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手賀沼調節水門を訪ねて…2

(『手賀沼調節水門を訪ねて…1』のつづき)

230006.jpg名称の件、つづき。橋詰に掲げられた水門の占用許可標を眺めて、またも気になった部分が。2行目の「占用の目的」欄、曙堰となっていますよね?

特に調べたわけではないので妄想の開陳は避けますが、橋同様、水門もしくは堰の方も、二つ名を持っているというだけで興味深いですね。


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しかし風が冷たくて、まあ寒いこと。さっそく閘門から堪能してまいりましょう。まずは後扉室から。

径間4~5mほどの極小閘門といってよいタイプ。橋から人が上らないようにするためでしょう、堰柱上に物々しい柵が設けられていますね。閘室側壁の上は鳥の糞が目立ち、水鳥たちの休憩場所となっていることもうかがえます。

230008.jpg柵が大げさなのは、遠隔操作の設備がなく、機側操作のみなのかもしれません。頭に回転灯のついた操作盤をズームでたぐってみると‥‥。

おお、ボルメーターが触れていますね。電気は来ていて、一応の可動状態にあることを確認。周りの傷み具合にくらべて、操作盤のボックスは良い状態なので、電気設備の更新はなされているのでしょう。

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操作盤の手前で目立っていた、開度計も柵越しに一枚。指針はほぼ一杯を示していますが、ボディはもとより盤面も相当な傷み具合で、手が入らなくなって長いことを感じさせます。

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後扉室を正面から。柵やハシゴはすべて赤錆びて、扉体も褪色しきったあげく錆を生じており、風化したコンクリートの肌とともに、放置されていると見られても無理はない状態。刺すような寒風に吹きさらされていることも手伝って、寂寥感のある水門風景でした。
撮影地点のMapion地図

(31年1月27日撮影)

(『手賀沼調節水門を訪ねて…3』につづく)

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タグ : 手賀沼手賀沼調節水門閘門

手賀沼調節水門を訪ねて…1

230001.jpg1月27日は、午後の軽いドライブとして手賀沼を訪ねてきました。ご存知のとおり印旛沼と並び称される利根川下流域の湖沼で、自宅からもそう遠くなく、なぜ今まで訪れなかったのか不思議なくらいです。

干拓によって、湖面が狭められ手賀川となった落し口の北岸に降り立つと、強風で水面は波立ち、遠く対岸に立つ煙も地表に沿ってたなびいていましたが、清々しい水辺風景に心洗われる思いがしました。

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お目当てはもちろん、水門‥‥それも閘門併設のものがあるから。手賀沼調節水門です。両岸近くは越流させるタイプの固定堰、中央にはローラーゲートの水門と閘門を備えたハイブリッド(?)タイプ。

冬の陽射しを反射する色褪せた扉体、黒ずんだコンクリートの堰柱の向こうには、細身の橋灯がさっ、さっと立ち並ぶ姿‥‥。鄙びた、それでいて落ち着いた存在感のある水門だなあ、というのが第一印象でした。

230003.jpgこの寒さと強風の中、うかつにも手袋を忘れてきてしまいました。カメラを構えるほんの短時間にも、指先がたちまち痛くなるほどでしたが、ままよとうろつき開始。まずは管理橋を渡りながら愛でるとしましょう。

橋詰に立って、管理橋の袖高欄にまず惹かれました。橋上の高欄は普通の格子状ながら、こちらは対照的なソリッド、親柱から90度クネッと曲げて、ぐんと手前に伸ばしたあたり、力強さがあって素敵。水門周りで、唯一意匠的な造形を感じさせた部分でした。

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二本の親柱にはめ込まれた銘板、それぞれ読み下したら気になる内容だったので、2枚とも撮ってみました。北詰のそれは光の加減で判読が難しかったので、写真は南詰のものですが、内容、配置とも同じです。

まず左側から。「手賀沼調節水門管理𣘺/昭和四十二年二月竣工」、うんうん、水門の管理橋ですからね、さもありなん。竣工年も明記されていて、この手の橋としてはしごく普通の銘板。

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さて、右側のそれに目をやると‥‥「手賀あけぼの𣘺」! う~ん、二つ名を持つ橋とは、意表を突かれました。正式名称と、地元の方に愛着を持ってもらうための愛称といったところでしょうか。

水門の鑑賞から脱線し恐縮ですが、名前の件、次回も続きます。
撮影地点のMapion地図

(31年1月27日撮影)

(『手賀沼調節水門を訪ねて…2』につづく)

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タグ : 手賀沼手賀沼調節水門閘門

12月30日の巡視艇

(『12月30日のフネブネ…2』のつづき)

229089.jpg辰巳埠頭は墨田川造船の浮きドック周り、複数の保安庁船艇がもやっていることもあって、テンション急上昇。奥の1隻は、巡視艇ではないですね。民間の艇でしょうか。

この他、東雲北運河の墨田川造船前でも、艤装中の巡視艇を拝見できたので、特に一項を設けてまとめてみました。
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タグ : 東雲北運河巡視艇墨田川造船

12月30日のフネブネ…2

(『12月30日のフネブネ…1』のつづき)

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229082.jpgこの日はコミックマーケットの開催日だったので、臨海部のフネブネを見がてら、有明航路の賑わいも押さえておこうと、有明船着場へ。ちょうど「ジュビリー」が桟橋に着けていたものの、予想は外れて、お客さんは少ないようでした。

ビッグサイトのテラスを見上げると、1日10万人超が訪れるとあって、多くの人影が。ううん、これは何のキャラクターの扮装だろう‥‥。

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年末の風物詩としてすっかりおなじみ、越年する「海王丸」を通り過ぎざま一枚。いや、雲一つない蒼穹をバックに仰ぐマスト群と交錯する索具、いいですわ!

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その南、鉄鋼埠頭のダブルリンク引込みクレーン(29年12月10日の項参照)をバックに、「十三久喜丸」をほぼ正横から。一直線の潔い甲板ラインが素敵です。

229085.jpgふたたびスロットルを思い切り倒し、冷気に顔をこわばらせながらも気持ちよく飛ばして、あっというまに辰巳埠頭前へ。お目当てはもちろん、墨田川造船の浮きドックです。

おおお、今度は期待にたがわず、浮きドックの周りに何隻か固まっていますね! ウキウキしながら行き足を抑え、近づいてみると‥‥。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『12月30日の巡視艇』につづく)

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タグ : 東京港

12月30日のフネブネ…1

(『平成最後の川走り納め…15』のつづき)

229076.jpg以下例によって、平成最後の年末晦日となった12月30日、帰路の道々に出会ったフネブネのスナップをまとめます。

旧綾瀬川河口、おなじみ伊澤造船前にて。青空にそびえる高層マンションをバックに、時が止まったかのような鉄の匂い濃厚な川景色。こちらもおなじみ「伊沢丸55号」、船体がだいぶくたびれてきたような。元気で働き続けてほしいものです。

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229078.jpg上は白鬚橋下流で、テラス沿いの杭にもやっていた曳船。船名はタイヤフェンダーに隠れており、多分「しまだ」かな? 年末も晦日なのに、以上2隻は松飾りが見えないのが気になりますね。

右はプッシャー+バージ型式のゴミ運搬船、「すみだ1号」「すみだ2号」。こちらはちゃんと押船の操舵室後部と、バージのユンボ上に松飾りをされていました。

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力強く上航する、観光汽船の水上バス「道灌」を見送って。冬季、しかも今日は風が少し強めとあって、後部の解放デッキが閉塞状態なのもむべなるかな。

航過後に撮ったせいで、首都高向島線の隅田川道路橋――両国ジャンクションと呼んだ方が通りがよいですね――がすっぽり養生されて、銀色に輝いているさまが背景になり、印象的なシーンとなりました。

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隅田川派川から春海運河へ抜けた時点で、スロットルを一杯に倒しデッドフルで爽快にプレーニング。臨海部で見られる年末の風物詩目指して、エンジンの健康管理もあり、しばし全速航行を楽しむことにしました。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『12月30日のフネブネ…2』につづく)

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タグ : 旧綾瀬川隅田川春海運河曳船水上バス清掃船