水路をゆく・第二運河 28年1~3月のご案内

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【ご案内】
水路をゆく・第二運河にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、自艇航行による全線ご紹介を目指しています。

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ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。

当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹ブログとして、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」の記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。

【更新履歴】
【3月27日更新】タイトルバック画像を更新しました。扇橋閘門を通航するコンベア清掃船です。28年1月21日撮影。
【3月7日更新】タイトルバック画像を更新しました。砂町運河、東端区間で航路整備中の浚渫船です。28年1月21日撮影。
【2月21日】よみうりテレビ・日本テレビの番組「ワケあり!レッドゾーン」に、「ワケあり水路マニア」として出演させていただきます。放送日時はよみうりテレビが2月28日(日)1時30分より、日本テレビが3月4日(金)2時30分より。
【2月16日更新】タイトルバック画像を更新しました。砂町運河、運転中の新砂水門可動橋です。28年1月21日撮影。
【2月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、築地大橋から上流側を望んで。27年12月31日撮影。
【1月19日更新】タイトルバック画像を更新しました。竹芝運河から古川河口を見たところ。27年12月31日撮影。
【1月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。最上川、さみだれ大堰舟通しの前扉室を正面から見たところ。27年11月22日撮影。
【1月1日】あけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

3月21日の川景色…4

(『3月21日の川景色…3』のつづき)

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189017.jpg目黒川ですが‥‥ええ‥‥贅言を要しない(むつかしい言葉を使えばよいというものではない)この潔い川景色。左手の桜並木も、開きかけが1、2輪といったレベルでした。

唯一結構な咲きっぷりだったのが、鎮守橋の北詰、荏原神社境内の一本でした。これはソメイイヨシノではなくて、別の種類なのかしら‥‥と、8年前と同じこと(過去ログ『桜探しに出かけてみたら…3』参照)を繰り返しているあたり、進歩がありません。雲ますます濃く、光量も不足気味とあって、うまく撮れないのが悔しいところです。

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五反田付近まで遡上したものの、結果はお察しのとおり。目黒川では数少ない、通航艇に自己主張する橋、森永橋を見上げてわずかに心慰める船頭一行。

ここまで何とか持っていた空模様も、ついに小雨がぱらついてきてしまいました。M艇長ご一家には、閘門通航用にかねて用意の傘をさしてもらい、少しピッチを上げて下航することに。さらに前方を見ると、「ありゃりゃ!」弱り目に祟り目といいたくなるような光景が!

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御成橋が放水している!

実に悪いタイミングで出くわしたもので、この状況で足止めを喰らったら、目も当てられません。もっとも近づいてからよく見てみると、放水しているのは左半分上流側のノズルで、右半分は水が出ていないのです。何とか突破できそうと、スロットルを入れた瞬間!

189020.jpg左半分下流側も放水開始。
え? もしかして、4分の1づつ放水が始まるの? こりゃ全部の放水が始まったら本当に閉じ込められるゾと、泡を食って急加速! 何とかことなきを得ました。

小雨も短時間でやんだし、胸をなでおろしたことではありましたが‥‥。2か所の船着場まで備え、お花見船も繰り出す立派な可航河川なのですから、通航艇から見える位置に放水時間を書いた看板を掲げるとか、何がしか配慮をしていただけるとありがたいなあ、と。
撮影地点のMapion地図

(28年3月21日撮影)

(『3月21日の川景色…5』につづく)

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タグ : 目黒川

3月21日の川景色…3

(『3月21日の川景色…2』のつづき)

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望み薄ながら、いちおうこちらの咲き具合も検分しておきましょうと、隅田川から浜離宮前水面へ。まあ、結果はいうまでもないのですが、建物の影になっていたこともあり、雲も厚くなってきて撮れる自信がなかったので、カメラを向けるのはやめておきました。

とはいうものの、庭園の緑を長めながら、静かな水面にたゆたうのは乙なもの。折よく長声を吹鳴しつつ、水辺ライン「さくら」が出港。船内もデッキも結構な乗船率、春めいてきた川面に誘われたのでしょう。

189012.jpg間なしにふたたび長声が聞こえてきて、今度は都観光汽船「道灌」が水門をすり抜け、のっそりと登場。

緑を映す穏やかな水面と、港情緒を盛り上げる汽笛の音、やはり浜離宮前は独特の魅力があります。桜の方はちょっと残念でしたが、出船入船の賑やかさも手伝い、大いに楽しめました。



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こちらも長声吹鳴で築地川水門を出て、港内に出かけたところで‥‥おっと、一つ忘れもの。汐留川水門が工事成った姿をスナップしておきましょう(過去の写真はタグ『汐留川水門』参照)。

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港内に出てレインボーブリッジ西詰に来たところで、ジェットフォイル「セブンアイランド虹」が出港してゆくところにでくわしました。

かん高いタービン音と排熱の陽炎、刃物のような水中翼をギラリと光らせて、ゆっくりとハルボーンで港外へ向かう姿。このまま追いかけて、離水の瞬間を見届けたい誘惑にかられます。

189015.jpgそして京浜運河に入って南下を始めれば、レディ・クリスタルの出港に行き合ったりと、フネブネ連続コンボ(?)。ううん、空模様はアレでしたが、今日は結構ラッキーかも。

大横川、浜離宮と外してなお、ちょっと悪あがきをしてみたくなり、目黒川に向かってみることに。さて、如何でありましょうや?

(28年3月21日撮影)

(『3月21日の川景色…4』につづく)

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タグ : 隅田川 京浜運河 東京港 水上バス ジェットフォイル

3月21日の川景色…2

(『3月21日の川景色…1』のつづき)

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塗り替えられた練兵衛橋の裏側を一枚。ブルーの塗装が水面からの反射に照らされてきれい。橋脚には、耐震補強のたぐいが施されていないようですが、再塗装されたくらいですから、いきなり撤去とかないですよね?

いや、補強や塗り替えなどの手当てがされているのだから、よもや撤去はあるまいと油断(?)していたところ、取り壊し工事が始まった復興橋の例を見てきたので、妙に疑い深くなっておるのであります。

189007.jpg大島川西支川の南口を、横目で見つつ通過。むう、控えのもやいは取っていないから、やろうと思えば突入できる‥‥などと、目線にこもる気持ちは相変わらずよこしまです。

この日はお客様がおられたので、蛮勇をふるって突っ込んでみようとは思わなかったものの、「ワケあり! レッドゾーン」でも話題にしていただいた福島橋の一件、いつか願い叶う日がきますように‥‥。

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そして更新工事中の大島川水門。左径間、巻上機室が完成に近づいてきたようですね。

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壁面に格子状リブの装飾をあしらい、塗装はこの濃いグレーでいくのでしょうか、従来の三角屋根を端部近くに配し、明るい塗りのちょっとメルヘンチックな感じとは対照的な、全体的に渋めの装い。

太い電線が束になって垂れ下がっているのが、いかにも動力系の工事真っ最中といった風で、作業が大詰めになってきたことを感じさせます。(以前の姿は、タグ『大島川水門』を参照。)

189010.jpg隅田川に出て下流へ。中央大橋をくぐった直後、右手の亀島川河口下流側に見えるのがこの、堤防を大きく切り欠いて、法面にした部分。

フェンスで囲ってあるところを見ると、ここも工事半ばのようですね。植込みや階段でも作って、ちょっとした河畔の公園にでもなるのか、今後通るたびに変化が楽しみです。
撮影地点のMapion地図

(28年3月21日撮影)

(『3月21日の川景色…3』につづく)

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タグ : 大横川 隅田川 江東内部河川 大島川水門 橋の裏側

国府台に魅せられて

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あるときふと、「江戸川の国府台を、久しく見ていないなあ」と気づかされて、過去の写真をほじくり返してみました。

過去ログのころから、すでに何度か触れましたが、東京近郊では数少ない、緑したたる台地の崖線が流路に迫る、いわば水路の景勝地といってもよいところです。

青空の下、もくもくとした豊かな森を河水が洗うような、いかにも国府台といった写真があったはず‥‥と探してみると、見られそうなのは上に掲げた、21年6月7日撮影のもののほか、数枚くらい。足かけ7年前とは、ずいぶんご無沙汰してしまったものです。

写真を眺めていたら、水が温み、葉の色も鮮やかになる新緑の季節に、久しぶりに訪ねてみたくなりました。遠目には布団をかぶせたような、どこかふわりとした質感の緑のライン、大屈曲のアウトラインを走る堤防が、大地の裾に吸い込まれてゆく独特の風情に、変わりはないでしょうか。

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(市川名所)鴻之臺附近江戸川ノ清流(水月堂發行)
宛名・通信欄比率1:1、大正7年4月以降の発行

上の写真と近い角度から撮った絵葉書があったことを思い出して、アルバムをひっくり返してみました。すでに「利根川高瀬舟の写真四題」でも、国府台を題材にした昔の絵葉書を2点紹介しているので、併せてご覧ください。

端舟を曳いた高瀬舟が、順風を得て続々と遡上する光景! これがカラーだったら、満々と風をはらんだ白帆が、バックの緑に映えて、目に沁みるような美しさだったことと思います。当時の写真師にも、「絵になる風景」として認識されていたのでしょうね。また、仮に撮影が大正の半ばだったとして、江戸時代とさして変わらぬ舟航風景が展開されていたことにも、興味を大いにそそられるものがあります。

関東はともかく、目を全国に広げれば、平野で山を間近に見る、あるいはちょっとした高台が迫る可航河川というのは、多くないとはいえ、決して珍しいものではないでしょう。

それでも、国府台にどこか「別格」という感じがしてしまうのは、自艇の行動範囲内という身内びいきもありましょうが、ここが関東の大水運時代を支えた、メインライン中のメインラインであったことが大きいと思います。大型川船がひきもきらず上下し、白帆が絶えることのなかった大河だったからこそ、こういった絵葉書の題材として、たびたび取り上げられたのではないでしょうか。

船影濃かったかつてはもちろん、今なお水路の名勝であることは疑いのない国府台ですが、いにしえを思い起こさせるイメージがあると、興趣ますますそそられるものがあります。おりしも水ぬるむ季節、金町の取水塔とあわせて、河水洗う新緑の台地を久しぶりに訪ねてみたいものです。


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タグ : 江戸川 利根川高瀬舟 絵葉書・古写真 国府台