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阿賀の里遊覧船…3

(『阿賀の里遊覧船…2』のつづき)

193051.jpg先客が降りるのを待って、スタッフにうながされ桟橋へ。写真には写っていませんが、最上川のそれ同様、法面の階段通路には、アクリルのフードが備えられていました。豪雪地帯には必須の設備といえるでしょう。

「第一阿賀の里丸」に入ると、こちらは他の2隻と異なり、テーブルつきの椅子席でした。個人的には、靴を脱いだりする手間がなく、余分な気遣いがいらない分、座席の方が気楽でよいと思うのですが、このあたりは好みが分かれるところでしょう。

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好天で気温も上がったとあって、窓は全部開放。気持のよい川風が入ってきます。お客さんに続いて、ガイド役の老船頭さんが乗り込むと、エンジンがかかり出発です。

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193054.jpgもやいを解いた船は、右へぐっと舵を切り、対岸へ針路を定めました。水際まで生い茂った森が、ぐんぐんと近づいてきます。

どうやら、澪筋は対岸近くにあるようですね。上の写真でも、上流側の河道中央にチラリと白い洲が見えましたし、阿賀の里は屈曲の内側にあることを考えると、屈曲の外である対岸に向かうのは理にかなっています。


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木々が指呼の間となり、湾入状になった淵に頭を突っ込んだ形で、船はようやく上流に舵を切りました。老船頭さんによると、ここのみ水深がぐっと深くなっているとのこと。

なるほど、水の色が濃い緑に変わって、水面もさざ波立って渦を巻いており、他とは違った、ちょっと恐ろしげな感じです。手漕ぎの舟がはまったら、渦から抜けられなくなりそう。急流河川ならではの川景色であります。

(28年5月28日撮影)

(『阿賀の里遊覧船…4』につづく)

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タグ : 阿賀野川阿賀の里遊覧船