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水路をゆく・第二運河 30年10~12月のご案内

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【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
コメントが減少したため、コメント欄は昨年より閉じさせていただきました。悪しからずご了承ください。
なお、過去の記事にいただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。また、誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
本文中のリンクは、ここ最近のものは原則、ブログ内記事が現窓表示、外部サイト(『水路をゆく 過去ログ』を含む)が別窓・別タブ表示です。初期の記事には、すべて別窓表示のリンクが残っています。
記事検索の仕方‥‥【1】右欄「ブログ内検索」に好みの文言を入力して検索ボタンを押すと、左側に当該文言を本文に含んだ記事のリンク集が表示されます。【2】右欄「水運趣味タグ」の「全表示」をクリックした後、Ctrl+Fで河川名・水門名などを入力し、反転したタグをクリックすると、左欄にタグのついた記事が表示されます。
お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。

当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【更新履歴】
【12月31日】平成最後の年も大過なく、川走りと水辺探訪を楽しむことができました。ブログをご覧くださった皆様、各所でお世話になった皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。皆様にとって新年がよい年でありますよう、船頭儀、心よりお祈りしております。
【12月22日】報告が遅れて恐縮です。12月14日(金)放送のNHK・BSプレミアム「新日本風土記 麻布十番」の撮影に協力させていただきました。撮影時のスナップは「10月30日の古河…1」ほか参照。
【12月12日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港第一航路、桟橋架設に出動したクレーン船「第一豊号」です。30年12月9日撮影。
【11月3日更新】タイトルバック画像を更新しました。首都高浜崎橋ジャンクションが頭上を交錯する、古川河口を望んで。30年10月30日撮影。
【10月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。木曽川、今渡ダムの舟筏路です。30年9月2日撮影。

12月9日のフネブネ…1

(『川崎の枝運河めぐり…15』のつづき)

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末広運河を奥へ進み、根本造船所に近づきつつあったときのこと。右手に並んだ、上架作業用の台船の上に乗った艇()を見て、思わず
えっ、ここにいたの?
と、ニヤつきながら声を上げてしまいました(誰もいないし)。イヤだってついさっき、
出港前にほぼ同じもの(↓)を見たばかりだったんですから!

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まあ、朝から驚きましたよ。一見してすぐわかりました。以前、瀬戸内でパフォーマンスしていた、「ファスナーの船」ですよね! 航跡の広がりと合わせて上空から眺めると、巨大なファスナーを開けているように見えるという。まさか東京に来ていたとは、思いもしませんでした。

もの珍しさに周りをウロウロしていたら、いいタイミングで「ビックリしたでしょう~?」と、撮影のお手伝いでたびたびご一緒しているH艇長登場。これから開催されるイベントで、隅田川を上下すること、この艇は瀬戸内で走っていたものとは違い、少し小型に改設計した2号艇であることを教えてくれました。

とまあ、まさかその1号艇に出会えるとは思わなかったので、二度ビックリし、かつ嬉しくなったわけであります。ちなみに本艇デザイナーの鈴木康広氏のサイトはこちら

228088.jpgというわけで、以下時系列に戻ります。道々に出会ったフネブネの姿を落ち穂拾い的に。

海老取運河、北前堀の前では浚渫工事が続いており、浚渫船団が河道中央に陣取っていました。土運船「第5号千羽丸」に盛り上げた土の山‥‥ユリカモメたちが一様に風上を向いてみっちり! 寒かったので、少しでも足の冷たくない土の上を選んだということでしょうか。可愛らしいですね。

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同じく海老取運河、背後のクレーンと塗色を揃えた、この曳船「SALLY」の魅力に惹かれて一枚。塗って間もないらしい塗装もきれいですが、船名の抜き文字の書体も味があります。

228090.jpg千鳥運河西側、南岸にある官船の船溜のうち、川崎海上保安署の桟橋をスナップ。林立するプラントを背景に憩う船艇、ご当地らしい根拠地風景でよいものです。

左から巡視艇「たまかぜ」、監視取締艇「ふぇにっくす」。帰路に通った際は、二隻とも出動して不在でした。ご苦労さまです。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『12月9日のフネブネ…2』につづく)

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タグ : 末広運河 海老取運河 千鳥運河 巡視艇 曳船 水辺の鳥たち

川崎の枝運河めぐり…15

(『川崎の枝運河めぐり…14』のつづき)

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根本造船所の全景。右手には上架作業用の台船も何隻かあって、その横には臨港消防署の「はるみ」ももやっていました。都内では見られない、スレンダーなハンマーヘッドクレーンを備えた作事場風景、いいものです。

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228083.jpg船台に上架中の艇を間近で。左から湾岸警察署の「ふじ」、横浜水上警察署の「はやかぜ」、川崎市消防局の「第6川崎丸」と多彩で、これまた都内では見られない取り合わせに、嬉しく拝見。

造船所の向って左、西岸はいわば建材荷揚場で、砂が野積みされており、背後にはコンクリートプラントが。ここまでガット船が入ってくるのでしょうね。


228084.jpgせっかく晴れてきたのに、逆光で暗くなり恐縮です。南側は13号地貯木場ばりのクレーン船溜。

袋小路とはいえ本船運河の末端ですから、高さを制限する橋もなく、ご覧のようにジブを上げたまま移動できるのが、この手のフネブネには好環境なのでしょう。



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しつこいですが、護岸に直接ペンキ書きされたこの手、特にオフィシャルなものは都内だとあまりお目にかかれないだけに、神奈川県側に来た気分が凄く盛り上がるというか。いかにも本船運河、という雰囲気が横溢するように思えるのですよね。

川崎の枝運河群をうろつくお散歩、曇天下ながら大いに楽しめました。さて、タメるのはほどほどにして、前回触れた「驚いて声をあげたくらいの嬉しい出会い」について、次回お話したいと思います。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『12月9日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 末広運河 消防艇 警備艇

川崎の枝運河めぐり…14

(『川崎の枝運河めぐり…13』のつづき)

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228077.jpg千鳥運河を通り、南に大師運河、東に多摩運河が伸びる広大な十字流を北に折れ、末広運河へ。枝運河めぐりの最終コースです。

どちらを向いても巨大な建屋とプラント群が広がるところで、右写真、進行方向左手は旭化成とその系列会社の敷地。護岸をカラフルに塗装してあるのが目を引きますね。


228078.jpg右手、東側角は地図によると、どうも日本冶金工業らしいんですが、敷地が広大過ぎていま一つ不明瞭です。うっすら錆をかぶったような色合いの、大きな建屋と水際にもくもくと茂る緑地が見えました。

護岸に直接白い塗料で、「行合注意 京浜港長」と書かれているのが、本船運河らしい雰囲気を醸し出しています。

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西岸は気圧されるほどのプラント風景。工業地帯なのですから当たり前ですが、まあしかし、プラントの雄姿を飽食するほど堪能した日ではありました。

ここに来てようやく、雲が途切れて青空が見えてきましたね。も少し早く好転してくれれば‥‥遅かりし由良之助!

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末広運河で楽しみだったのは、最奥部東岸に造船所があること。しかも、ご覧のようなハンマーヘッドクレーンを2基も備えた小造船所なのですから、ワクワクさせるじゃないですか。根本造船所といって、台船上に上架された警備艇でもわかるように、官船のメンテナンスを仕事の一つにされているようです。

実はこの直前、あまりのタイミングの良さに、驚いて声をあげたくらいの嬉しい出会いがありました。後ほど改めて、フネブネの記事の冒頭でお伝えしたいと思います!
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『川崎の枝運河めぐり…15』につづく)

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タグ : 末広運河 警備艇

川崎の枝運河めぐり…13

(『川崎の枝運河めぐり…12』のつづき)

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228072.jpg水路を半ばまで進み、油槽群が途切れたあたり、護岸のきわまでびっしりと林立している錆色のプラント。ちなみに北東岸一帯は、JXTGエネルギー川崎製造所の敷地だそう。

このあたりから左手に少し幅が広がり、通船や釣船らしいブイ繋留船がちらほら見えてきました。奥には屋形船も何隻かもやっています。


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最奥部は、南西方に向けてポンドがあり、三方は横付けできる岸壁になっていました。塗色を揃えた釣船が横抱きにもやい、岸壁上には釣りをする人も見えて、のんびりした空気が漂っています。期待したとおり、街場に間近い旧海岸線の雰囲気がありました。

228074.jpgブイ繋留の船が見えたあたり、護岸は石垣で、水際はゴロタ石のゆるい法面になっており、ちょっと妙なつくりだなと思ったのですが、Googleマップで見ると、この手前には鋼矢板が打ってあるのですね。いわば基礎護岸の一種といわけでした。

高潮位時には水面下になるらしく、ご覧のとおり「浅瀬注意」の看板が何枚か立てられていました。生活環境局という設置者名が珍しいですね。自治体の土木部門が名前を変えたのでしょうか。

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夜光運河とお別れして、千鳥運河を東へ。川崎のおおむね東西方向に伸びる枝運河の中で、唯一袋小路にならず、貫通しているのがありがたいところ。

もっとも、橋台地のように土堤が両岸から伸びていて、ちょっとしたことで閉塞に至ったかも、と思わせるような地勢ではあります。鈑桁の管路橋が架かる左手、岡本太郎ばりの絵柄が描かれた太平洋セメントのサイロが、よい目標になっていますよね。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『川崎の枝運河めぐり…14』につづく)

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タグ : 夜光運河 千鳥運河