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阿賀の里遊覧船…2

(『阿賀の里遊覧船…1』のつづき)

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まずはもやっているフネブネにご挨拶。明るい茶系のツートンでまとめた塗装が、遠目にも目立つ「第三黄金丸」。

客室はお座敷で、オープンデッキがないのがちょっと残念ではありますが、冬季は雪見船の営業もされているとあっては、甲板室は必須でしょう。操舵室、客室とも直線でまとめられ、頑丈そうな雰囲気なのも、積雪に備えた寒地のスタイルであることを感じさせます。

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白い船体、ミヨシが和船風味の「第五阿賀の里丸」、こちらもお座敷です。ハンドレールに立てかけられた錨が、ストックアンカーなのに目を引かれますね。23年7月の洪水は、どのようにして乗り切ったのでしょう、ひたすら岸からのもやいを増やし、アンカーを何本も打ち込んだのでしょうか。

193048.jpg現在稼働中の船は一隻で、もうすぐ戻ってくるとのこと。到着を待つ間、新しいコンクリートがまぶしく照り返す、改修成った堤防上をうろうろ。

桟橋のすぐ脇には、これも全面更新されたらしい、ピカピカの樋門がありました。床上浸水の大きな被害をこうむったご当地、流入小河川からの逆水防止の備えも、新しい電動式ゲートで怠りなく‥‥といったところでしょうか。


193049.jpg堤防天端に回って、名前を確認しましょう。「上ノ沢川樋門」、堰柱にあった銘板によると、純径間×有効高・4.5m×2.6m、扉体重量・4.9t、平成28年3月竣工、遠藤鋼機株式会社製造。

完成したのは今年の3月、まさにできたてのほやほや。堤防の増高工事と合わせて、工事中は遊覧船スタッフも、さぞ気遣いが絶えなかったことでしょう。お疲れさまでした。

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樋門を眺め回して遊んでいたら、我々を乗せてくれる船、「第一阿賀の里丸」が下流からゆっくりと遡上してきました(タイトル参照)。

むう、「阿賀の里丸」が第一と第五、「黄金丸」が第三のみ‥‥。ちなみに、駐車場に置いてあった廃船(?)は「第一阿賀野丸」「第三阿賀野丸」「第六阿賀野丸」。ナンバリングの基準がよくわからず、妙に気になったことではありました。まあ、単に引退した船の番号が抜けている、ということなのでしょうけれど、かつては川下りコースもあったことから、結構な規模の船隊を抱えていた時期があったのかもしれません。

(28年5月28日撮影)

(『阿賀の里遊覧船…3』につづく)

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タグ : 阿賀野川阿賀の里遊覧船樋門