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4月29日の巡視艇

219001.jpg4月29日はぜひ艇上から見たいものがあって、短時間ですが鼻息も荒く出動してまいりました。まずは曙運河を南下、貯木場(今はクレーン船溜りですが)の柵が近づいたところで、舵を右へ。

運河南口角に昔から放置されている廃曳船、ちょうど干潮時とあって、船体まで露出していました。煙突など凸部はだいぶ崩壊したものの、甲板室はまだ原形を保っていますね。

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そして角を曲がり切ったところには、おなじみ墨田川造船の浮きドックと桟橋があります。

今日はどんな船がもやっているかな‥‥と楽しみにしていたら、おお、昨年11月26日に見かけたスリランカのハルナンバー501と、その向こうは3月28日に艤装中だった「いせゆき」でしょうか、2隻がもやっていました。

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2隻のサイドビューを。501、船橋構造の後ろに、天蓋つきのフライブリッジを設けたのですね。船体の線図は国内向けと略同のように思えますが、細かい艤装の違いにお国柄が現れるようで、興味をそそられます。

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219005.jpg「いせゆき」は、上構が生地のままなのは変わりませんでしたが、足場を組んでマストの組み立て中でした。形からして、折りたたむ構造にはなっていないようなので、橋や水門のないここでの艤装が必要なのでしょう。

一方は竣功すれば遠路スリランカへ運ばれるので、ここで2隻並ぶのも最初で最後。国籍は違えど兄弟船、心あらば、こもごも語り合っていることでしょうね。
撮影地点のMapion地図

(30年4月29日撮影)

(『クレーン船「富士」との再会…1』につづく)

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タグ : 曙運河巡視艇