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英艦「モントローズ」来航!…2

(『英艦「モントローズ」来航!…1』のつづき)

231031.jpgこうして不審船がのほほんと眺めている間にも、乗り組みの皆さんはきびきびと立ち働いており、甲板掃除をしたり、ものを運んだりとお忙しそう。何か申しわけないような気持ちになります‥‥。

写真のように、大きなパレットを降ろしている隊員さんも。一般公開の準備もあるのでしょうね。


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さて、「モントローズ」拝見とまいりましょう。艦橋の高さを抑えてあるせいか、重心の低い、しかも引き締まった精悍な印象。陽射しを反射する明灰色の塗装が、英艦らしさを感じさせてよいものです。おや、バージが左舷に着いていますね。これは後ほど見てみることにしましょう。

231033.jpg英艦といえば、興味の注がれるのがマスト周り。6年前の「デアリング」には及びますまいが、こちらも劣らず強烈な印象です。

詳しくないので、造形を愛でるに留まっていますが、例のトゲトゲやヤードの複雑な形、あと、何より目線を吸い寄せられたのは、手前に張り出したプラットフォーム上にゴロリと乗った、うつろな顔の丸坊主‥‥。

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艦首周りをほぼ正横から。緩やかな曲線で構成された艦首や上甲板のライン、無骨な上部構造物とは対照的な、ステルス仕様の砲ケーシングと目線を移しつつ堪能。ううん、艦首舷側にハルナンバーがないのって、やはり寂しい気がして、なかなか慣れません。

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艦橋付近に目を移して、気になったのはウィング直下に2本並んでいたこれ。短魚雷発射管でもなし、何だろうと検索してみたら、Mk.59なるデコイのランチャーなのだそう。

発射されると多面体の風船(?)がボッとふくらんで水面に浮き、低空を突進してくる対艦ミサイルをおびき寄せる働きをするのだとか。なるほど、レーダーリフレクターをおとりにして、ミサイルを逸らせるための兵器なのですね。

(31年3月9日撮影)

(『英艦「モントローズ」来航!…3』につづく)

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タグ : 春海運河護衛艦軍艦