水路をゆく・第二運河 30年4~6月のご案内

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【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪(ろ)がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

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ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
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当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【更新履歴】
【5月4日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港第一航路、桟橋築造の工事に出動したクレーン船「富士」です。30年4月29日撮影。
【4月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。満開を迎えた大横川の桜並木。30年3月28日撮影。

新造消防艇「おおえど」拝見

(『「ぱしふぃっくびいなす」を追っていったら…2』のつづき)

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朝潮運河は臨港消防署を訪ねたのは、4月24日にお披露目があったばかりの新造艇「おおえど」をぜひ見てみたかったからです(PDF『大型消防救助艇「おおえど」就航式の挙行について』参照)。

おお、いましたいました! ご存知のように、臨港署初の曳船型消防艇。ぐっと反った舷側のライン、幅広なスターンの形状はまさに曳船そのもの。198総t、新潟造船の建造だそう。

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さらに近づいて。いや~、新造艇はよいものです。

船橋直後に折りたたまれた白いジブは、クレーンかと思ったらさにあらず。先のPDFによれば、「大型船の緊急脱出口に隊員を進入させるためのバスケット付の屈折式放水塔体」‥‥おお、消防車では結構見られたあれ! 消防艇では画期的ではないでしょうか。「消防救助艇」を名乗るだけあって、放水だけでなく、隊員さんの積極的な移乗も考えられているのですね。

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左舷前方からいいお顔を‥‥と思ったのですが、逆光気味で船体の朱がいま一つ映えません。それでも船橋周りの造作、諸艤装の配置に興味津々で眺めまわします。前傾したフロントグラスが精悍な感じ。

「屈折式放水塔体」を引っ提げて、港の護りについた全く新しいタイプの消防艇「おおえど」、幸運にも就役直後の姿を見ることができて、頼もしく思ったことではありました。ご活躍とご安航をお祈りします。

219044.jpg「おおえど」と別れた後は、朝潮水門を通って北上。環状2号線・黎明大橋の架橋によって、スイングゲートである意味は失われてしまいましたが、しっかりと整備されて状態は良好。都内では数少ないスイングゲートの命脈は、まだ当分保たれそうです。

水門と橋を通ってさて、ちょっと‥‥イヤ、大いに残念な光景が目の前に。


219045.jpg月島倉庫もいよいよ取り壊しですか‥‥嗚呼。開発著しい朝潮運河畔で、今やほぼ唯一の水運系建造物となっていたこれも、ついにお別れのときが来たようです。

古風な石垣護岸とともに、運河上に突き出されたテルファーを有するその姿は、艀荷役時代を髣髴させる風格がありました。以前の姿は、26年4月29日からのタイトル画像でどうぞ。
撮影地点のMapion地図

(30年4月29日撮影)

(次項につづく)

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タグ : 消防艇 朝潮運河 朝潮水門

「ぱしふぃっくびいなす」を追っていったら…2

(『「ぱしふぃっくびいなす」を追っていったら…1』のつづき)

219036.jpg「ぱしふぃっくびいなす」の航跡をかわり、左舷側に出たところで‥‥あっ、あれは!

瞬時にただならぬ事態(?)を悟って、取るものもとりあえずスロットルを思いきり倒し、デッドフル! クレーン船同様、こちらもめったに見られるものではありません。近づくまで、終わらないでいてくれと念じながらすっ飛ばします。


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消防艇「みやこどり」の放水です! 一隻であることから、単なる演習ではなく「ぱしふぃっくびいなす」の歓迎放水の可能性が大きいのではと直感し、あわてて飛ばしてきたというわけ。

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前部と船橋上の放水銃、6本をフルに使っての放水は大迫力。濡れた船首舷側がつやを帯びて光っています。

風がほぼ南からきていることを考えると、しぶきが結構な距離まで飛んできて、不用意に近づけばびしょ濡れになるでしょう。間合いを取るにしくはありません。

219039.jpg逆光になってしまいましたが、「ぱしふぃっくびいなす」とのツーショットも。何分向かい風が少し強いこととて、放水がきれいにカーブを描かず、風で砕けて「みやこどり」が霧に包まれたようになっていました。

しかし、臨港消防署にこういったサービス(と呼んでいいかどうか、わかりませんが)があるとは、まったく知りませんでした。

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「みやこどり」は放水しながらそのまま直進、「ぱしふぃっくびいなす」と離れてから行き足をゆるめ、放水を終えました。まだ艇の周囲には霧がかかっており、船首ブルワークの後ろからは水が流れ出ているのがわかります。「ひと仕事終えた」といった感じがしますね。

いや、「ぱしふぃっくびいなす」を何とはなしに追っていただけで、普段見られないシーンに恵まれ、楽しめました。次は消防艇つながりで、朝潮運河に入ってみましょう。

(30年4月29日撮影)

(『新造消防艇「おおえど」拝見』につづく)

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タグ : 東京港 消防艇

「ぱしふぃっくびいなす」を追っていったら…1

(『クレーン船「富士」との再会…5』のつづき)

219031.jpg「富士」との10年ぶりの逢瀬を興奮のうちに終えて、現場水域を離れることに。増速すると、ちょうど入港してゆく「ぱしふぃっくびいなす」を追う形になったので、せっかくだからと航跡にヨーソロ。

大型客船がレインボーブリッジをくぐるシーンも、そうそう見られるものではありません。後でそちらも堪能させていただきましょう。


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航跡に入って、ほぼ軸線と合わせたところ。高密度のビル群に向かって、静々と微速で航進してゆく悠然たる姿、いいですねえ。

219033.jpg後ろ姿を楽しんでから、スロットルを倒し右舷側に出て、レインボーブリッジのすり抜けシーンは如何と行き足を合わせました。

ここで我が艇の乗り組みが大騒ぎ。「桁にぶつかるに違いない! 本当に大丈夫なのか?」‥‥イヤ、大丈夫なのかはキミだ(笑)。しかし、確かにこのギリギリっぷりは、大いに不安をかき立てるものがありますね。

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‥‥まあ、予想どおりなんですけれど、つつがなくゲートブリッジすり抜け成功。

歩道からカメラを構えたり、のぞき込んでいる人がいたら、排気でだいぶ煙たかったろうと同情させるようなきわきわ具合! 横浜港も、港口に橋を造ったばかりに、その後の客船の大型化で入港船が限られてしまうという憂き目にあっていますが、それを思い出させるようなシーンではありました。

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ふたたび減速して間合いを取り、晴海に着岸するであろう「ぱしふぃっくびいなす」を見送って、航跡をまたいで左舷側に出ることにしました。朝潮運河に向かうためです。

直後、驚きのシーンを目にすることになりました! もうチラッと見えていますが‥‥。

(30年4月29日撮影)

(『「ぱしふぃっくびいなす」を追っていったら…2』につづく)

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タグ : 東京港

クレーン船「富士」との再会…5

(『クレーン船「富士」との再会…4』のつづき)

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最微速で北上しながら、「ぱしふぃっくびいなす」との交歓を楽しんでいたら、針路右手「オーシャンシールⅡ」についていた曳船が、爆音も高らかに飛び出してき、思わずスロットルを戻しました。船名は「佐貫丸」。

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「佐貫丸」は左に舵を切りながらぐんぐんと増速し、「ぱしふぃっくびいなす」と自艇との間に割って入る形に。後から写真を見返してこそ、十分な距離が保たれているのがわかったものの、リアルタイムでは「えっ? えっ? 大丈夫なの?」と、その思い切った行動に驚いたものです。

いやもう、いつも見慣れている豆曳船とは違った大柄なハーバー・タグが、グォーッと回り込んできたのですから、結構な迫力。「富士」の支援におもむいたのでしょうね。

219028.jpg いま一隻の「栄春」という曳船も、自艇の右手をすり抜けるようにして、「富士」に向かってゆくのが見られました。こちらは「春風海運(株)」という社名が甲板室に掲げられています。

船尾で錨鎖を巻き上げていた「富士」のアンカーが、「立ち錨」の状態になったものと推測。緊張感あふれるシーンを目の当たりにできて、ある種ラッキーではありました。

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219030.jpg先ほどと似たようなアングルでごめんなさい。状況も緊迫してきたようだしと腰を上げ、「富士」とお別れの一枚です。

南風と波に翻弄されながらも、10年ぶりの「富士」との逢瀬、堪能させていただきました。オリンピックに向けて大物の工事が相次ぐ臨海部の水路、クレーン船の出馬もたびたびありそうで、楽しみではあります。

(30年4月29日撮影)

(『「ぱしふぃっくびいなす」を追っていったら…1』につづく)

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タグ : クレーン船 曳船 東京港