川崎の枝運河めぐり…12
(『川崎の枝運河めぐり…11』のつづき)

●油槽船たちがもやう対岸、南側は運河全長に渡り、東亜石油の敷地。天を突きそびえるサイロ、圧倒されそうな密度のパイピング、見るからに高温に晒されていそうな錆びたダクトと、その筋の方垂涎の光景が間近で繰り広げられていました。
プラントのそこここからは、白い湯気が常に噴き上がっていて、何やらスチームパンクを思わせます。街場の者からすれば究極の非日常、まさに工業地帯の贅。

●さまざまな構造物が交錯、重層して醸し出される「鉄いきれ」に、むせ返るようなこの高密度。陸路では見ることの難しい工場風景をほしいままにできること、まことに水路のありがたさを実感するときでもあります。
●水江運河を出てお次へ向かおうと、十字流からやや北西へ開口した、今までとはうって変わった狭水路へ舵を取りました。
ご覧のとおり入口両岸は、これまた圧倒されそうな円筒形のタンクがびっしり並ぶ油槽エリア。今回訪ねた中で最もささやかな水路、夜光運河の始まりです。

●延長はわずか0.3㎞、入ったはなから終端部が見えてしまう短さですが、何やらロマンチックな名前には、以前から惹かれるものがありました。ここにも旧海岸線を思わせる風情は、残っているでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…13』につづく)

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プラントのそこここからは、白い湯気が常に噴き上がっていて、何やらスチームパンクを思わせます。街場の者からすれば究極の非日常、まさに工業地帯の贅。

●さまざまな構造物が交錯、重層して醸し出される「鉄いきれ」に、むせ返るようなこの高密度。陸路では見ることの難しい工場風景をほしいままにできること、まことに水路のありがたさを実感するときでもあります。

ご覧のとおり入口両岸は、これまた圧倒されそうな円筒形のタンクがびっしり並ぶ油槽エリア。今回訪ねた中で最もささやかな水路、夜光運河の始まりです。

●延長はわずか0.3㎞、入ったはなから終端部が見えてしまう短さですが、何やらロマンチックな名前には、以前から惹かれるものがありました。ここにも旧海岸線を思わせる風情は、残っているでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…13』につづく)

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