川崎の枝運河めぐり…6
(『川崎の枝運河めぐり…5』のつづき)

●ホンモノのGoogleマップで浅野運河を表示
●出かける前、Googleマップで浅野運河の西半部を見てみると、北岸から砂洲が張り出しており、その勢いは水面下にも及んで、浅瀬が広がっていることがわかりました。北岸にコンクリートの原材料である、砂の野積み場があったので、そこからこぼれた砂が長年のうちに堆積し、砂洲をなしてしまったということでしょう。
現在はトラックでの搬入らしいものの、かつては舶載だったようにも思え、だとすればなおさら、荷役時に水面へ取りこぼす割合も多かったに違いありません。
こうして見たかぎりでは、南岸近くまで避ければ水深がありそうですが、さて実際に入ってみてどうだったかは、以下にお話しすることにしましょう。

●砂洲が始まる少し東側、風化した肌をさらす古びた桟橋の上に、これまた赤錆びて草生したホッパーと、それを受けていたコンベアの跡らしい屋根つきの桟橋が。かつてはグラブつきのクレーンがあって、ここへ船から揚げた砂を注ぎ込んでいたのでしょう。
ホッパーを横目で見ながら、南岸に寄せつつ最微速で歩かせていると、もの凄い勢いで魚探の感が急上昇! イヤもうそのせり上がりっぷりの豪快さ、思わずノドの奥から「ひぃ」と悲鳴が漏れてしまったほどです。
間なしに深度表示も消えて感は一面真っ赤となり、慌ててゴースターンをかけて脱出と相成りました。南岸寄りでこの浅さとは、大潮の干潮時など、ほぼ干潟状態になっているのではないでしょうか?

●西端部の探索はあきらめて、浅野運河を出ることにしました。改めて新大扇橋のサイドビューを一枚。社有地に囲まれ、陸上からは近づくことも叶わないこの橋を堪能できたことだけでも、実に幸せなことでありました。
くぐりざま新大扇橋を見上げると、高欄に錆びて千切れてしまったところがあるのに気づきました。あと何年、現役の跳開橋でいてくれるでしょうか。一度くらいは、開いているところを拝見したいものです。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…7』につづく)

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●ホンモノのGoogleマップで浅野運河を表示
●出かける前、Googleマップで浅野運河の西半部を見てみると、北岸から砂洲が張り出しており、その勢いは水面下にも及んで、浅瀬が広がっていることがわかりました。北岸にコンクリートの原材料である、砂の野積み場があったので、そこからこぼれた砂が長年のうちに堆積し、砂洲をなしてしまったということでしょう。
現在はトラックでの搬入らしいものの、かつては舶載だったようにも思え、だとすればなおさら、荷役時に水面へ取りこぼす割合も多かったに違いありません。
こうして見たかぎりでは、南岸近くまで避ければ水深がありそうですが、さて実際に入ってみてどうだったかは、以下にお話しすることにしましょう。


ホッパーを横目で見ながら、南岸に寄せつつ最微速で歩かせていると、もの凄い勢いで魚探の感が急上昇! イヤもうそのせり上がりっぷりの豪快さ、思わずノドの奥から「ひぃ」と悲鳴が漏れてしまったほどです。
間なしに深度表示も消えて感は一面真っ赤となり、慌ててゴースターンをかけて脱出と相成りました。南岸寄りでこの浅さとは、大潮の干潮時など、ほぼ干潟状態になっているのではないでしょうか?


くぐりざま新大扇橋を見上げると、高欄に錆びて千切れてしまったところがあるのに気づきました。あと何年、現役の跳開橋でいてくれるでしょうか。一度くらいは、開いているところを拝見したいものです。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…7』につづく)

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