3月9日のフネブネ
(『英艦「モントローズ」来航!…4』のつづき)

●ちょっと戻って二つほど。これもおなじみの顔ですが、宇部のクレーン下に仲良くもやう「第三豊和丸」、「第五豊和丸」の姉妹船をぐっと寄せてスナップ。
美しい塗装とともに、この種の船が見せる量感豊かなスタイル、よいものです。恐らく同型船ですが、船首だけ見てもゴムフェンダーの取り付けや、水線下に2条、斜めに走るリブの位置が異なるなど、ディテールの違いが見てとれ楽しいもの。
●船ではないですが備忘録として。テラス工事のため、長らく豊洲運河側に仮設のポンツン桟橋を設けていた豊洲運河水上派出所。東雲運河側のテラスが竣工して、繋留設備も新たに設置されました。
今となっては、ちょっと懐かしくなるような外観で、数ある水上派出所の中でも最も「交番」らしいこの派出所にも、落ち着いた日々が戻ってきたようです。
●相生橋で左へ舵を切り、豊洲水門をくぐろうとしたら先行船が。おお、プッシャーバージタイプのゴミ運搬船、「すみだ1号」だ! 走っているところに出くわすのは、これが初めてです。
嬉しくなって、水門と豊洲橋をくぐるしばしの間、航跡内を続航。排気の香りと橋の作る陰翳、逆光の中きらめく航跡のコントラストに陶然となり、シャッターを切ったのが3月12日からのタイトルです。

●橋をくぐってからは増速して、追い越しざま撮ったのが上の一枚。航行中の姿勢はご覧のとおり、2隻が「へ」の字を保ったまま。
普通なら、ピッチングで凹んだり、盛り上がったりと形の変化がみられるものですが、バージが小型なせいでしょうか。お尻の重いバージを、押船がなだめすかして進ませているようで、微笑ましいものがありました。

●最後は新砂水門近くで見かけた、いかにも前歴が海保船艇、といったこの艇。帰宅後「海上保安庁全船艇史」(海人社・平成15年)をひもといたところ、昭和54年に1番艇が就役した「しようこう」型灯台見回り船の後身のようですね。現在の船名は「MTS2011」、警戒船任務にでも就いているのでしょうか。
(31年3月9日撮影)
(この項おわり)

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●ちょっと戻って二つほど。これもおなじみの顔ですが、宇部のクレーン下に仲良くもやう「第三豊和丸」、「第五豊和丸」の姉妹船をぐっと寄せてスナップ。
美しい塗装とともに、この種の船が見せる量感豊かなスタイル、よいものです。恐らく同型船ですが、船首だけ見てもゴムフェンダーの取り付けや、水線下に2条、斜めに走るリブの位置が異なるなど、ディテールの違いが見てとれ楽しいもの。

今となっては、ちょっと懐かしくなるような外観で、数ある水上派出所の中でも最も「交番」らしいこの派出所にも、落ち着いた日々が戻ってきたようです。

嬉しくなって、水門と豊洲橋をくぐるしばしの間、航跡内を続航。排気の香りと橋の作る陰翳、逆光の中きらめく航跡のコントラストに陶然となり、シャッターを切ったのが3月12日からのタイトルです。

●橋をくぐってからは増速して、追い越しざま撮ったのが上の一枚。航行中の姿勢はご覧のとおり、2隻が「へ」の字を保ったまま。
普通なら、ピッチングで凹んだり、盛り上がったりと形の変化がみられるものですが、バージが小型なせいでしょうか。お尻の重いバージを、押船がなだめすかして進ませているようで、微笑ましいものがありました。

●最後は新砂水門近くで見かけた、いかにも前歴が海保船艇、といったこの艇。帰宅後「海上保安庁全船艇史」(海人社・平成15年)をひもといたところ、昭和54年に1番艇が就役した「しようこう」型灯台見回り船の後身のようですね。現在の船名は「MTS2011」、警戒船任務にでも就いているのでしょうか。
(31年3月9日撮影)
(この項おわり)

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