庄川峡の船旅…2

(『庄川峡の船旅…1』のつづき)

211111.jpg周囲のもろもろに気を取られ、ここでようやくフネブネを眺めるに至りました。桟橋にもやっているのは、手前に通船タイプの「はやぶさ丸」、上層に操舵室を持つ「やまぶき」の2隻(庄川遊覧船『施設のご案内』参照)。

昔風の「はやぶさ丸」が自分的に惹かれるんですけれど、一見した様子から予備船扱いのようで、乗ることはかなわなそうですね。


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間なしに改札開始のアナウンスがあり、柵から身を乗り出してみると、大牧から戻ってきた船がすでに近づいていました。「クルーズ庄川」、二層の甲板室を持つカタマランで、一見したかぎりでは、モノハルでもおかしくないくらい細身に感じられました。この3隻が庄川遊覧船船隊の、客扱いをする船のすべて。

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改札を通り、形鋼でがっちり組まれた橋を渡ると、「やまぶき」の向こうに接舷した「クルーズ庄川」に案内されました。陽射しはますます鋭く、歩み板にトラスの影がくっきり映り、対岸の緑も鮮やか。風光を愛でるには絶好の天気になってきました。ありがたやありがたや。

211114.jpgでまあ、毎度のごとく密閉された船室は苦手とあって、いっさんに2階へ駆け上がりました。

こちらは幅を狭めているとあって、席は中央にベンチが一本とシンプルですが、これはむしろ柵にもたれて眺めを楽しむ人のため、動線に余裕を持たせた結果とみてよいでしょう。船頭のような物見高い不審者からすれば、ありがたいレイアウトであります。


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エンジンの振動が高まり、乗り組みさんがきびきびとした動作でもやいを解くと、船は桟橋を離れてゆっくりと回頭し、一路大牧へ舳を向けました。

岸との距離が空いたところで、小牧港を眺めてみるとこれがまた、味のあるものでした。山肌を削平した、このささやかな平場を守る護岸は、玉石をコンクリートで固めた石垣護岸! ダム竣工当初から変わらぬ姿を留めているであろう、その星霜を経た肌、戦前の雰囲気を今に伝える川の船着場として、貴重な存在かもしれません。
撮影地点のMapion地図

(29年9月24日撮影)

(『庄川峡の船旅…3』につづく)

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タグ : 庄川遊覧船 庄川