堀川口防潮水門…3

(『堀川口防潮水門…2』のつづき)

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水門を正面にして、初めて見えたものもありました。ポンプ所の影に隠れていた、名古屋海上保安部の巡視艇基地が姿を現わしたのです。

マイタゲートの向こう、岸壁に切られた船溜の凹部に、たくさんの船艇がもやっていました。写真右、接岸している放水銃を備えた巡視艇は、PC23「あゆづき」。消防能力を強化した艇ですね。

206037.jpg5径間のうち、唯一のローラーゲートがこの「排水水門」。全開で水面からの高さがご覧の状態ですから、この径間の通船は考えられておらず、その名のとおりあくまで全閉時の排水を担う径間です。

水門の内外に水位差のある、水圧下での開閉が難しいマイタゲートは、どうしてもこのような「ひと手間」が必要になってしまうのは、致し方のないところ。今なら、セクターゲートで両者を兼ねさせることもできるでしょう。

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こうしてアップで眺めてみると、寄る辺のない水面にぽつりと孤立する姿は、寂しげな中にもどこか可笑しみがありますね。このゲートが真ん中に立っていることが、この水門に独特の魅力を醸し出しているように思えます。

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たびたび水門から離れてしまい、恐縮です。すぐ上流側の東岸に、こんな横堤があるのが目に入っていました。コンクリートの風化具合と、大きな木が生えてしまっていることから、使われなくなって長い時間が経ったことをうかがわせる、廃墟然とした雰囲気。気にならないはずはありません。

岸壁としては、防潮堤がそのまま岸から伸びて、基部を巻いているあたり、形がちょっと変。防波堤としても中途半端だし‥‥。先端の形からして、この先に桟橋でも伸びていたのかしら。

下写真、対岸である西側にも、気になる横堤が。こちらは半ば崩れているようでもあり、この横堤を挟んで、一つづつ橋台跡のようなものが見えるのも気になりました。う~ん、これは何かがかつて、ここにあった(あたりまえだ)痕跡のようですね。

206040.jpg帰宅後に検索してみて、まあびっくり。これは、旧港新橋の橋台跡だったのです! 先代橋は、私の好みど真ん中の、何と単葉式跳開橋! 写真は「堀川を行く4-宮の渡し跡~名古屋港」をご覧ください。

上記サイトによれば、昭和7年竣工とのこと。「当時の面影はありませんが、かろうじて 名残をとどめる橋脚の基礎が残っています」とあり、写真から判断して、東岸のものが跳開橋の橋台のようですね。いや、嬉しい余禄でした。

(29年5月3日撮影)

(『堀川口防潮水門…4』につづく)

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タグ : 堀川口防潮水門 堀川 巡視艇