「隅田川橋梁」初くぐり
(『「橘丸」を眺めて…2』のつづき)
●去る5月8日、中央径間がクレーン船で一括架設されたことにより、橋としての姿を現した仮称「隅田川橋梁」。くぐり初めしながら、その威容を堪能してみるとしましょう。
逆光気味の中、中央径間の下に、すでに第一橋でなくなった勝鬨橋をのぞき見て、まずはしみじみ。橋一つ増えるということは、大川口の印象をこんなにも大きく変えるとことなのだなあ‥‥と、感慨を新たにしたことではありました。

●さて、前後に通航船のないことを確認してから、おもむろにほぼ真ん中を失礼して、初くぐり。
アーチは垂直でなく、外側に倒れこんだような格好で造られているため、見上げるとちょっと不安定だなあ、というのが第一印象。はなからくさすようで恐縮ですが、アーチ同士を結ぶ梁がないのも、どこか華奢な感じで、不安定さを助長しているのかもしれません。クルマで渡るときは、かえって圧迫感がなくて、いいかもしれませんね。

●初くぐりということで、気になるのはやはり、裏側を仰いだときの光景です。おお、これは面白い造りですね。両側の歩道が、持ち送りで主桁から離されて設けられており、裏から見るとハシゴ状をなしています。
桁裏のほとんどは、ご覧のとおり足場でおおわれていましたが、どことなく軽快でつるりとした印象。桁下高は先輩の各橋にくらべても余裕がありそうで、通航船艇にとってはありがたいことではありますね。

●くぐり終わり、上流側に抜けたところで、陽射しに輝くいいお顔を。ええと、写真右手の築地側が低く、左の月島側に向かって、ゆるく勾配がついている‥‥んですよね?
ううん、じっと見ていると、自分の中の垂直・水平の基準がアイマイになってきそう‥‥。ともあれ、これから末永くお世話になりますので、どうぞよろしく。
【撮影地点のMapion地図】
(26年6月14日撮影)
(『隅田川派川にて』につづく)

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逆光気味の中、中央径間の下に、すでに第一橋でなくなった勝鬨橋をのぞき見て、まずはしみじみ。橋一つ増えるということは、大川口の印象をこんなにも大きく変えるとことなのだなあ‥‥と、感慨を新たにしたことではありました。

●さて、前後に通航船のないことを確認してから、おもむろにほぼ真ん中を失礼して、初くぐり。
アーチは垂直でなく、外側に倒れこんだような格好で造られているため、見上げるとちょっと不安定だなあ、というのが第一印象。はなからくさすようで恐縮ですが、アーチ同士を結ぶ梁がないのも、どこか華奢な感じで、不安定さを助長しているのかもしれません。クルマで渡るときは、かえって圧迫感がなくて、いいかもしれませんね。


桁裏のほとんどは、ご覧のとおり足場でおおわれていましたが、どことなく軽快でつるりとした印象。桁下高は先輩の各橋にくらべても余裕がありそうで、通航船艇にとってはありがたいことではありますね。

●くぐり終わり、上流側に抜けたところで、陽射しに輝くいいお顔を。ええと、写真右手の築地側が低く、左の月島側に向かって、ゆるく勾配がついている‥‥んですよね?
ううん、じっと見ていると、自分の中の垂直・水平の基準がアイマイになってきそう‥‥。ともあれ、これから末永くお世話になりますので、どうぞよろしく。
【撮影地点のMapion地図】
(26年6月14日撮影)
(『隅田川派川にて』につづく)

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