、久しく使われていない様子。通航も減ってきたのでしょうか、ちょっと心配になる光景です。

235018.jpg
後扉室ゲートの直前まで近づいてもらい、逆光ながらぐっと仰いでみました。昨年1月2日の記事とくらべていただけるとわかるように、改修工事の結果、扉体の巻上装置が従来のスピンドルからラックに更新されたのです。

更新後の様子は、すでにGoogleストリートビューで確認はできていたのですが、極小閘門ファンとしては、やはり実際にこの目で確かめたいもの。スピンドルのころは、堰柱上に高々と突き立っていた2本のさやが失せ、だいぶおとなし目になった印象を持ちました。

235019.jpg扉体は水上にあって薄目に開けられ、閘室内の水を代謝させている点も以前と変わらず。

しかし、巻上機器周りを更新したのですから、ついでに扉体を塗り替えたり、堰柱を補強したりと何らかの補修がされてもよさそうなものですが、一切それが見られないあたり、使用頻度の低さを感じさせて、少々寂しいものがあります。

235020.jpg
船頭さんがサービスしてくれて、扉体にぶつかる直前まで舟を寄せてくれたので、伸び上がって前扉室の様子ものぞくことができました。

あちらも後扉室同様、巻上機器周りのほかは一切、手を入れられていないようですね。予算など厳しい面もあるのでしょうが、数少ない極小閘門の一つであり、十六島における利根川方への唯一の玄関口でもある仲江間閘門としては、ちょっと気の毒になるような最小限の更新ではありました。
撮影地点のMapion地図

(元年5月5日撮影)

(『5月5日の仲江間…5』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 仲江間閘門 仲江間 閘門 水郷

5月5日の仲江間…3

(『5月5日の仲江間…2』のつづき)

235011.jpg船首に陣取って仲江間を堪能していたら、バシャン、バシャンと引き波とは違った大きな水音が、しきりに聞こえるように。後ろを振り返ってみると、生白い大きな魚が思い切り跳ねているのが見え、驚かされました。

おお、これがハクレンというやつかな? ウェブ上の記事や動画でも、群れで跳ねる様子が記録されているのを何度か見たことがあります。

235012.jpg
私にとっても、こんな近くで盛大に跳ね回るのを目にするには初めてでしたが、同乗の連れが受けた衝撃は大きかったようで、手持ちのスマホを構えて真剣な表情になり、魚が跳ねるたびに歓声を上げて撮っていました。というわけでここに掲げた4枚、連れのベストショット(笑)です。

上の写真、杭を避けて岸に寄せたところ、こんな狭いすき間でも飛び出してくるのが凄いですね。手前の一匹、ちょうど水面に顔を出した瞬間が固定されて、なんとも可笑しみのあるとぼけた写真になりました。

235013.jpg
ハクレン(?)の跳躍力は予想以上で、結構な距離を空中移動し、盛大な水柱を上げて砲弾のように着水します。イヤ、見てください! この写真ではヒレを広げて姿勢も真っ直ぐに、まるでトビウオさながらの華麗な飛翔ぶり!

船の中にも飛び込んでくるときがあり、乗っている人が怪我をした、なんて動画を拝見したこともあるので、少々恐ろしくもあったのですが、船体にドシンとぶつかることこそあれ、幸い飛び込んでくるには至りませんでした。

235014.jpg
見事な飛行ぶりを見せる魚がいる一方で、中には岸の法面に着地してしまい、ビチビチビチ、と音を立てて跳ねまわりようやく着水、といううっかり君も。

とにかく跳ね方もさまざまで、眺めていて飽きさせません。魚の方からすれば、静かな水路をかき回されて驚き、おかんむりだったとは思いますが‥‥ごめんね。ともあれ、仲江間でこんなに熱く盛り上がったことはかつてなく、大いに楽しめたのでした。

そうそう、ハクレンが跳ねるのを初めて見たのは、先代艇で江戸川を遡上した平成一桁。航跡に沿ってえらい量の巨大魚が次々と跳ね出してくるさまに、口あんぐりで見入ったことを思い出しました。

235015.jpg利根川堤防に近い集落のいらかと、仲江間唯一の屈曲が視界に入ってくれば、終点である仲江間閘門はもうすぐ。

行き足がしぼられ、爆音と引き波の水音が絶えれば、まことに静かな極小閘門風景です。アングルは限られますが、水上からしか目にできないものもあるはず。立ち上がってカメラを構えました。
撮影地点のMapion地図

(元年5月5日撮影)

(『5月5日の仲江間…4』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 仲江間 水郷

5月5日の仲江間…2

(『5月5日の仲江間…1』のつづき)

235006.jpg男性の船頭さんの舵さばきで、舟はゆっくりと回頭、与田浦を東航し始めました。真水の匂い、緑濃い開けた景色、水際に点々とたたずむ釣り人さんたち‥‥。

眠ったように穏やかな水郷の風景を、舟上から眺められる幸せ。サッパは滑るように水面を切り裂いて、仲江間の北口を目指します。


235007.jpg
仲江間北口に架かる、無銘橋が迫ってきました。RC桁に親柱もないガードレールの高欄と、実用一点張りの外観ですが、取付道路をぐんと盛り上げて桁下高を稼いでいるあたり、水郷の可航水路らしさが感じられて、よいものです。

過去の記事を見返してみたら、仲江間をサッパで訪ねるのは3回目、平成21年7月の「仲江間ふたたび」以来、何と10年ぶりです。嬉しさにニヤケながら進入、北端からしばらく、繋留船と水辺の並木が続く区間を抜けると、いよいよ‥‥。

235008.jpg
さえぎるもののない、一直線の爽快な水路風景が! これが生きた可航水路なのですから、毎度のことながら深い感動がありますわ!

235009.jpgひたすら真っ直ぐに南下して航程ほぼ半ば、水門が左右に相対する用水路との十字流が見えてきました。

おお、橋が以前と違う! 工事現場の足場とさして差のない仮設のものから、鋼製のがっしりとした、恒久的な人道橋に改架されていたのです。10年も経ったのですから騒ぐのもあれですが、幸運にも仮設橋二代とこれ、三代に渡り変遷を目にできたことになります。

235010.jpg
帰路、南側から眺めた十字流の風景も。いくつか架かる農道のRC橋のほか、目立った建造物に乏しい仲江間ですから、ここはある種見どころといってよい場所。

広大な田圃の中にぽつんと、水門や排水機場が肩を寄せ合うさまはどこかメルヘンチックで、箱庭的な感じに惹かれたものでした。
撮影地点のMapion地図

(元年5月5日撮影)

(『5月5日の仲江間…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 与田浦 仲江間 水郷