阿賀の里遊覧船…1
(『道の駅「阿賀の里」に向かう』のつづき)
●看板代わりに置いてあるフネブネは、操舵席をのぞくと、救命浮環やデッキブラシといった、船具がそのまま残っていたり、果ては写真の船のように、船外機をつけたままのものも見られました。
いずれも古びてはいるものの、少し改修すれば十分使えそうな雰囲気。もっとも収容力の点では、後で見た現役船よりかなり小さく、使い道も限定されるように思えました。
●建物の中で真っ先に目を引かれたのが、この「阿賀野川文化資料館」。ご覧のように船の形をしているのですから、そりゃ意識も吸い寄せられようというものです。
もっとも右手にある入口に近づいてみると、残念ながら閉まっており、しかも人けがなくなって久しい様子。遊覧船のスタッフによれば、休館となってもうだいぶ経っており、再開の話も耳にしないとのことでした。

●物産館で食事を済ませてから、遊覧船の受付に向かうことに。堤防上のSPハウスに、「船受付所」と掲げられたあれですね。
しかし、堤防の法面や左に備えられた階段も、まだ真新しく竣工間もない様子です。階段の近くにあった説明板で、その理由がわかりました。

●ここも鹿瀬ダム上流のスノーシェッド同様、23年7月の洪水で被害を受け、復旧工事成ったばかりだったのです。看板の写真にもあるように、床上浸水の大きな被害があり、ために堤防も高さをまし、より強固なものとされたのだとか。
阿賀の里遊覧船は本来、上流の三川からここへ下ってくるコースと、冬季の「雪見舟」と称する周回コースがあり、好みとしては断然、川下りのコースに乗りたかったのです。ところが問い合わせてみると、現在は阿賀の里発着の、周回コースのみとのこと。
先ほど乗った奥阿賀遊覧船の船頭さんに、このことについて水を向けてみたところ、これも洪水のせいで、河床が上がって通航が難しい場所ができ、諸々の理由で浚渫もままならず、ために今なお「川下り」コースは再開に至っていないのだそうです。川がいったん暴れ出したときの影響の大きさ、地震のそれに勝るとも劣らないものがありますね。

●真新しいアスファルトを敷いた堤防道に立つと、涼しい川風とともに、阿賀野川の川面が開けました。眼下に並ぶ遊覧船群と桟橋、空もすっかり晴れて河水の匂いもよろしく、これから眺める川景色を思って、気分が盛り上がります。
【撮影地点のMapion地図】
(28年5月28日撮影)
(『阿賀の里遊覧船…2』につづく)

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いずれも古びてはいるものの、少し改修すれば十分使えそうな雰囲気。もっとも収容力の点では、後で見た現役船よりかなり小さく、使い道も限定されるように思えました。

もっとも右手にある入口に近づいてみると、残念ながら閉まっており、しかも人けがなくなって久しい様子。遊覧船のスタッフによれば、休館となってもうだいぶ経っており、再開の話も耳にしないとのことでした。

●物産館で食事を済ませてから、遊覧船の受付に向かうことに。堤防上のSPハウスに、「船受付所」と掲げられたあれですね。
しかし、堤防の法面や左に備えられた階段も、まだ真新しく竣工間もない様子です。階段の近くにあった説明板で、その理由がわかりました。

●ここも鹿瀬ダム上流のスノーシェッド同様、23年7月の洪水で被害を受け、復旧工事成ったばかりだったのです。看板の写真にもあるように、床上浸水の大きな被害があり、ために堤防も高さをまし、より強固なものとされたのだとか。
阿賀の里遊覧船は本来、上流の三川からここへ下ってくるコースと、冬季の「雪見舟」と称する周回コースがあり、好みとしては断然、川下りのコースに乗りたかったのです。ところが問い合わせてみると、現在は阿賀の里発着の、周回コースのみとのこと。
先ほど乗った奥阿賀遊覧船の船頭さんに、このことについて水を向けてみたところ、これも洪水のせいで、河床が上がって通航が難しい場所ができ、諸々の理由で浚渫もままならず、ために今なお「川下り」コースは再開に至っていないのだそうです。川がいったん暴れ出したときの影響の大きさ、地震のそれに勝るとも劣らないものがありますね。

●真新しいアスファルトを敷いた堤防道に立つと、涼しい川風とともに、阿賀野川の川面が開けました。眼下に並ぶ遊覧船群と桟橋、空もすっかり晴れて河水の匂いもよろしく、これから眺める川景色を思って、気分が盛り上がります。
【撮影地点のMapion地図】
(28年5月28日撮影)
(『阿賀の里遊覧船…2』につづく)

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