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散りぎわのお花見水路…6

(『散りぎわのお花見水路…5』のつづき)

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隅田川を下っていると、曳船が大きな台船を曳いているのに行き会いました。近づいてみると、結構な長さのジブを持ったクレーン台船です。どこか上流で、大きな工事があるのでしょうか。

190027.jpg同乗者の皆さんのリクエストで、神田川~日本橋川の周回コースをご案内。神田川可航部はあまり桜は見られないのですが、上流の江戸川橋から流れてくる花びらで、花筏が楽しめるかもしれません。

和泉橋手前で、顔なじみのコンベア清掃船「建河清第7号」に出会いました。強風の日が多く、飛散したゴミが川面に浮く頻度も上がる春先、清掃船の活動は本当に助かります。特に炭カル袋は、ペラに絡ませると厄介ですからね。

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こちらもおなじみ、ゴミ運搬バージを曳く緑の曳船「第32中島丸」。この少し前、より小型の曳船にバージを引き継いで待機中のところ。土曜日となれば、平日並みに業務船の活動ぶりが見られる楽しさがあります。

190029.jpg御茶ノ水もほど近い、本郷台の堀割区間に入ると、だんだん桜の花びらが多くみられるようになり、ついには岸沿いに小さな花筏が! 流速が遅いよどみに、江戸川橋から流れてきた花びらが溜まったに違いありません。

ゆっくり歩かせているつもりでしたが、それでも先行するバージのお尻が、次第に近くなってきました。この先は工事で可航幅の狭まる区間、曳船も最微速で進んでいるのでしょう。

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丸ノ内線の橋をくぐったところでびっくり、聖橋のアーチの円内に、さらに桁がかけられている! トラスの両端に、鈑桁をくっつけたような形の既製桁ですが、アーチの内面に設けられた形鋼の様子からして、幅いっぱいまでこの桁が並べられるのでしょうか。

見通しはだいぶ悪くなってしまいましたが、工事中となればいずれ撤去されるもの、今しか見られない光景ではあります。左側に居並ぶ台船の舷側にも、花びらがまとわっているのが見られました。
撮影地点のMapion地図

【28年4月23日追記】聖橋の工事は、正式名称を「聖橋長寿命化工事」と称し、29年2月6日竣工予定とのこと。入札ネット聖橋長寿命化工事」、都建設局橋梁の長寿命化」をご覧ください。

(28年4月9日撮影)

(『散りぎわのお花見水路…7』につづく)

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タグ : 隅田川神田川曳船台船清掃船