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10月30日の古川…1

(『10月30日の運河風景』のつづき)

227006.jpg竹芝運河の最終橋、青い水管橋の向こうに首都高浜崎橋ジャンクションを望んで。高架が陽光を反射して、好天のありがたさが身に染みる瞬間であります。

しかし、竹芝運河もある種の橋梁過密地帯ですね。水管橋2本を含めると、都道、ゆりかもめや首都高とあわせて僅かな距離に、実に9本もの橋が架かっています。


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227008.jpgはい、毎度おなじみ船宿街であります。変わらぬギッシリぶりを目の当たりにして、舵を取る手に緊張を覚えながらも、独特の風情が健在なことに安堵する船頭。

ここでカメラマンさんが準備に入りました。まず身一つで船首に移動し、カメラや三脚は後からスタッフが渡して、組み立てるというやり方。最微速で進むうち、準備完了です。


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こちらも古川名物、首都高は芝公園入口の壮絶張り出し。毎度のことながら、まあタメ息が出るばかりの見事さで、スタッフからも感嘆の声が上がりました。

訪ねるたびに、もうちょっとこの凄さをお伝えできるような写真がものにできないかと、自分の腕のなさを情けなく思っている次第なのですが、今回は上手くいくでしょうか。

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う~ん、いま一つ。も少し視点が高くて、路面が丸見えに撮れていたらよかったのですが。クルマが走っていたらもっと臨場感があったでしょう。何分お手伝いの最中とて、伸び上がるわけにもいかず、致し方のないところであります。
撮影地点のMapion地図

(30年10月30日撮影)

(『10月30日の古川…2』につづく)

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タグ : 竹芝運河 古川 高架下水路

洋画家が描いた想い出の舟航風景「我が心の隅田川」

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我が心の隅田川 
伊藤悌三 著
私家版 限定800部 
A4変形横判 箱入上製 84ページ
平成10年9月15日発行


もうすっかり秋になりましたが、まだ暑い盛り、8月初旬のことです。汗だくになって馴染みの古本屋さんの棚を物色していたら、「我が心の隅田川」なる背文字が目に留まりました。

まことにお恥ずかしい話ではありますが、小賢しいことに「ありそうなタイトルだなあ」と、目にした当初はまったく内容に期待していなかったのです。

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10月30日の運河風景

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10月30日火曜日は、撮影のお手伝いで古川にいってきました。穏やかな好天に恵まれて、まことに気分爽快。天候不順が長く続いた後だけに、実にありがたかったものでした。

写真は、この秋初めて出会ったキンクロハジロ君たち。長旅の疲れか、首をくるんと突っ込んで丸くなっている子が多かったです。群れの中には、オオバンの姿も見られました。

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六叉流から東雲運河に入り、港内へ向かいます。ここしばらく、曇天になれていたせいか、雲一つない晴天は光量過多な感じがして、目がチカチカするくらい。サングラスを持ってくるべきでした。

そんな逆光の中、東京港埠頭(株)の黄色い清掃船、「第六清海丸」と行逢。平日ならではの業務船の稼働風景、今日はいくつ見られるかなあ。

227003.jpg‥‥と期待していたら、さっそく平日でなくては目にできないものが。おおお、宇部さんのダブルリンク式引込みクレーン、動いてるぞ!

船倉から砂をすくい上げて、今まさにホッパーへ落とし込もうというシーンに出くわしたのであります。お手伝いの道々なので止めることはできず、走りながら見当をつけ、片手でバシャバシャやりました。

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グラブから砂がだばぁ、と流し込まれる瞬間! いや、あわただしく行き過ぎながらでありましたが、この一瞬にここにおられて、本当によかったです!

227005.jpg東雲運河、港内とデッドフルで気持ちよく飛ばし、毎度おなじみ古川河口‥‥いや、その延長線である竹芝運河に到着。

第一橋たる人道橋、確か長らく使われていないと聞いていましたが、桁まですっぽり養生されて、工事に入ったことがわかりました。整備してふたたび供用されるのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(30年10月30日撮影)

(『10月30日の古川…1』につづく)

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タグ : 東雲運河 竹芝運河 水辺の鳥たち 清掃船

10月14日のフネブネ…4

(『10月14日のフネブネ…3』のつづき)

226041.jpg少し距離をおいて「コスタ・ネオロマンチカ」を眺めていたとき、右から「エスエスSerenade」がゆっくりと近づいてきました。汽笛を鳴らし、手を振って交歓。

巨大客船を間近にして、お客さんも喜ばれたことでしょう。壁のようにそそり立つ舷側、数えきれないほどの舷窓は圧倒的で、きっと驚かれたに違いありません。


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勝鬨橋をくぐると、簡易船着場に「TOKYO WATER TAXI」の一隻を発見。もやいを解いた後、上流に船首を向けたまま、なぜかしばらく進まず、流れのままに流されていました。

デザインが同船社の他の艇と揃えられていたので、気づくのに時間がかかりましたが、船首を見てアッと声をあげました。カタマランの新型艇だったんですね。例の大船隊構想はシングルハルでなく、このカタマラン・タイプで進められるのでしょうか。

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日本橋川河口近くでは、堤防の補強工事が続いており台船や曳船がもやっていますが、その中のクレーン船に掲げられた標語を読み下して、思わず笑いがこみ上げました。

クレーンの後ろに立ってもいい事ないよ by難波
イヤ、難波さん素晴らしい! 工事に携わる皆さん、どうかご安全に。

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同じく日本橋川の工事現場で、クレーン船の対岸にもやっていたこの曳船も味がありました。

船体は明らかに溶接組みなのに、ぐるりと帯金が巻かれたガンネルのみ、大時代なリベット留めなのです。これが無骨かつ古風なオーラを発散しており、舷側の高さの割に低く抑えたコンソールとあいまって、実に好ましい雰囲気。近場を巡っていても個性的なフネブネに出会えるとは、まことに曳船趣味は奥深いものであります。

226045.jpg曳船をもう一隻。汐見運河の船溜で見かけたこれ、色褪せに加えずいぶん錆垂れがひどくて、痛ましくすらあるのが気になってスナップしたもの。船名は「あらた2号」、船籍は神奈川とありました。

曳船の場合、信じられないほどボロボロでも現役だったりするので、一見しただけでは何ともいえませんが、哀愁漂う外観に、何か心惹かれてしまったのでした。

(30年10月14日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 春海運河 隅田川 日本橋川 汐見運河 曳船 台船

10月14日のフネブネ…3

(『10月14日のフネブネ…2』のつづき)

226036.jpg珍客のいま一隻は特務艇「はしだて」。5年前に軍港めぐりをしたとき、横須賀港内に停泊中の姿を目にしたことがあります。

海自艦艇の中でも唯一の、いわゆる迎賓艇だけに塗色も“軍艦”離れしたツートンで、どこか優しげな感じのする船体ラインが魅力ですね。


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後ろから最微速で航過しつつゆっくり眺めて、斜め前からもう一枚。曇り空に加えて背景が工事たけなわと、グレーと白のフネを眺めるにはいささか適しませんでしたが、質素な中にも品のある外観を堪能できました。

先代、先々代とこの種の特務艇は、駆潜艇をタネ船にした改造だったので、艦橋がもっと中央近くにあり、その後ろに続く甲板室はちょっと窮屈な感じでしたが、「はしだて」はこの任務のために設計された初の新造艇とあって、同規模とはいえ全体的にゆったりと余裕があります。

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優しげな印象を与えているのは、この艦橋周りのラインではないでしょうか。回廊もあわせてまろやかな曲面を描いているのが、直線的な他の海自艦艇にはない雰囲気を醸し出しているのです。手すりには木製のガンネル(?)がおごられているようですね。

ところで「はしだて」は、どういった任務で東京に来たのでしょう。AISをのぞいていたら、過去にも何回かここ晴海を訪れていたのに出くわしたことがあります。例えば、偉い方々が横須賀視察をする際、東京まで送迎するといったこともあるのでしょうか。

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そうそう、帰りに「コスタ・ネオロマンチカ」の船首の前を通ったら、先ほど作業をしていた端舟が、クレーンで吊り上げられて揚収中のシーンを見ることができました。本当に平べったくて、まさにラフトですね。もう少し近くで見てみたかったなあ。

226040.jpgこちらはおなじみ、ジェットフォイルの入港風景。今まで原速でゆるく走っていたのに、タービン音が聞こえると、途端にデッドフルですっ飛ばし、間合いを詰めたくなるこの現金さ。

この「セブンアイランド愛」、竣工は昭和55年という大ベテランで、就役以来4回も船主が変わったのだそう。東海汽船のジェット船隊中でも、もちろん最長老です。

(30年10月14日撮影)

(『10月14日のフネブネ…4』につづく)

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タグ : 春海運河 東京港