10月10日の江戸川閘門
(『江戸川閘門のディテール…4』のつづき)

●出渠後、10月10日に見た帰路の川景色を少し。上は本流からの江戸川水閘門遠望。この朝はあいにくの薄曇りで、少し肌寒いほどでしたが、朝靄にけぶる水門風景は風情があって、よいものでした。
4日と違って水位差があるので、例によって楽しみながら通ろうと、さっそく魚探の感をチェック。
入閘時4.8m、出閘時3.1mと、数字の上ではその差1.7mという結構な閘程でしたが、自分の感覚ではせいぜい1.2mといったところで、そんなに下がった気がしませんでした。魚探がおかしかったのか、それとも気泡や底質で、エコーが狂わされていたのかしら。

●いつもと違ったのは、排水が終わって水位の低下が止まったものの、すぐ開くはずの後扉室のゲートが、なかなか開かなかったこと。
その間ほんの数分でしたが、艇とともに閉じ込められた格好になったわけで、さすがに閘門好きとはいえ、ちょっと不安になったものです。係の方がお手洗いにでも立たれていたのかな? しかし、今考えてみると、シーンと静まり返った閘室の雰囲気は一種独特で、貴重な体験ではありました。

●藤代繁造船所の前を通ると、4日は河道上にもやっていた測量船「たんかい」が、船台が空いたようで上架していました。
二つのプロペラを外して、軸系の修理をしているようですね。カタマランの水線下の形も興味深く、いいタイミングで出会ったと嬉しくなりました。

●荒川を横断して砂町運河へ入ると、ちょうど独航艀「第二十三芝浦丸」が進入するところに出くわしました。過去にも何度か出会ったことがある(『4月2日の川景色…7』参照)、おなじみの船影です。
低い爆音を轟かせて、ゆっくりと重量感ある走りぶり。ウェーキにつけて排気の匂いを嗅ぎながら、新砂水門を通りました。
【撮影地点のMapion地図】
(27年10月10日撮影)
(この項おわり)

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4日と違って水位差があるので、例によって楽しみながら通ろうと、さっそく魚探の感をチェック。
入閘時4.8m、出閘時3.1mと、数字の上ではその差1.7mという結構な閘程でしたが、自分の感覚ではせいぜい1.2mといったところで、そんなに下がった気がしませんでした。魚探がおかしかったのか、それとも気泡や底質で、エコーが狂わされていたのかしら。

●いつもと違ったのは、排水が終わって水位の低下が止まったものの、すぐ開くはずの後扉室のゲートが、なかなか開かなかったこと。
その間ほんの数分でしたが、艇とともに閉じ込められた格好になったわけで、さすがに閘門好きとはいえ、ちょっと不安になったものです。係の方がお手洗いにでも立たれていたのかな? しかし、今考えてみると、シーンと静まり返った閘室の雰囲気は一種独特で、貴重な体験ではありました。

●藤代繁造船所の前を通ると、4日は河道上にもやっていた測量船「たんかい」が、船台が空いたようで上架していました。
二つのプロペラを外して、軸系の修理をしているようですね。カタマランの水線下の形も興味深く、いいタイミングで出会ったと嬉しくなりました。

●荒川を横断して砂町運河へ入ると、ちょうど独航艀「第二十三芝浦丸」が進入するところに出くわしました。過去にも何度か出会ったことがある(『4月2日の川景色…7』参照)、おなじみの船影です。
低い爆音を轟かせて、ゆっくりと重量感ある走りぶり。ウェーキにつけて排気の匂いを嗅ぎながら、新砂水門を通りました。
【撮影地点のMapion地図】
(27年10月10日撮影)
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