中島閘門ふたたび…3
(『中島閘門ふたたび…2』のつづき)

●閘室を出しな、戸袋に収まった前扉室扉体をちらりと。二枚の扉体が斜接する部分、木製の水密材が取り付けられているのがよくわかります。
手前、水密材の色が明るくなった部分は、接触でかかった圧にむらがあったのか、摺動で表面が摩耗したのでしょうか。いずれにせよ、水圧で大きく複雑な力が狭い面積にかかっていることが想像され、興味を惹かれるものがありました。

●こちらは閘室を出た直後、左舷側を振り返って眺めた放水路ゲート。閘門とは背割堤を挟んで平行した位置にあり、ご覧のとおりスライドゲートが7径間あります。
こちらも操作室同様、きれいに塗り替えられたようです。それだけでなく、巻上機や扉体も更新されたような‥‥。19年8月8日の写真(右)とみくらべてみると、扉体はともかく、すべてのゲートの巻上機が電動化され、傷みの激しかった面目を一新していました。

●離れゆく中島閘門を、船尾から名残惜しく見送って。クリーム色に塗られた、肉厚で味のある高欄を持つRC橋の名前は、何と永代橋! 簡素な橋の多い富岩運河にあって、ささやかながら外観に意を用いたことがうかがえる橋です。
閘門上流の水深はいかが、と魚探の感をのぞいてみると、1.26m。水深にくらべてレンジを深く取ってあるせいか、水底の状態はよくわかりませんでしたが、さっき見た下流より波打っているのは確か。こちらもまた、土砂の堆積が進んでいるのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(27年6月20日撮影)
(『富岩運河で遊ぶ…10』につづく)

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●閘室を出しな、戸袋に収まった前扉室扉体をちらりと。二枚の扉体が斜接する部分、木製の水密材が取り付けられているのがよくわかります。
手前、水密材の色が明るくなった部分は、接触でかかった圧にむらがあったのか、摺動で表面が摩耗したのでしょうか。いずれにせよ、水圧で大きく複雑な力が狭い面積にかかっていることが想像され、興味を惹かれるものがありました。


こちらも操作室同様、きれいに塗り替えられたようです。それだけでなく、巻上機や扉体も更新されたような‥‥。19年8月8日の写真(右)とみくらべてみると、扉体はともかく、すべてのゲートの巻上機が電動化され、傷みの激しかった面目を一新していました。


閘門上流の水深はいかが、と魚探の感をのぞいてみると、1.26m。水深にくらべてレンジを深く取ってあるせいか、水底の状態はよくわかりませんでしたが、さっき見た下流より波打っているのは確か。こちらもまた、土砂の堆積が進んでいるのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(27年6月20日撮影)
(『富岩運河で遊ぶ…10』につづく)

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