水路をゆく・第二運河 29年10~12月のご案内

【ご案内】
■「水路をゆく・第二運河」にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。
■画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
■当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
■いただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。
■誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
■各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。
■お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
■【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。
■ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
■当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
■なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。
モーターボートなのになぜか艪がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。
■画像は、クリックすると別窓・別タブで拡大表示できます(初期のものの中には、原寸掲載で拡大しないものもあります)。
■当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はお断りいたします。
■いただいたコメントは、管理人承認後の表示となります。
■誹謗中傷が含まれるもの、公序良俗に反するもの、当ブログの趣旨にそぐわないものなど、コメントの内容によっては、管理人の判断で予告なく削除させていただく場合があります。悪しからずご了承ください。
■各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。
■お問い合わせなどありましたら、右欄最下段のメールフォーム「船頭に電信を打電」よりお願いいたします。
■【メールフォームよりメールをくださった皆様へ】頂戴したメールはすべて目を通しておりますが、都合により、お急ぎのご用がある方以外、原則返信はしておりません。またそのほかの理由でも、返信の可否は管理人にお任せください。大変恐縮ですが、悪しからずご了承いただければ幸いです。
■ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
■当ブログは、ブログサービス「Doblog」にて作成していた、「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
■なお、サービス終了に伴い、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」に掲載していた記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。
【更新履歴】
■【12月31日】本年もお陰さまで、大過なく川走りと水辺探訪を楽しむことができました。ブログをご覧くださった皆様をはじめ、マリーナで、訪問先各地で、またメディアのお手伝いなどでお世話になった皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。皆様にとって新年がよい年でありますよう、心よりお祈りしております。
■【12月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。うろこ雲をバックに、逆光に沈む江戸川閘門後扉室。29年11月26日撮影。
■【12月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。愛知県愛西市、木曽川~長良川間にある船頭平閘門です。29年11月19日撮影。
■【11月15日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川流頭部、旧岩淵水門の通船水門です。29年10月9日撮影。
■【10月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。南砺市、庄川遊覧船より見た、旧利賀大橋の遺構です。29年9月24日撮影。
■【10月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。富山市本丸、七十二峰橋から見た松川遊覧船です。29年9月24日撮影。
■【12月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。うろこ雲をバックに、逆光に沈む江戸川閘門後扉室。29年11月26日撮影。
■【12月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。愛知県愛西市、木曽川~長良川間にある船頭平閘門です。29年11月19日撮影。
■【11月15日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川流頭部、旧岩淵水門の通船水門です。29年10月9日撮影。
■【10月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。南砺市、庄川遊覧船より見た、旧利賀大橋の遺構です。29年9月24日撮影。
■【10月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。富山市本丸、七十二峰橋から見た松川遊覧船です。29年9月24日撮影。
12月10日の川景色…3
(『12月10日の川景色…2』のつづき)

●道々に、おなじみ竪川水門の進捗観察。8月13日とくらべると、右径間に巻上機室の鈑桁が渡され、右堰柱の足場は外されて、工程の半ばは過ぎたようですね。
●神田川に入りました。聖橋の養生パネルが外されたと聞いて、やはり久方ぶりの全貌を眺めるなら川面から、と思って、近所で仕事しているにもかかわらず、見に行くのをガマンしていたのです。
この時期の神田川は、川辺に高いビルが迫り、本郷台の堀割区間はいわずもがなで、陽が射さず冷気が堪える区間。イヤ、顔がこわばりますが、聖橋見たさに背中を押され、微速前進!

●昌平橋と水道橋分水路の吐口があるここ、最近ビルが撤去されて駐車場になり、眺望がよくなりました。
ご覧のとおり総武線の松住町架道橋が、楽に拝めるようになったのです。ユリカモメ君たちが浮いている中にお邪魔して、陽光に輝く橋のサイドビューを堪能。

●昌平橋をくぐったら、陽の角度もよろしく人道橋の側面が反射して川面に映り、いい感じ。おっ、聖橋が早くも、チラリと見えてきましたね。
頭上を渡る総武線電車を仰ぎ、轟音を聞きながら、次第に姿を見せつつある聖橋との対面に、胸が高鳴るおっさん一人。ただし指先はかじかみ、顔面も固くこわばって、だらしないありさまではありましたが。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…4』につづく)

にほんブログ村

●道々に、おなじみ竪川水門の進捗観察。8月13日とくらべると、右径間に巻上機室の鈑桁が渡され、右堰柱の足場は外されて、工程の半ばは過ぎたようですね。

この時期の神田川は、川辺に高いビルが迫り、本郷台の堀割区間はいわずもがなで、陽が射さず冷気が堪える区間。イヤ、顔がこわばりますが、聖橋見たさに背中を押され、微速前進!

●昌平橋と水道橋分水路の吐口があるここ、最近ビルが撤去されて駐車場になり、眺望がよくなりました。
ご覧のとおり総武線の松住町架道橋が、楽に拝めるようになったのです。ユリカモメ君たちが浮いている中にお邪魔して、陽光に輝く橋のサイドビューを堪能。


頭上を渡る総武線電車を仰ぎ、轟音を聞きながら、次第に姿を見せつつある聖橋との対面に、胸が高鳴るおっさん一人。ただし指先はかじかみ、顔面も固くこわばって、だらしないありさまではありましたが。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…4』につづく)

にほんブログ村
12月10日の川景色…2
(『12月10日の川景色…1』のつづき)

●クレーン兄弟の奥には、「海王丸」がもやっていました。年末も近いとなれば、港内に休む練習帆船の姿は風物詩といってよいものです。
岸壁に寄せていたので、そのまま真正面から接近し、右舷をなめるように航過して堪能。冬の青空と多檣船、まっことよきかな、佳き哉。

●ふたたびすっ飛ばして、豊洲、晴海の沖を過ぎ、隅田川河口でZEN船長の「エスエスSerenade」を発見。
航跡に入ったりしてしばらく遊んで(すみません)いたら、竹芝にジェットフォイル「セブンアイランド友」が接岸中なのを見て、ツーショットを撮りたくなり、右舷側から。フネブネの息づく活気ある川景色、いいですねえ。

●そして浜離宮前、観光汽船「リバータウン」。ああ、待ちに待った冬の陽光の下では、何を眺めても、撮っても楽しい。たのしい。
●佃大橋下流で、「TOKYO WATER TAXI」の一隻に追いつきました。今回もハルナンバー00、「2月26日の運河風景…1」でお世話になった1番艇です。
スロットルをしぼってカメラを向けたら、船尾にいた乗り組みさんがこちらに気づき、にこやかに手を振ってくださいました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…3』につづく)

にほんブログ村

●クレーン兄弟の奥には、「海王丸」がもやっていました。年末も近いとなれば、港内に休む練習帆船の姿は風物詩といってよいものです。
岸壁に寄せていたので、そのまま真正面から接近し、右舷をなめるように航過して堪能。冬の青空と多檣船、まっことよきかな、佳き哉。


航跡に入ったりしてしばらく遊んで(すみません)いたら、竹芝にジェットフォイル「セブンアイランド友」が接岸中なのを見て、ツーショットを撮りたくなり、右舷側から。フネブネの息づく活気ある川景色、いいですねえ。

●そして浜離宮前、観光汽船「リバータウン」。ああ、待ちに待った冬の陽光の下では、何を眺めても、撮っても楽しい。たのしい。

スロットルをしぼってカメラを向けたら、船尾にいた乗り組みさんがこちらに気づき、にこやかに手を振ってくださいました。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…3』につづく)

にほんブログ村
12月10日の川景色…1
(『境川西水門の工事』のつづき)

●以下、出渠した12月10日のスナップです。冬の陽光を背に、江戸川閘門後扉室。一緒に入ったPWC2隻が、まだ扉体の滴も切れないうちに、勇ましく飛び出してゆきました。
●懐かしい電話ボックスに入った、閘室横のインターフォン。だいぶ前にも触れましたが、同じものが前扉室と後扉室の外側に、計3つ備えられています。
通航艇はカメラで監視されており、閘門からの指示があればスピーカーで放送されるし、本当に用がある人は携帯で電話するでしょうから、今となってはまず用がない設備ではありますが、この型の電話ボックスがほぼ壊滅した今となっては、実用されているだけである意味貴重かもしれませんね。

●往路では上架されていた水辺ラインの水上バス、修理が完了したのか桟橋にもやっていました。トランサムに船名がなかったのでわかりませんでしたが、今回ようやく「あじさい」と判明。きれいに磨かれた船体が、冬の陽光に輝いています。
●旧江戸川を出た後は、出渠後の足慣らしを兼ねて思い切りスロットルを倒し、すっ飛ばして港内に出ました。
木材投下泊地の南側、防波堤沿いに浮いていたコンクリートケーソン、「利島港防波堤(北)」の表記あり。こういう質量過剰なのっぺりしたものが、間近に拝めるというだけで眼福というもの。だいぶ長い間ここにいるのか、少し汚れが目立ちますね。

●デッドフルで飛ばしたまま、鉄鋼埠頭の前まで来て行き足をゆるめました。住友重機械の渋い銘板を掲げたクレーン兄弟、光線の具合もよろしく、ディテールくっきりなのに惹かれて。岸壁ギリギリまで寄せて見上げると、鉄の量感が迫ってきてよいものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…2』につづく)

にほんブログ村

●以下、出渠した12月10日のスナップです。冬の陽光を背に、江戸川閘門後扉室。一緒に入ったPWC2隻が、まだ扉体の滴も切れないうちに、勇ましく飛び出してゆきました。

通航艇はカメラで監視されており、閘門からの指示があればスピーカーで放送されるし、本当に用がある人は携帯で電話するでしょうから、今となってはまず用がない設備ではありますが、この型の電話ボックスがほぼ壊滅した今となっては、実用されているだけである意味貴重かもしれませんね。

●往路では上架されていた水辺ラインの水上バス、修理が完了したのか桟橋にもやっていました。トランサムに船名がなかったのでわかりませんでしたが、今回ようやく「あじさい」と判明。きれいに磨かれた船体が、冬の陽光に輝いています。

木材投下泊地の南側、防波堤沿いに浮いていたコンクリートケーソン、「利島港防波堤(北)」の表記あり。こういう質量過剰なのっぺりしたものが、間近に拝めるというだけで眼福というもの。だいぶ長い間ここにいるのか、少し汚れが目立ちますね。

●デッドフルで飛ばしたまま、鉄鋼埠頭の前まで来て行き足をゆるめました。住友重機械の渋い銘板を掲げたクレーン兄弟、光線の具合もよろしく、ディテールくっきりなのに惹かれて。岸壁ギリギリまで寄せて見上げると、鉄の量感が迫ってきてよいものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…2』につづく)

にほんブログ村
境川西水門の工事
(『11月26日の今井水門』のつづき)
●さらに戻って、浦安の境川西水門が見えてきたときのことです。
水門の下流側に台船がいる‥‥テラス工事か、ポンツン桟橋を固定する杭でも打つんだろうなあ、とのん気に構えていたら、水門を正横にしたとたん、二度見して驚くことになりました。

●扉体に何か、筋交の入った枠のようなものが二つ取り付けられている!
いやもう、妄想がぐるんぐるん回りましたですよ。水門が水門だけに、場所が場所だけに。単なる更新工事や修理だと思えず、悪い方に考えが及んでしまうのは、ちゃんとした(船頭なりの、なのでレベルはお察し)理由がありました。
●常時閉で水門として維持するにはコストもかかりそうだし、すぐ上流にあるこの当代島水門のように、排水のフラップゲートを残して径間をコンクリートで塞がれ、扉体や巻上機室をはぎ取られるのではないか、と妄想したのです。
特に径間が塞がれることは、境川通航への一縷の望み(開いていたこともあるし)が断たれることにもつながり、そりゃもう泡を喰ったわけであります。

●そしてドック入りを終えての帰路、12月10日。さてどうなったかしらと、首を伸ばして見てみると‥‥台船はいなくなりましたが、枠は取り付けられたままですね。

●さらに近づいてアップで。あっ、手前のゲートの扉体が取り去られて、向こうが見えますね。枠組みの構造を見ると、どうやら扉体を載せて、取り外すためのものだったみたいです。
ううん、塞がれるのでなくて、ホッとしたような‥‥イヤ、まだ油断はできませんな(妄想続行中)。次に通ったときは、どんな状態になっているでしょうか?
【撮影地点のMapion地図】
(29年11月26日・12月10日撮影)
(次項につづく)

にほんブログ村

水門の下流側に台船がいる‥‥テラス工事か、ポンツン桟橋を固定する杭でも打つんだろうなあ、とのん気に構えていたら、水門を正横にしたとたん、二度見して驚くことになりました。

●扉体に何か、筋交の入った枠のようなものが二つ取り付けられている!
いやもう、妄想がぐるんぐるん回りましたですよ。水門が水門だけに、場所が場所だけに。単なる更新工事や修理だと思えず、悪い方に考えが及んでしまうのは、ちゃんとした(船頭なりの、なのでレベルはお察し)理由がありました。

特に径間が塞がれることは、境川通航への一縷の望み(開いていたこともあるし)が断たれることにもつながり、そりゃもう泡を喰ったわけであります。

●そしてドック入りを終えての帰路、12月10日。さてどうなったかしらと、首を伸ばして見てみると‥‥台船はいなくなりましたが、枠は取り付けられたままですね。

●さらに近づいてアップで。あっ、手前のゲートの扉体が取り去られて、向こうが見えますね。枠組みの構造を見ると、どうやら扉体を載せて、取り外すためのものだったみたいです。
ううん、塞がれるのでなくて、ホッとしたような‥‥イヤ、まだ油断はできませんな(妄想続行中)。次に通ったときは、どんな状態になっているでしょうか?
【撮影地点のMapion地図】
(29年11月26日・12月10日撮影)
(次項につづく)

にほんブログ村