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南本牧運河の新しい橋

(『根岸湾への道々で…3』のつづき)

233056.jpg南本牧運河を北上中。繋船杭やフェンダーは散見されるものの、運河側には一切荷役設備が見られない、どこか心細くなるような両岸の風景です。

斜張橋、南本牧大橋が以前と変わらない、主塔天を衝く美しい姿を誇っている向こう、お目当ての新しい橋が見えてきました。


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233058.jpg南本牧大橋をくぐった直後、新しい橋を前にして。上部構造のない桁橋ながら、バックの青空が白くグラデーションがかるあたりに、ちょっと右下がりの一線をすっ、と引いたような姿、絵になります。

南本牧運河ふたたび」でも触れましたが、これは南本牧埠頭連絡臨港道路の一部で、竣工に先立って「南本牧はま道路」と命名され、平成29年3月4日に開通したそうです。

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左手、中区錦町方を見たところ。曲線を描く橋上を、今しも40フィートコンテナのセミトレーラーが続々と渡ってゆく光景が眺められ、道路開通の効果を目の当たりにした気分に。

前の記事で、巨大なコンテナ船と積み上げられたコンテナを見て、素人目にも大変な荷役量が実感できましたから、この道路の開通はさぞ待たれていたことでしょう。なお、お披露目時の詳細は「南本牧はま道路 開通式・ウォーキングイベント」(ラジエイト)にあります。

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くぐりざま振り返り、南本牧側の風景とともに一枚。シンプルな箱桁ながら、まだ新しい鋼桁のつややかな肌を、頭上に感じながら仰ぐのはよいものです。

さて、道路には愛称が付けられながら、橋単体のそれは検索してもヒットしないところを見ると、どうも橋の名前はないようですね(もしあったらごめんなさい)。高架道路として陸上から連続した構造物なので、この点は無理もないかもしれません。

運河上区間の架設の様子は、施工者の川田工業による「南本牧ふ頭本牧線(Ⅵ工区)橋梁上部工事」(PDF)に、豊富な図版とともにまとめられた詳しい報告があります、ご参考まで。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『4月13日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 南本牧運河横浜港