4月29日の閘門様

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今日は久しぶりに江東内部河川を巡ってきました。朝は少し晴れ間がのぞいたものの、お散歩中は終始薄曇り、午後帰港してからまた晴れたという、ちょっとくやしい展開でしたが、事故もなく楽しんできました。

よい陽気のせいか、お客さんを満載した観光船や、水路めぐりのカヤックにもたびたび行き会い、なかなか賑やか。ここしばらく夏日が続きましたから、陽射しにあぶられない分、水路観光の皆さんには、薄曇りの方がかえって快適だったかもしれませんね。

おなじみ閘門様も、変わらぬ威容でゲートを開いて迎えてくれました。久しぶりの閘門通航、天気はベストといかないまでも、機嫌の悪かろうはずはありません。途中で興味を惹かれるあれこれに出会うこともできたので、近々垂れ流しに及びたいと思います。

(27年4月29日撮影)

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タグ : 荒川ロックゲート 閘門

煙突の煙を見ると

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遊びブネの道に入ると、関心を持たざるを得ないのが、気象海象や観天望気についてのあれこれなんですが、中でも風力階級‥‥ラジオの天気予報に出てくる「北西の風、風力3」といったアレ、自分の場合、なぜか煙突の煙がたなびく様子を描いた挿し絵とともに、思い出されることが多いんですよ。

海技免状の講習では、波浪の状態を主に習った記憶があるので、恐らく子供のころの教科書の挿し絵か何かが、偶然記憶に残ったと思うのですが‥‥。

しかし、改めて自分の身近を見まわしてみると、清掃工場にお風呂屋さんと、煙突こそあちこちで目にするものの、風力の指標になるほど煙をもうもうと吐いているそれは、ほとんど見当たらないのです。

規制が厳しくなったのもあるでしょうが、燃焼や排気清浄の技術が進歩して、煙突は煙を吐かなくなったのですね。「煙突」という名前を考え直さなくてはいけなくなる日も、近いのかもしれません。

ですから、たまに湾奥海上や神奈川の京浜運河へ出て、工業地帯で煙を吐いている煙突に出会うと、どこかイメージ通りの安心感というか、親しみを覚えるのかもしれません。見上げた煙突が、写真のようにほぼ真っ直ぐ煙を立ちのぼらせていれば、波もなく風も穏やかな証拠、鼻歌も出ようというものです!

写真の状態なら、風力階級でいえば0から1、風速は最大でも1.5m毎秒ほどですね。抜けるような青空にもかかわらず、終日平穏であったのは、真冬の贅というべきでしょう。水の上に在る限り、煙突から真っ直ぐに煙が立ちのぼるような、静穏極まりない好天を望みたいものであります。

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気づけば十年

135091.jpg来月で、ブログを始めてから十年になります。

欲望のおもむくまま徘徊しては、好きなことを好きなだけ垂れ流してきただけですので、ことさら騒ぐようなことは何もないのですが、ブログ以前は日記を付ける習慣すらなかっただけに、振り返ってみると感慨がないわけではありません。

思えばこの十年、多くの方々にお世話になり、お陰さまで楽しく過ごさせていただくことができました。厚く御礼申し上げます。

また、この道楽に理解を示してくれ、暖かく見守ってくれた家族、そして、下手な操船にもよく応え、水路行をともにしてくれた我が艇にも。本当にありがとう。

最近、寄る歳波とまではいかないものの、船頭も艇もくたびれてきたなあ、と感じることがたびたびになりました。当たり前ですが、経た年月相応にトシを取ったのです。

こんなことを書くと、遊びブネ道何十年の先輩からは、「若造め、まだ十年早い!」と怒られるかもしれませんね。ともあれ、オリンピック開催が決まったことで、ますます変貌著しくなりそうな水路たちを、これからも折に触れて訪ね、また楽しんでゆきたいと思っています。今後とも、よろしくお願いいたします。

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タグ : 中村川 高架下水路

3月29日のお花見水路…10

(『3月29日のお花見水路…9』のつづき)

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目黒川のシンボルともいえる目黒新橋の上は、橋上から桜並木を眺める皆さんで大賑わい。水面との比高も手伝い、さぞ見事な眺めでしょう。

艇から見ても、重厚なアーチの向こうにのぞく、絢爛たる咲きっぷりに惹かれるものがあり、浅瀬が始まっているにもかかわらず、もうちょっと、と吸い寄せられてしまうほどでした。

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170048.jpg桜密度の高まりと、橋上の人出の多さを見ていると、むしろ目黒新橋より上流が本番のように思えてしまうほど。加えて比高が増しているのに、水面近くまで垂れ下がっている枝は、こちらの方が多い気が‥‥。いや、これは遡上できないヒガ目なのかもしれません。神田川の江戸川橋から上同様、可航区間でないことが本当に惜しまれますわ!

吸い寄せられるように、じりじりと目黒新橋との距離を詰めていたら、魚探が写真の1.4mから、直後いきなり感を拾わなくなって一面真っ赤に。おっとと‥‥これは危ないと、そのまま後進をかけてしばらく後ずさってから転回、ことなきを得ました。

170049.jpg帰路、以前芝浦西運河で出会った(『6月3日の芝浦運河地帯…1』参照)、尾翼とエンジンポッド付きという奇抜なスタイルの艇、「Captain Shin」と反航。

航行中に出会ったのは、これが初めてかも。舷側のハッチ、上向きに開くのですね。こちらもお客さんと手を振り合って別れました。



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京浜運河に出たところで、おなじみレディ・クリスタルの出港シーンに出くわしました。潮位の高い時間帯とあって、レーダーマストを倒し、最微速でそろりそろりと、いつもの優美な雰囲気とは違った慎重な表情。

我が艇にとっては、頭上はるかな桁下高に思える新幹線のトラスも、本船ともなれば、要注意の低さであることが実感できる一幕ではありました。
撮影地点のMapion地図

(27年3月29日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 目黒川 京浜運河

3月29日のお花見水路…9

(『3月29日のお花見水路…8』のつづき)

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170042.jpgおっと、一つ積み忘れです。谷山橋上流では、まだ台船がいて、護岸工事が続いていました。23年の「7月24日の目黒川」、26年の「6月14日の目黒川…8」とくらべても、護岸が少しづつ更新されてゆく様子がわかりますね。

さて、先行艇の航跡をたどりつつ、微速で西五反田3丁目付近の屈曲へ突入。遡上するほどに、川面に低く垂れた満開の枝が目立つようになってきて、目黒川可航部のハイライトシーンといってもいいほどです。

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目黒雅叙園のあたりで、大横川ばりに目の高さまで迫る枝を、うまくとらえることができました。何しろ基礎護岸があるので、相当張り出してくれないと、鼻先をかすめる面白さは堪能できません。しかし、満開ぶりは文句なしに、目黒川に軍配を上げざるを得ませんね! 

170044.jpg太鼓橋の手前で、先行艇は回頭して引き返してゆきました。電動艇となれば、喫水は船外機艇にくらべて深いはずですから、最近とみに浅くなった目黒新橋付近を避けるのは無理もありません。

両岸にはぼんぼりがズラリと下げられ、橋上にもたくさんのお花見客が行きかって、お祭り気分満点といったところ。我々にもカメラならぬスマホがしきりに向けられ、皆さんの呼びかけに手を振って応えつつも、ちょっと気恥ずかしいところではあります。

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太鼓橋の上流側から、下流をのぞき込んだ一枚。水面上に大きく垂れた満開の枝が圧縮されて、密度の濃さが実感できる角度。川面からの比高はあるにせよこの量感、曇り空を押してきた甲斐があったと、しみじみ眺めたことではありました。
撮影地点のMapion地図

(27年3月29日撮影)

(『3月29日のお花見水路…10』につづく)

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タグ : 目黒川 台船