25年度川走り納め…7

(『25年度川走り納め…6』のつづき)

141066.jpg東雲北運河に入り、八枝橋をくぐると、今までかすかにさざ波の立っていた水面が一変、航跡で乱すのも、もったいなくなるような滑らかさに。一本入った脇道ということもあって、通る艇もなく、両岸もしんと静まり返り、年末休みらしい運河風景。

静かな水面に姿を映して、ゴミ運搬でおなじみ、緑の曳船がもやっています。これも機械室ケーシング後端に、松飾りを一本立てていました。この船社の曳船は、いつもキレイにしてもらっていますね。

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141069.jpg川走り納め、やはり最後のシメは、おなじみ古賀さんへのご機嫌伺いで。早くも傾きつつある午後の陽射しを浴びて、まばゆいばかりのバージたちとヤードクレーン群、いつ見てもいいものです。

バージは、「第六ふみ丸」「第七高取丸」の二隻がもやっていました。すぐ横を微速で航過しつつ、松飾りは‥‥と探すと、ありました! 舵軸の上というのが、航行安全への願いが込められているようで、いいですね。

141070.jpg古賀オールのすぐ南側にある砂潮橋は、中央径間の一部を残し、桁をすっぽり足場で覆われて、ご覧のとおり補修工事中です。

一度、平日にお休みをもらって、古賀オールに接岸するバージの航行する姿を、この橋の上からものしてやろうとたくらんでいるのですが、足場が取れるまで我慢した方がよさそうですね。イヤ、それ以前に、日中はもろに逆光か‥‥などと、橋をくぐりながらブツブツ。

短時間でしたが、最高の水路日和に恵まれて、楽しい川走り納めとなりました。水路とフネブネにとって、来年もよい年であることを願いつつ、スロットルをコツンと入れて微速前進、母港へと舵を切ったのでありました。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 東雲北運河 曙北運河 曳船 古賀オール

25年度川走り納め…6

(『25年度川走り納め…5』のつづき)

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隅田川派川に入り、相生橋をくぐったところで振り返って。佃島のリバーシティ21を中心としたマンション群、かつては新しい河畔の風景を代表する存在でしたが、今やこのあたり、水路沿いのどこを見上げても高層マンションが林立する時代となり、埋もれ気味の感すらありますよね。

141062.jpg水路沿いの大型マンションというと、個人的には真っ先に思い出してしまうのが、むしろこちら。運河の大交差点、六叉流に面した「木場南スカイハイツ」(名前はMapion地図で見て、初めて知りました)。化粧品のCMでロケ地にもなったので、ご存知の方も多いと思います。

平成のはじめ、三浦から東京の水路を初訪したころ、運河畔で水面に姿を映してそびえる、その巨大壁のような威容と、戸数の多さには圧倒されたものでした。

そのときの印象がよほど鮮やかだったのでしょう、水辺の集合住宅というと、天を突くようにそびえる今風のタワーマンションより、こちらが脳裏に浮かんでしまうのです。

141063.jpg「木場南スカイハイツ」を左手に見上げながら、護岸に沿って舵そのままで直進。東雲北運河に寄り道してゆきましょう。

進入直前、平久運河の南口をふと見てみると、いや、ずいぶん整備が進んだものだなあ‥‥と、一瞬しみじみ。両岸にはテラスがすっかり完成し、かつて錆色の波板が目立っていた倉庫は跡形もなく撤去され、白い小ぎれいな住宅らしきものが建っていました。


141064.jpg水面に張り出していた部分を切り取られながらも、まだ波板張りの倉庫が健在だった、22年9月4日の平久運河南口(『東雲北運河に拾う…1』参照)。テラスは矢板が打ち込まれた段階で、まだ工事中のころです。

20年9月28日、過去ログ「平久運河に拾う…1」には、水面上の張り出しがあったころの写真を載せてありますので、ご参考まで。毎度同じことをくり返して恐縮ですが、ここ数年の風景の変わりぶり、本当に驚かされますね。

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そして旧ヒロタキ。クレーンが切断された(『ヒロタキのクレーンが!』参照)後も建屋はそのまま、ご覧のとおり、清掃関連の事業用車のガレージとなっています。地図上では、ヒロタキの名前は残されているので、所有者は変わらず、土地と建物のみ環境局に貸しているのかもしれませんね。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『25年度川走り納め…7』につづく)

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タグ : 隅田川派川 平久運河 東雲北運河 ヒロタキ

25年度川走り納め…5

(『25年度川走り納め…4』のつづき)

141056.jpg蔵前橋をくぐったあたりで、下航する「ヒミコ」に追いつきました。十分に間合いを取りながら、船長さんに軽く会釈しつつ、そろりと追い抜きにかかります。

シルバーの船体が陽射しににぶく光って、ほれぼれする航走シーン。そういえば、僚船「ホタルナ」とは、まだ河上で出会ったことはないなあ‥‥。



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141058.jpgリニューアル後の両国橋、きちんと写真を撮っていなかった気がするので、くぐりざまにパシャパシャと。橋脚の上にあるバルコニーの下、あの段々形(?)になったケーシングが取り去られ、だいぶ軽快になりましたね(過去ログ『10月9日の川景色…1』ほか参照)。

グレー一色とは、ずいぶん地味な塗装のような気もしますが、かつての赤+緑よりはずっと似合う感じで、バルコニーの改装とあいまって、質実剛健な鋼桁橋らしさを引き出しているように思えます。

141059.jpg隅田川大橋の西詰を見上げて、ちょっと惹かれるものがあったので一枚。

厚みの薄いビル2棟に挟まれて、カーブなのも手伝い、すり抜け感が強調されているように感じられたのです。ここの首都高を走っていると、うねうねとビルの谷間を抜けた瞬間、眺望がパッと開けて、爽快感がありますよね。


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永代橋を前にしたところで、「リバータウン」が遡上してきました。いや、はたから見ても桁下高ギリギリ、思わずスロットルを戻して留まり、「本当にくぐれるのかな?」と、見守ってしまったほど。

安全第一の定期旅客船ですから、このあたり抜かりないとは思いますが‥‥。水上バスの船長さんたちは、何らかの方法で、リアルタイムで潮位を把握されているのかしら‥‥と、素人の妄想が始まってしまうような、見事なすり抜けぶりでした。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『25年度川走り納め…6』につづく)

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タグ : 隅田川 水上バス

「クイーンリバー」時代の「カワセミ」の写真を‥‥

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‥‥撮っていたのに、たった今気づかされました! 写真を整理していて、「あれ? これは!」と、まあ驚いたのなんの。

2年と少し前、『水上バス「カワセミ」のこと』でも触れたように、ZENさんに「カワセミ」の前身が「クイーンリバー」であることをご教示いただいたのですが‥‥。それ以前、21年9月12日の大阪訪問時に、すでに河上で出会っていたとは。まったくお恥ずかしいかぎりです。

ご覧のとおり、ブレブレの不出来な写真ではありますが、「カワセミ」君の帰京前の姿が記録できていたとは、嬉しいことには違いありません。写真の順番から見ると、天神橋をくぐった直後、土佐堀川(『浪花濃厚水路…3』参照)で撮ったようですね。

改めて眺めてみると、ピンクと白の塗装が色あせた感じで、全体的にちょっとくたびれた風ですが、今とはまた違った、船齢相応のカンロクがあるようにも見えます。ともあれ、これからも「クイーンリバー」時代に負けない、縦横の活躍を見せていただきたいものです。


(21年9月12日撮影)

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タグ : 土佐堀川 大阪水上バス 水上バス カワセミ

25年度川走り納め…4

(『12月29日の綾瀬川…7』のつづき)

141051.jpg隅田川に出ました。こちらも穏やかで、ぬらぬらとした感触の水面が、午後の陽光を反射して爽快な川面。水神大橋をくぐって下航開始です。

振り返って見上げた水神大橋、アーチ部分の表面に、塗装のはがれた部分がいくつか見られますね。そろそろ塗り替えどきなのかもしれません。



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141053.jpgプレーニングで遡上してくる艇がいるな‥‥と見ていたら、えらいスピードでたちまち正横に。湾岸署の警備艇「はくちょう」でした。グレーの塗装は引き締まった感じがして、いいですね。

下って桜橋、言問橋と過ぎると、両岸のテラスにもちらほら人影が見られるようになってきました。言問橋を振り返ると、若草色の桁が陽射しに輝いて、なかなかの表情。やっぱり橋を眺めるのは、冬の晴れた日に限りますね!

141054.jpgさて、おなじみ都観光汽船の浅草乗り場、入りはいかがと行き足をゆるめてのぞいてみると、やはり行列のできる賑わい。

少し下ったところで行き合った水上バス「竜馬」もまずまずの乗船率、好天下とあって、皆さん川景色を楽しまれたことでしょう。



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撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『25年度川走り納め…5』につづく)

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タグ : 隅田川 警備艇 水上バス