川崎の枝運河めぐり…1
(『川崎の運河群へ向かう…2』のつづき)
●多摩運河を出て十字流を直進、千鳥運河を過ぎ次の十字流で左へ折れ塩浜運河を南下、京浜運河に出たら西へ向かい、次の十字流で池上運河へ入り‥‥といったコースで、まずは第一の目的地を目指して先を急ぎました。
写真は千鳥運河の狭窄部・千鳥橋付近を振り返ったところ。名物の派手なセメントサイロも健在です。
ちなみに川崎港の運河の名称と区間については、「かわさき区の宝物シート 川崎港・運河」(PDF)に掲載されています、ご参考まで。埋立地の造成にともなう、運河成立の歴史が一枚のシートによくまとめられています。

●重苦しい雲が途切れない中、未踏破区間の1本、池上運河に入りました。入口である南西角地に、ランドマーク然と威容を見せるのは、東洋埠頭川崎支店の橋型クレーン群。「MISATO K」なる巨大ばら積み船が接岸中。
野積場に盛り上げられた真っ黒な山は、石炭のようですね。もし荷役中だったら、粉塵で真っ黒になるかも‥‥と覚悟してきたのですが、クレーンは先端を跳ね上げており、操業はしていないようで胸をなでおろしました。
●東洋埠頭の質量過剰ぶりに圧倒されながら、初めましての池上運河を一枚。
何分この天候とて、ご覧のとおり暗く沈んだ水路風景になってしまうのが残念ですが、「枝運河」と呼ぶのがはばかられるような、広大な幅員を有する本船運河。奥には小型の本船の姿も見えて、十全に機能を発揮していることがうかがえました。

●曇天がつくるモノトーンに少し辟易していたのでしょう、マストを警戒色に塗った、カラフルな曳船を目にして、ホッとさせられるものがありました。船名は左から「竜神丸」「第二ふじ丸」。

●右へ入江崎運河が伸びる十字流の北東角、本船がそのまますっぽり入る、「超弩級舟屋」の出現にテンション上昇。船が入れる巨大上屋というだけで、すごく惹かれますよね。
ここまで極端ではありませんが、東京も有明に似たような施設があるので、鉄鋼系の荷役設備かなと想像していたら、やはり、「JFEスチール東日本製鉄所京浜地区」の工場の一角みたい。接岸していた青い本船も、ファンネルマークがJFE。船名は「マドカミヤ」、定繋港は今治でした。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…2』につづく)

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写真は千鳥運河の狭窄部・千鳥橋付近を振り返ったところ。名物の派手なセメントサイロも健在です。
ちなみに川崎港の運河の名称と区間については、「かわさき区の宝物シート 川崎港・運河」(PDF)に掲載されています、ご参考まで。埋立地の造成にともなう、運河成立の歴史が一枚のシートによくまとめられています。

●重苦しい雲が途切れない中、未踏破区間の1本、池上運河に入りました。入口である南西角地に、ランドマーク然と威容を見せるのは、東洋埠頭川崎支店の橋型クレーン群。「MISATO K」なる巨大ばら積み船が接岸中。
野積場に盛り上げられた真っ黒な山は、石炭のようですね。もし荷役中だったら、粉塵で真っ黒になるかも‥‥と覚悟してきたのですが、クレーンは先端を跳ね上げており、操業はしていないようで胸をなでおろしました。

何分この天候とて、ご覧のとおり暗く沈んだ水路風景になってしまうのが残念ですが、「枝運河」と呼ぶのがはばかられるような、広大な幅員を有する本船運河。奥には小型の本船の姿も見えて、十全に機能を発揮していることがうかがえました。

●曇天がつくるモノトーンに少し辟易していたのでしょう、マストを警戒色に塗った、カラフルな曳船を目にして、ホッとさせられるものがありました。船名は左から「竜神丸」「第二ふじ丸」。

●右へ入江崎運河が伸びる十字流の北東角、本船がそのまますっぽり入る、「超弩級舟屋」の出現にテンション上昇。船が入れる巨大上屋というだけで、すごく惹かれますよね。
ここまで極端ではありませんが、東京も有明に似たような施設があるので、鉄鋼系の荷役設備かなと想像していたら、やはり、「JFEスチール東日本製鉄所京浜地区」の工場の一角みたい。接岸していた青い本船も、ファンネルマークがJFE。船名は「マドカミヤ」、定繋港は今治でした。
【撮影地点のMapion地図】
(30年12月9日撮影)
(『川崎の枝運河めぐり…2』につづく)

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