南前堀が!…1
(『8月13日の東電堀』のつづき)
●京浜運河に入って一路南下、ガスミオ運河が西に接続する十字流、赤い桁の京和橋を望むところまで来ました。
この向こう、平和島運河の一部でもある干潟水路で澪筋をたどっていると、左舷前方上空から時ならぬタービン音が‥‥。旅客機とは違う挙動に思わず注視していると、おお!

●海上保安庁のシュペルピューマが! 頭上低く左旋回しながら、基地に降りてゆく迫力ある姿! 上手くとらえることができてニンマリ。
●名物・羽田可動橋もご機嫌麗しく。雲が多い日だったので、暗く撮れてしまうものが多かった中、まれに陽が射して、このように清々しい川景色になるときも。
この間、道々見たものについてはひとまず置いておいて、相変わらずのこらえ性のなさから、本日の目的地について先にやらせていただきます。21年12月13日以来、実に8年ぶりの再訪となった水路、それは‥‥。

●都内最南端の高架下水路、南前堀! しばらく工事中で、中に入ったはいいものの、転回できなくて出られなくなったら大変と、進入を控えていたのです。
といっても、「南前堀は工事中?」でこわごわのぞき込んだのが3年前。もういいかげん竣工しているでしょうと、南前堀水門に近づいて奥をうかがうと、どうやら中も落ち着いた様子。では久々に、いってみましょうか!

●勢い込んだ書き方をしてはいますが、右手のテラスにはえらい人数の釣り人さんがおられましてね‥‥。神妙な面持ちで左に大回りしながら、針路径間中央へ。
おお、コンクリートの色も真新しい、立派な護岸が見えますね。ん? 左手、繋留船があるのか?
【撮影地点のMapion地図】
(29年8月13日撮影)
(『南前堀が!…2』につづく)

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この向こう、平和島運河の一部でもある干潟水路で澪筋をたどっていると、左舷前方上空から時ならぬタービン音が‥‥。旅客機とは違う挙動に思わず注視していると、おお!

●海上保安庁のシュペルピューマが! 頭上低く左旋回しながら、基地に降りてゆく迫力ある姿! 上手くとらえることができてニンマリ。

この間、道々見たものについてはひとまず置いておいて、相変わらずのこらえ性のなさから、本日の目的地について先にやらせていただきます。21年12月13日以来、実に8年ぶりの再訪となった水路、それは‥‥。

●都内最南端の高架下水路、南前堀! しばらく工事中で、中に入ったはいいものの、転回できなくて出られなくなったら大変と、進入を控えていたのです。
といっても、「南前堀は工事中?」でこわごわのぞき込んだのが3年前。もういいかげん竣工しているでしょうと、南前堀水門に近づいて奥をうかがうと、どうやら中も落ち着いた様子。では久々に、いってみましょうか!

●勢い込んだ書き方をしてはいますが、右手のテラスにはえらい人数の釣り人さんがおられましてね‥‥。神妙な面持ちで左に大回りしながら、針路径間中央へ。
おお、コンクリートの色も真新しい、立派な護岸が見えますね。ん? 左手、繋留船があるのか?
【撮影地点のMapion地図】
(29年8月13日撮影)
(『南前堀が!…2』につづく)

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8月13日の東電堀
(『8月13日の東雲水門…2』のつづき)

●東雲水門を出て、港内に向かってすぐ右手にある水路、東電堀に寄り道してみましょう。いや、今シレッと「東電堀」と書きましたが、認識したのは割と最近で、旧水上警察署発行の「東京都河川図」を見直してから。この水路を指した矢印付きで小さく「通称『東電堀』」とあったからです。
正式には東雲運河の一部なのでしょうが、かつて豊洲6丁目側に隣接していた、東電の火力発電所にちなんでの通称であることは理解できました。周囲は今やすっかり再開発し尽され、昔をしのぶよすがなど片鱗もないように見えます。どっこい、ほんの少しだけ残っていました。今までほとんど関心を払っていなかったので、お詫びがてらご挨拶しようと面舵。
●上の写真のように、キレイに整備された芝生の法面をバックに、水際の桟橋だけが、忘れ去られたように放置されているのです。鋼材の脚にコンクリートスラブを載せた構造で、劣化したフェンダー、白い鋳鉄のビットが並ぶさまは、いかにも数十年の星霜を感じさせます。
入口からしばらくすると桟橋は終わり、ツライチのまま岸壁に移行。それも途切れると、少し凹んだ形で、下の写真のような岸壁が奥部まで続いて終わります。

●こちらは見たかぎり、入口近くの桟橋より世代が古そうですね。現状を紹介するにとどめますが、都の臨港線がここまで来ていたころや、艀荷役華やかなりし時代を想像させるものがあります。
【撮影地点のMapion地図】

●もう一つ間近で見ておきたかったのが、以前も触れた水陸両用バスのスロープ。「【速報】豊洲ぐるり公園、7/7(金)朝7時よりオープン!釣りが可能か調べてみた」(とよすと)によると、ちゃんと名前があり、「豊洲五丁目スロープ」とのこと。航路標識、吹き流しも備えられ、周囲はテラス化されて「豊洲ぐるり公園」の一部となっているそうです。
魚探の感をのぞいてみると、底状はおおむね平坦で、10:30の推算潮位A.P.+1.5mで、5mの水深がありました。さすが元艀船運河、これなら喫水の深い水陸両用バスも安心ですね。
(29年8月13日撮影)
(『南前堀が!…1』につづく)

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●東雲水門を出て、港内に向かってすぐ右手にある水路、東電堀に寄り道してみましょう。いや、今シレッと「東電堀」と書きましたが、認識したのは割と最近で、旧水上警察署発行の「東京都河川図」を見直してから。この水路を指した矢印付きで小さく「通称『東電堀』」とあったからです。
正式には東雲運河の一部なのでしょうが、かつて豊洲6丁目側に隣接していた、東電の火力発電所にちなんでの通称であることは理解できました。周囲は今やすっかり再開発し尽され、昔をしのぶよすがなど片鱗もないように見えます。どっこい、ほんの少しだけ残っていました。今までほとんど関心を払っていなかったので、お詫びがてらご挨拶しようと面舵。

入口からしばらくすると桟橋は終わり、ツライチのまま岸壁に移行。それも途切れると、少し凹んだ形で、下の写真のような岸壁が奥部まで続いて終わります。

●こちらは見たかぎり、入口近くの桟橋より世代が古そうですね。現状を紹介するにとどめますが、都の臨港線がここまで来ていたころや、艀荷役華やかなりし時代を想像させるものがあります。
【撮影地点のMapion地図】


魚探の感をのぞいてみると、底状はおおむね平坦で、10:30の推算潮位A.P.+1.5mで、5mの水深がありました。さすが元艀船運河、これなら喫水の深い水陸両用バスも安心ですね。
(29年8月13日撮影)
(『南前堀が!…1』につづく)

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