船橋港の水門と水路めぐり…13
(『船橋港の水門と水路めぐり…12』のつづき)

●海老川水門(正式名は海老川第一水門)に近づきました。左右に長大なコンクリート堤防を従えたあたり、辰巳水門に近いレイアウトです。背景に高い建物がないせいか、こうして切り取るとぽつねんとして、どこか孤独な感じもしますね。

●堰柱と梁が、扉体の三方を覆う構造になっているあたり、背があまり高くないこともあいまって、重心の低い豆タンクのような、骨太でがっしりとした印象。
懐かしいゼブラ塗装の信号は、2つとも青を現示しています。3つある堰柱の水切りには、それぞれはしごが設けられていますが、揃って満潮線から下は錆び落ちてしまっているようです。

●お初とあれば、やはりくぐりざま仰いで迫りたいもの。経た星霜相応に風化したコンクリートの肌、巻上機室のガーダーと、裏側にも豊かな陽光が回って、暗い部分がないのが嬉しいところ。
1月6日からのタイトルにも写っていますが、船橋の水門としては珍しく掲げられていた銘板、惜しいことに「水」の字が剥落していました。
●くぐった向こうにはご覧のような管理橋があり、このときは誰も通っていなかったものの、後でこの橋が地元の重要な交通路であることを知りました。
例によって「平成28年度 管内概要」(←27年度版はリンク切れになり、28年度版が新たにアップされました。)の20ページから寸法を抜き書きすると、鋼製2段式ローラーゲート、純径間8m、敷高A.P.-2m、昭和42年竣工。
●逆光の中、上流側を眺めて。2段式ゲートなので、2枚の扉体はスキンプレート(平滑な面)で対面しているのでしょう、こちら側も構造が走るいかつい印象。
しかし、港内から水門をくぐると、何というか安堵感が半端ではありません。内水ズレ(?)しきったヘタレぶりもあるでしょうが、古びているとはいえ、堅牢そのものの水門と堤防の頼もしさを、目の当たりにしたのが大きいでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(28年12月31日撮影)
(『船橋港の水門と水路めぐり…14』につづく)

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●海老川水門(正式名は海老川第一水門)に近づきました。左右に長大なコンクリート堤防を従えたあたり、辰巳水門に近いレイアウトです。背景に高い建物がないせいか、こうして切り取るとぽつねんとして、どこか孤独な感じもしますね。

●堰柱と梁が、扉体の三方を覆う構造になっているあたり、背があまり高くないこともあいまって、重心の低い豆タンクのような、骨太でがっしりとした印象。
懐かしいゼブラ塗装の信号は、2つとも青を現示しています。3つある堰柱の水切りには、それぞれはしごが設けられていますが、揃って満潮線から下は錆び落ちてしまっているようです。

●お初とあれば、やはりくぐりざま仰いで迫りたいもの。経た星霜相応に風化したコンクリートの肌、巻上機室のガーダーと、裏側にも豊かな陽光が回って、暗い部分がないのが嬉しいところ。
1月6日からのタイトルにも写っていますが、船橋の水門としては珍しく掲げられていた銘板、惜しいことに「水」の字が剥落していました。

例によって「平成28年度 管内概要」(←27年度版はリンク切れになり、28年度版が新たにアップされました。)の20ページから寸法を抜き書きすると、鋼製2段式ローラーゲート、純径間8m、敷高A.P.-2m、昭和42年竣工。

しかし、港内から水門をくぐると、何というか安堵感が半端ではありません。内水ズレ(?)しきったヘタレぶりもあるでしょうが、古びているとはいえ、堅牢そのものの水門と堤防の頼もしさを、目の当たりにしたのが大きいでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(28年12月31日撮影)
(『船橋港の水門と水路めぐり…14』につづく)

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