7月10日の水路風景…5
(『7月10日の水路風景…4』のつづき)

●有明西運河ではおなじみ、海上保安庁バースにもやうHL05「海洋」。アンカーレセスや舷窓の下など、開口部からの錆垂れが目立ち、ちょっと痛々しいですね。
最近とみに多くなった、領海警備から帰ってきた巡視船などはこの比でなく、舷側全体がべったりと錆色でおおわれて、任務の厳しさを感じさせたものです。汚れの目立つ白い船体色で、美しい外観を維持してゆくのは並大抵のことではないでしょう。特に近年は海保も多忙ですから、手の回りかねるところがあるのかもしれません。
●有明西運河を出て針路そのまま、豊洲、晴海の突端を右に見て進んでゆくと、晴海のH-2バースに「日本丸」が休んでいました。
新しいと思っていた2代目「日本丸」も、就航からもう32年目。もはや大ベテランの域に達しているといってよいでしょう。横浜で保存されている初代は、57年目にしてバトンタッチしたそうですから、その伝からすると、まだ25年は現役に留まるのでしょうか。

●月島沖で取舵に当てようとしていたら、ちょっと待て! 右手にまたも新顔を発見。
水産埠頭である月島F-5バースに憩う、海洋大学の漁業練習船「神鷹丸」。これも去る4月に引き渡されたばかりの、ピカピカの新造船です。ブルーの帯が全体をキリリと引き締めていて、いならぶフネブネの中でも非常に目立ちます。

●この「神鷹丸」は4代目で、旧水産大学時代から引き継がれた伝統ある船名。1,000tに満たない小兵ながら、はるか遠洋に出かけて調査や実習を行う任務上、乾舷も高くちょっと肥えた船型で、見た目にも安定がよさそうですね。
フネブネの姿を楽しみながら港内を横切って、竹芝運河から芝浦運河地帯へ入りましょう。一つ、様子を見ておきたい物件があるのです。
【撮影地点のMapion地図】
(28年7月10日撮影)
(『7月10日の水路風景…6』につづく)

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●有明西運河ではおなじみ、海上保安庁バースにもやうHL05「海洋」。アンカーレセスや舷窓の下など、開口部からの錆垂れが目立ち、ちょっと痛々しいですね。
最近とみに多くなった、領海警備から帰ってきた巡視船などはこの比でなく、舷側全体がべったりと錆色でおおわれて、任務の厳しさを感じさせたものです。汚れの目立つ白い船体色で、美しい外観を維持してゆくのは並大抵のことではないでしょう。特に近年は海保も多忙ですから、手の回りかねるところがあるのかもしれません。

新しいと思っていた2代目「日本丸」も、就航からもう32年目。もはや大ベテランの域に達しているといってよいでしょう。横浜で保存されている初代は、57年目にしてバトンタッチしたそうですから、その伝からすると、まだ25年は現役に留まるのでしょうか。

●月島沖で取舵に当てようとしていたら、ちょっと待て! 右手にまたも新顔を発見。
水産埠頭である月島F-5バースに憩う、海洋大学の漁業練習船「神鷹丸」。これも去る4月に引き渡されたばかりの、ピカピカの新造船です。ブルーの帯が全体をキリリと引き締めていて、いならぶフネブネの中でも非常に目立ちます。


フネブネの姿を楽しみながら港内を横切って、竹芝運河から芝浦運河地帯へ入りましょう。一つ、様子を見ておきたい物件があるのです。
【撮影地点のMapion地図】
(28年7月10日撮影)
(『7月10日の水路風景…6』につづく)

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