10月4日の新中川…2
(『10月4日の新中川…1』のつづき)
●でまあ、新中川といえば明和橋ということで、何度も恐縮なんですが、秋晴れの下とくれば、なおのこと魅力に抗しきれず、ずるずるとここまで来てしまいました。
折よく、桁下ギリギリですり抜けてきた、クルーザーの通航シーンもものすることができて、ちょっとトクした気分。久方ぶりの邂逅とあって、鼻腔はふくらむばかりであります。

●迫って仰げば、はすになった構造がことさら強調されて、その交錯するさま、実に魅力的です。
見上げたときの佳さは、径間長にくらべ、構造の天地寸法を高めに取ってあるところが大きいでしょう。また桁下高が低いのも手伝って、間近に眺めた際、実際より雄大に感じられることもあるように思えます。もしこれが、視点を計算しつくされてのデザインだとしたら、敬服のほかありません。

●毎度のことながら、この六角柱も効いているよなあ‥‥。
明和橋、各所にライトアップのための照明が仕込まれているのですが、この六角柱も側面を照らすライトが各4組収められた、いわばランプケースを兼ねています。このあたりも実に几帳面というか、周到な感じがして、好感を抱いてしまうのです。
●さて、いい加減寄り道を切り上げて、旧江戸川に復さなければなりません。新中川名物の一つである、河畔の繋留場を眺めながら下航。
プレジャーが目立つ杭列の中に、好みのごつい小型曳船‥‥いや、通船かな? とにかく、鋼製の業務船を発見。トラロープなど資材がところ狭しと積まれた甲板、高々と船尾周りを囲うブルワークと、働き者の風情。船名は「オーシャン1」と、少々ハイカラではあります。

●ふたたび今井水門をくぐり、扉体の裏側というか小口というか、本でいう卦下の部分を見上げて一枚。洗浄装置のノズルがズラリと並ぶさま、艇からでなくては味わえない、水上の贅の一つ、といってもいい過ぎではないでしょう。
(27年10月4日撮影)
(『10月4日の旧江戸川…4』につづく)

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折よく、桁下ギリギリですり抜けてきた、クルーザーの通航シーンもものすることができて、ちょっとトクした気分。久方ぶりの邂逅とあって、鼻腔はふくらむばかりであります。

●迫って仰げば、はすになった構造がことさら強調されて、その交錯するさま、実に魅力的です。
見上げたときの佳さは、径間長にくらべ、構造の天地寸法を高めに取ってあるところが大きいでしょう。また桁下高が低いのも手伝って、間近に眺めた際、実際より雄大に感じられることもあるように思えます。もしこれが、視点を計算しつくされてのデザインだとしたら、敬服のほかありません。

●毎度のことながら、この六角柱も効いているよなあ‥‥。
明和橋、各所にライトアップのための照明が仕込まれているのですが、この六角柱も側面を照らすライトが各4組収められた、いわばランプケースを兼ねています。このあたりも実に几帳面というか、周到な感じがして、好感を抱いてしまうのです。

プレジャーが目立つ杭列の中に、好みのごつい小型曳船‥‥いや、通船かな? とにかく、鋼製の業務船を発見。トラロープなど資材がところ狭しと積まれた甲板、高々と船尾周りを囲うブルワークと、働き者の風情。船名は「オーシャン1」と、少々ハイカラではあります。

●ふたたび今井水門をくぐり、扉体の裏側というか小口というか、本でいう卦下の部分を見上げて一枚。洗浄装置のノズルがズラリと並ぶさま、艇からでなくては味わえない、水上の贅の一つ、といってもいい過ぎではないでしょう。
(27年10月4日撮影)
(『10月4日の旧江戸川…4』につづく)

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